マリーエンジェル（2002年生、母スリーピングヒル）

マリーエンジェル（2002年3月9日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「結婚する＋天使」。毛色は鹿毛。種牡馬のトウカイテイオー（当時14歳）と交配したスリーピングヒルが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）松栄牧場。戦績は、中央平地12戦0勝2着2回、地方5戦1勝。主な勝ち鞍は2005年の一般B7。

経歴

デビュー前

後藤由之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

9月11日、デビュー戦は蓑島靖典騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。馬体重は436kg。12頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず6着に終わった。

11月27日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では今一つ伸び切れず8着に敗れた。

3歳（2005年）

5月15日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から20kg絞って迎えた3戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての8番人気で14番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

7月23日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（新潟芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村田一誠騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月20日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた5戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。18頭立ての4番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたエナージェティク決め手に屈してハナ差の2着に惜敗した。

9月3日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。18頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったチョウカイキセキにねじ伏せられて1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月2日、中3週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で吉田隼人騎手（2戦0勝）。17頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、リードを5馬身以上保って、少し遅いペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではやや伸びを欠き、6着に終わった。

11月9日、中4週で馬体重を前走から17kg増やして迎えた8戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、一般B5（笠松ダート1600m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

11月22日、中1週で迎えた9戦目は、東川公則騎手を鞍上に迎えて、一般B6（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

12月28日、中4週で迎えた10戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で東川公則騎手（1戦0勝）。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。端に立ち、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のラッキーアンサーを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

4歳（2006年）

2月20日、中7週で迎えた11戦目は、佐藤友則騎手を鞍上に迎えて、トサミズキ特別（笠松ダート1600m 雨/不良）に出走。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバタバタになってしまい9着に終わった。

4月23日、中8週で迎えた12戦目は、青葉特別（笠松ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤友則騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず8着に終わった。

11月11日、約6か月半の休養明けで迎えた13戦目は、吉永護騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1600m 雨/良）に出走。18頭立ての18番人気で大外18番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して4番手で通過。最後は脚を失くしてしまい15着に終わった。

12月24日、中5週で迎えた14戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は蓑島靖典騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

5歳（2007年）

3月4日、中9週で迎えた15戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の美濃特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての15番人気で10番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには加われず9着に終わった。

5月6日、中8週で迎えた16戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。15頭立ての6番人気で14番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、馬場の外目を回って5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。最後はタレてしまい14着に敗れた。

5月20日、中1週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた17戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の五泉特別（新潟芝1600m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で二本柳壮騎手（2戦0勝）。15頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい10着に終わった。