ロストプロパティー（2002年生、母レディウィンダーメア）

ロストプロパティー（2002年5月26日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「忘れ物」。毛色は鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時7歳）と交配したレディウィンダーメアが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は（有）社台コーポレーション白老ファーム。戦績は、中央平地19戦0勝2着2回、地方14戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2006年の一般B1。

経歴

デビュー前

戸田博文厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

5月7日、デビュー戦は柴田善臣騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は486kg。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、5着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田善臣騎手（1戦0勝）。14頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、3着に終わった。

6月12日、中2週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田善臣騎手（2戦0勝）。17頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず7着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた4戦目は、後藤浩輝騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、4着に終わった。

7月9日、連闘で迎えた5戦目は、3歳未勝利（福島芝1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で後藤浩輝騎手（1戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて大外16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が衰えて10着に敗れた。

9月4日、中7週で迎えた6戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は脚を失くしてしまい13着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、3着に入った。

10月23日、中3週で迎えた8戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝2000m 雨/重）に出走。16頭立ての4番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

11月27日、中4週で迎えた9戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般B2（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に敗れた。

4歳（2006年）

4月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から15kg増やして迎えた10戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず8着に終わった。

4月23日、中1週で迎えた11戦目は、一般B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚を伸ばせず11着に終わった。

5月5日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた12戦目は、関本浩司騎手を鞍上に迎えて、一般B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き6着に終わった。

5月27日、中2週で迎えた13戦目は、石桜杯（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関本浩司騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

7月10日、中5週で迎えた14戦目は、ジュライカップ（盛岡芝1600m 小雨/良）に出走。鞍上は村上忍騎手（2戦0勝）。11頭立ての3番人気で大外11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたタイキスペクトル決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

7月29日、中2週で迎えた15戦目は、一般A2以下（盛岡芝1700m 小雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で村上忍騎手（3戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

8月5日、連闘で迎えた16戦目は、パストラルバーデンカップ（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で村上忍騎手（4戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタイキスペクトルを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

9月17日、中5週で迎えた17戦目は、八幡平特別（盛岡芝1700m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で村上忍騎手（5戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

9月30日、中1週で迎えた18戦目は、一般B1（盛岡ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で村上忍騎手（6戦0勝）。12頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に敗れた。

10月14日、中1週で迎えた19戦目は、オクトーバーカップ（盛岡芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で村上忍騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に敗れた。

10月29日、中1週で迎えた20戦目は、一般B1以下（盛岡芝1700m 雨/良）に出走。鞍上は7戦連続で村上忍騎手（8戦0勝）。9頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたマチカネダイキチ決め手に屈してアタマ差の2着となった。

11月26日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた21戦目は、阿部英俊騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

12月23日、中3週で迎えた22戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般B1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線に入ると、前で粘るツルガオカケッセンを上がり0位の末脚でクビ差だけ差し切って待望の初白星を挙げた。

5歳（2007年）

5月6日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg減らして迎えた23戦目は、木幡初広騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

5月20日、中1週で迎えた24戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り曇/稍重）に出走。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったレーザーズエッジにねじ伏せられて3馬身差の2着となった。

6月17日、中3週で迎えた25戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田隼人騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で猛追したが、抜け出したマチカネノワキにクビ差届かず2着に惜敗した。

6歳（2008年）

1月19日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から22kg増やして迎えた26戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の背振山特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず7着に終わった。

2月2日、中1週で迎えた27戦目は、的場勇人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉芝2000m 小雨/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7歳（2009年）

3月21日、約14か月の休養明けで迎えた28戦目は、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で的場勇人騎手（1戦0勝）。18頭立ての17番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、5着に入り込んだ。

4月19日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた29戦目は、4歳以上500万下の米沢特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で的場勇人騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線ではいいところがなく12着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた30戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（新潟芝2200m 晴/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位には食い込めず6着に敗れた。

6月6日、中3週で迎えた31戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京芝2000m 晴/良）に出走。18頭立ての10番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

6月28日、中2週で迎えた32戦目は、3歳以上500万下（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で西田雄一郎騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

8月8日、中5週で迎えた33戦目は、田辺裕信騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1800m 外回り曇/良）に出走。18頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では脚を伸ばせず15着に終わった。