サッチン（2014年生、母ベラルーナ）

経歴

デビュー前

1歳のとき、上村清志から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって756万円で落札された。2歳のとき、日本中央競馬会から「JRAブリーズアップセールサラブレッド2歳」に上場され、由井健太郎によって626.4万円で落札された。

古賀慎明厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2016年）

7月23日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（福島芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は430kg。15頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを12番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月3日、中5週で迎えた2戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入った。

11月5日、中8週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で内田博幸騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず8着に終わった。

11月19日、中1週で迎えた4戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で内田博幸騎手（2戦0勝）。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、5着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定の2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は4戦連続で内田博幸騎手（3戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に敗れた。

3歳（2017年）

2月18日、中9週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で内田博幸騎手（4戦0勝）。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず7着に終わった。

3月25日、中4週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、加藤祥太騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（中京芝2000m 曇/良）に出走。18頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月22日、中3週で迎えた8戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。17頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では驚異的な末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のディスパーションを3/4馬身振り切って待望の初白星を挙げた。

5月20日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた9戦目は、牝馬限定3歳500万下のカーネーションカップ（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大野拓弥騎手（1戦1勝）。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

8月13日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg戻して迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大野拓弥騎手（2戦1勝）。17頭立ての10番人気で大外17番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを11番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、5着に入り込んだ。

8月27日、中1週で迎えた11戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り晴/良）に49kgの軽斤量で出走。18頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、6着に終わった。

10月7日、中5週で迎えた12戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（東京芝1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（3戦1勝）。18頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には届かず14着に終わった。

10月28日、中2週で迎えた13戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では目立つような脚を使えず9着に終わった。

12月9日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長岡禎仁騎手（1戦0勝）。18頭立ての15番人気で17番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の大外を通りながら4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず13着に終わった。

4歳（2018年）

1月20日、中5週で迎えた15戦目は、野中悠太郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山芝2200m 外回り曇/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で5番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

3月25日、中8週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は大野拓弥騎手（4戦1勝）。17頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず16着に終わった。

6月25日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から11kg増やして迎えた17戦目は、坂口裕一騎手を鞍上に迎えて、震災復興子ども達に夢と笑顔を（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。9頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず5着に終わった。

7月7日、中1週で迎えた18戦目は、レインボーカップターフチャレンジ（盛岡ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではシャープな伸び脚で猛追したが、勝ったコスモロングソードに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月21日、中1週で迎えた19戦目は、レインボーカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では力強い脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた20戦目は、ホウセンカ賞（盛岡ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた21戦目は、ムーンライトカップ（水沢ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（4戦0勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月23日、中4週で迎えた22戦目は、高橋悠里騎手を鞍上に迎えて、長月特別（盛岡ダート1600m 晴/重）に出走。11頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず10着に敗れた。

10月7日、中1週で迎えた23戦目は、菅原辰徳騎手を鞍上に迎えて、初雁特別（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず7着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた24戦目は、OROターフ特別（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は坂口裕一騎手（5戦0勝）。9頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい5着に敗れた。

12月2日、中5週で迎えた25戦目は、仲冬特別（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂口裕一騎手（6戦0勝）。12頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

12月10日、連闘で迎えた26戦目は、岩手競馬2018クライマックスシリーズ（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で坂口裕一騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

5歳（2019年）

4月7日、約4か月の休み明けで迎えた27戦目は、一般C2七（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂口裕一騎手（8戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚が振るわず9着に敗れた。

4月21日、中1週で迎えた28戦目は、一般C2八（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で坂口裕一騎手（9戦0勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

5月4日、中1週で迎えた29戦目は、一般C2十（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で坂口裕一騎手（10戦0勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではビュッと切れる脚で追い上げたが、勝ったヒロノストロングに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

6月3日、中3週で迎えた30戦目は、一般C2六（盛岡ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で坂口裕一騎手（11戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず5着に終わった。

6月17日、中1週で迎えた31戦目は、一般C2十一（水沢ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は8戦連続で坂口裕一騎手（12戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るサニージュークを次元の違う末脚で交わし去り、最後は2馬身の差をつけて久々に勝利を挙げた。

6月24日、連闘で迎えた32戦目は、一般C2六（水沢ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は9戦連続で坂口裕一騎手（13戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るエドノエレーナを交わし去り、最後は1馬身の差をつけて優勝

7月15日、中2週で迎えた33戦目は、楽天競馬賞（盛岡ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は10戦連続で坂口裕一騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で追い上げたが、抜け出したドリームシイにアタマ差届かず2着に甘んじた。

7月29日、中1週で迎えた34戦目は、一般C2二（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で坂口裕一騎手（15戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のヴォレグラースをハナ差振り切って制した。

8月12日、中1週で迎えた35戦目は、新食感!岩手・盛岡純米めん賞（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で坂口裕一騎手（16戦3勝）。7頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい5着に敗れた。

8月25日、中1週で迎えた36戦目は、大船渡穴通磯賞（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は13戦連続で坂口裕一騎手（17戦3勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいい脚を見せられず5着に敗れた。