ウルトラエナジー（1992年生、母イブキアームレット）

ウルトラエナジー（1992年4月1日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のトレボロ（当時13歳）と交配したイブキアームレットが8歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は山際辰夫。戦績は、中央平地26戦1勝2着3回、中央障害2戦1勝、地方3戦0勝。1994年の野路菊ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

山内研二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1994年）

8月14日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は438kg。12頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のインターブラボーに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月4日、中2週で迎えた2戦目は、2歳G3の新潟3歳ステークス（新潟芝1200m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、4着に終わった。

9月17日、中1週で迎えた3戦目は、田原成貴騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンの野路菊ステークス（中京芝1700m 曇/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたシスタータイクーン決め手に屈してクビ差の2着に甘んじた。

10月8日、中2週で迎えた4戦目は、2歳オープンのもみじステークス（阪神芝1600m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で田原成貴騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では決め手に欠いて4着に敗れた。

10月30日、中2週で迎えた5戦目は、3歳500万下の黄菊賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田原成貴騎手（2戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れ味光る末脚を繰り出したが、3着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた6戦目は、2歳オープンの京都3歳ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田原成貴騎手（3戦0勝）。7頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい5着に敗れた。

12月11日、中3週で迎えた7戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、2歳G1の朝日杯3歳ステークス（中山芝1600m 外回り曇/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

3歳（1995年）

1月5日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた8戦目は、O.ペリエ騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下（京都ダート1800m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。10頭立ての3番人気で大外10番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は一杯になって6着に敗れた。

1月16日、中1週で迎えた9戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下の白梅賞（京都ダート1800m 晴/良）に出走。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた10戦目は、塩村克己騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若駒ステークス（京都芝2000m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳オープンのバイオレットステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は田原成貴騎手（4戦0勝）。7頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり6着に終わった。

4月15日、中8週で迎えた12戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンの若草ステークス（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

4月30日、中1週で迎えた13戦目は、村本善之騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のムーニーバレーレーシングクラブ賞（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて10着に終わった。

5月14日、中1週で迎えた14戦目は、4歳500万下（京都芝2400m 外回り雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で村本善之騎手（1戦0勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

9月2日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた15戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の羽黒山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず7着に終わった。

9月18日、中1週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた16戦目は、4歳以上500万下の佐倉特別（中山芝2500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず4着に敗れた。

10月8日、中2週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（東京芝1600m 雨/重）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力で最後まで脚を伸ばしたが、勝ったタイキセニョリータにねじ伏せられて半馬身差の2着に敗北した。

10月21日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（2戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では逸出した伸び脚で驀進したが、勝ったツインイレブンにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。

11月5日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の河口湖特別（東京芝2300m 晴/良）に出走。鞍上は岡部幸雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず6着に敗れた。

12月3日、中3週で迎えた20戦目は、古小路重男騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（中山障害芝→ダート2700m 晴）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のメジロテンオーに1馬身半の差をつけてファンの期待に応えた。

4歳（1996年）

1月28日、中7週で迎えた21戦目は、障害5歳以上400万下（東京障害芝→ダート3100m 晴）に出走。鞍上は2戦連続で古小路重男騎手（1戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に敗れた。

4月13日、約2か月半の間隔を開けて迎えた22戦目は、5歳以上900万下の明石特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（3戦0勝）。15頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて12着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた23戦目は、金折知則騎手を鞍上に迎えて、5歳以上900万下（京都芝2000m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。

5月12日、中1週で迎えた24戦目は、5歳以上900万下の白川特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は村本善之騎手（4戦0勝）。10頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

6月9日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、南井克巳騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に敗れた。

6月15日、連闘で迎えた26戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の恵庭岳特別（札幌芝2000m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸びたが、4着に終わった。

6月30日、中1週で迎えた27戦目は、青木芳之騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（札幌芝2600m 小雨/稍重）に53kgの軽斤量で出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く4着に終わった。

7月13日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上500万下の知床特別（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく11着に敗れた。

5歳（1997年）

5月11日、約10か月の休み明けで馬体重を前走から28kg増やして迎えた29戦目は、桑野等騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1700m 晴/良）に出走。6頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。6着に終わった。

5月26日、中1週で迎えた30戦目は、フェニックス特別（金沢ダート1700m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で桑野等騎手（1戦0勝）。8頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。5着に終わった。

6月8日、中1週で迎えた31戦目は、平瀬城久騎手を鞍上に迎えて、ペガサス特別（金沢ダート1900m 晴/良）に出走。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。7着に終わった。