パーシャンフローラ（1991年生、母エゾホーザン）

パーシャンフローラ（1991年5月18日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のパーシャンボーイ（当時9歳）と交配したエゾホーザンが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は（有）サンシャイン牧場。戦績は、中央平地39戦3勝2着5回。主な勝ち鞍は1995年の勿来特別(500万下牝)。

経歴

デビュー前

柄崎義信厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1994年）

1月6日、デビュー戦は菊沢隆徳騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（中山ダート1200m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。16頭立ての5番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では賦性の敢闘精神でゴールまで頑張り、4着に入った。

1月23日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の4歳新馬（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（1戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず5着に敗れた。

2月14日、中2週で迎えた3戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、4歳未勝利（東京ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では異次元の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のトウショウカレラを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月12日、中3週で迎えた4戦目は、4歳500万下の桜草特別（中山芝1200m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で的場均騎手（1戦1勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（2戦0勝）。14頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

5月29日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、4歳500万下（東京ダート1600m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（3戦0勝）。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

6月18日、中2週で迎えた7戦目は、杉浦宏昭騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のクレマチス賞（福島芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず9着に終わった。

7月2日、中1週で迎えた8戦目は、4歳500万下（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で杉浦宏昭騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月6日、中4週で迎えた9戦目は、4歳以上500万下の留萌特別（札幌芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に終わった。

8月13日、連闘で迎えた10戦目は、小林徹弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（札幌芝1800m 曇/良）に出走。13頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

9月4日、中2週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（5戦0勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では速い脚を使えず11着に敗れた。

10月9日、中4週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は的場均騎手（2戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したボルアンドラーバを捕まえ切れず、1馬身1/4差の2着となった。

10月30日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で的場均騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ4着に沈んだ。

11月20日、中2週で迎えた14戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、抜け出したナイステンパランスに半馬身届かず2着に敗北した。

12月3日、中1週で迎えた15戦目は、菊沢隆仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の高山特別（中京芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと押しが利かず、5着に終わった。

4歳（1995年）

1月5日、中4週で迎えた16戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は的場均騎手（4戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

3月11日、中8週で迎えた17戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の御在所特別（中京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（6戦0勝）。15頭立ての5番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は力尽きて14着に敗れた。

3月26日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（7戦0勝）。13頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

4月22日、中3週で迎えた19戦目は、5歳以上500万下の二本松特別（福島芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（8戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

5月6日、中1週で迎えた20戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下の勿来特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（9戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバラードシンガーに1馬身3/4の差をつけて優勝

6月10日、中4週で迎えた21戦目は、5歳以上900万下（東京芝1600m 曇/重）に出走。鞍上は的場均騎手（5戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったエゴイストに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

6月24日、中1週で迎えた22戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で5歳以上900万下の松島特別（福島芝1800m 曇/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に敗れた。

8月5日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の江差特別（函館芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（10戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は失速してしまい7着に敗れた。

8月20日、中1週で迎えた24戦目は、4歳以上500万下の北洋特別（函館芝1800m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（11戦1勝）。16頭立ての4番人気に推されて14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚が止まってしまい10着に敗れた。

9月9日、中2週で迎えた25戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

10月1日、中2週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた26戦目は、4歳以上500万下の里見特別（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（12戦1勝）。13頭立ての7番人気で大外13番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい12着に敗れた。

10月22日、中2週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた27戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 曇/良）に出走。13頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で郷原洋司騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい11着に敗れた。

5歳（1996年）

1月6日、中8週で迎えた29戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は菊沢隆徳騎手（13戦1勝）。15頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり7着に終わった。

1月27日、中2週で迎えた30戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢隆徳騎手（14戦1勝）。13頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛進したが、勝ったエビスリベロにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

2月11日、中1週で迎えた31戦目は、5歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で菊沢隆徳騎手（15戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したエーコーエクセルを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

2月24日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の5歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菊沢隆徳騎手（16戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のオークショットをハナ差振り切って優勝

7月7日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた33戦目は、小林久晃騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下の彦星賞（中山ダート1800m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に終わった。

8月3日、中3週で迎えた34戦目は、4歳以上900万下（函館ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林久晃騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

8月24日、中2週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた35戦目は、4歳以上900万下の八雲特別（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林久晃騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で大外16番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

9月8日、中1週で迎えた36戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の津軽海峡特別（函館芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林久晃騎手（3戦0勝）。12頭立ての11番人気で大外12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい10着に終わった。

10月19日、中5週で迎えた37戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり5着に終わった。

11月24日、中4週で迎えた38戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に終わった。

12月8日、中1週で迎えた39戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。