チョウカイキセキ（2002年生、母フェイムオブラス）

チョウカイキセキ（2002年4月18日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名の一部」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のフジキセキ（当時10歳）と交配したフェイムオブラスが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地29戦4勝2着6回。主な勝ち鞍は2008年の若潮賞(1000万下)。

経歴

デビュー前

加藤修甫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

11月13日、デビュー戦は勝浦正樹騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての3番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を披露したが、3着に終わった。

12月5日、中2週で迎えた2戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山芝2000m 晴/不良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったカンペキにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

3歳（2005年）

2月19日、約2か月半の間隔を開けて迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を披露したが、3着に終わった。

3月12日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山芝1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で蛯名正義騎手（2戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月24日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で蛯名正義騎手（3戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

9月3日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、柴山雄一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に躍り出て、最後は2着のマリーエンジェルに1馬身1/4の差をつけて未勝利戦を制した。

10月2日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた7戦目は、3歳以上500万下の津田沼特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は蛯名正義騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月30日、中3週で迎えた8戦目は、3歳以上500万下の土湯温泉特別（福島芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は柴山雄一騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月27日、中3週で迎えた9戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（東京芝1800m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

4歳（2006年）

1月29日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた10戦目は、D.バルジュー騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったジャガーノートにねじ伏せられて3馬身半差の2着に敗北した。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、柴田善臣騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、2着となった。

2月19日、連闘で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上はD.バルジュー騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、勝ったケイアイハクスイにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

3月18日、中3週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は柴田善臣騎手（1戦0勝）。16頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、勝ったアーマメントにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

4月8日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、長く末脚を持続させて、最後は2着のガッサンルーブルに1馬身の差をつけて圧倒的人気に応えた。

5月14日、中4週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 曇/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

11月4日、約6か月の休み明けで迎えた16戦目は、3歳以上500万下（東京ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のガイアレーサーを3/4馬身振り切って久方ぶりの一戦をモノにした。

12月9日、中4週で迎えた17戦目は、3歳以上1000万下（中山ダート1800m 小雨/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（2戦1勝）。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走し、4着に入った。

5歳（2007年）

1月13日、中4週で迎えた18戦目は、4歳以上1000万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（3戦1勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

2月4日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上1000万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではもうひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月21日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の青梅特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で横山典弘騎手（5戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフさで最後まで息を切らすことなく走り抜いたが、勝ったエイシンロンバードにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

5月13日、中2週で迎えた21戦目は、4歳以上1000万下の清里特別（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で横山典弘騎手（6戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、5着に終わった。

5月27日、中1週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下の富嶽賞（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で横山典弘騎手（7戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが続かず、4着に終わった。

6月17日、中2週で迎えた23戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の横手特別（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず6着に敗れた。

10月6日、約3か月半の休養明けで迎えた24戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の河口湖特別（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。最後は減速してしまい14着に敗れた。

10月28日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の多摩川特別（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（8戦1勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の闘争本能でゴールまで力走し、3着に入った。

11月17日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（9戦1勝）。16頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず7着に敗れた。

6歳（2008年）

1月26日、中9週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた27戦目は、4歳以上1000万下の若潮賞（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で横山典弘騎手（10戦1勝）。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では生得の持久力で渋太く粘り続けて先頭に立ち、最後は2着のキタノリューオーをハナ差振り切って勝利を手に入れた。

2月11日、中1週で迎えた28戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の雲雀ステークス（東京芝1400m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で横山典弘騎手（11戦2勝）。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では閃光のような末脚を繰り出し、3着に入った。

5月3日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg減らして迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で横山典弘騎手（12戦2勝）。18頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始18番手を追走。直線では決め手に欠いて18着に敗れた。