ヴィーヴァザキング（2015年生、母セラフィックロンプ）

ヴィーヴァザキング（2015年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋父名より。国王万歳」。毛色は鹿毛。種牡馬のキングズベスト（当時18歳）と交配したセラフィックロンプが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は守矢牧場。主な勝ち鞍は2019年の一般C4。

経歴

デビュー前

1歳のとき、守矢牧場から「北海道セレクションセールサラブレッド1歳」に上場され、芹澤精一によって1,998万円で落札された。

作田誠二厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2017年）

12月23日、デビュー戦は横山典弘騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は494kg。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

3歳（2018年）

1月14日、中2週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（京都ダート1800m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で横山典弘騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく11着に敗れた。

6月23日、約5か月半の休み明けで迎えた3戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り雨/稍重）に出走。18頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始11番手を追走。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

7月15日、中2週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた4戦目は、岡田祥嗣騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての16番人気で17番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。

8月25日、中5週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた5戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2600m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が上がってしまい最後はシャイニインパクトと並んで14着同着となった。

9月28日、中4週で迎えた6戦目は、山田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳（名古屋ダート800m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではやや伸びを欠き、3着に終わった。

10月12日、中1週で迎えた7戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で山田祥雄騎手（1戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るハットワンスターを上がり2位タイの末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて初勝利を挙げた。

10月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山田祥雄騎手（2戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。競走中止となった。

11月12日、中2週で迎えた9戦目は、3歳C8（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で山田祥雄騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

11月28日、中1週で迎えた10戦目は、一般C17（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で山田祥雄騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったスマートフォースに詰め切れず、1馬身差の2着となった。

12月6日、連闘で迎えた11戦目は、一般C16（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で山田祥雄騎手（5戦1勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、マイネルセッカに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

4歳（2019年）

3月25日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C18（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた13戦目は、一般C19（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部誠騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では一歩一歩着実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のアウトザブルーを半馬身振り切って単勝一倍台の期待に応えた。

5月2日、中1週で迎えた14戦目は、大桑川特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で岡部誠騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず4着に敗れた。

5月15日、中1週で迎えた15戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で岡部誠騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハットワンスターに8馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月29日、中1週で迎えた16戦目は、逢妻川特別（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で岡部誠騎手（4戦2勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず8着に敗れた。

6月13日、中1週で迎えた17戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、一般C10（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。他馬と併走しながら先頭に立つ格好となり、でレースを進める。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のバンブトンエガオに1馬身の差をつけて人気に違わぬ実力を証明した。

7月15日、中4週で迎えた18戦目は、近藤正人ご勇退記念（名古屋ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は山田祥雄騎手（6戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったコットンクラブに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

7月26日、中1週で迎えた19戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、スズカハイルーラーに交わされて2馬身差の2着に敗北した。

8月9日、中1週で迎えた20戦目は、藤原幹生騎手を鞍上に迎えて、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではグングンと末脚を伸ばして、最後は2着のシャーロックをクビ差振り切って単勝一倍台の評価に応えた。

11月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた21戦目は、一般B8（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤原幹生騎手（1戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。直線では天性のガッツでゴールまで力闘したが、3着に終わった。

11月15日、中1週で迎えた22戦目は、シャドーロール賞（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は岡部誠騎手（5戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったフェイバリットランに詰め切れず、7馬身差の2着に敗北した。