タコ（2006年生、母ミホダイリン）

タコ（2006年2月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「凧」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のプリサイスエンド（当時9歳）と交配したミホダイリンが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（株）タイヘイ牧場。戦績は、中央平地21戦2勝2着5回、地方3戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2009年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

曽和直栄厩舎（園田）へ入厩。

3歳（2009年）

3月19日、デビュー戦は松本剛志騎手を鞍上に据えて、3歳F6二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は524kg。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオーラルサージャンに約11馬身の大差をつけて初勝利を挙げた。

4月2日、中1週で迎えた2戦目は、3歳C3（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松本剛志騎手（1戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打ち、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスピードヤンキーに8馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

5月10日、中4週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた3戦目は、木村健騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

5月30日、中2週で迎えた4戦目は、赤木高太郎騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中京ダート1700m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚が止まってしまい13着に敗れた。

6月6日、連闘で迎えた5戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のなでしこ賞（中京ダート1700m 晴/重）に出走。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後は力尽きて13着に敗れた。

7月8日、中4週で迎えた6戦目は、揖保川特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では卓抜な伸び脚で追い上げたが、勝ったエーシンクールディに詰め切れず、5馬身差の2着に敗北した。

10月11日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、太宰啓介騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして楽々と抜け出し、最後は2着のライフストリームに3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

11月1日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で太宰啓介騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びあぐねて6着に敗れた。

11月22日、中2週で迎えた9戦目は、C.スミヨン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びを欠き11着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた10戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でC.スミヨン騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に敗れた。

4歳（2010年）

5月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた11戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての9番人気で15番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は垂れてしまい13着に終わった。

6月26日、中5週で馬体重を前走から16kg絞って迎えた12戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい14着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、勝ったバンドゥロンシャンにねじ伏せられて5馬身差の2着に敗北した。

8月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で佐藤哲三騎手（2戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、平均ペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではものすごい伸び脚を見せたが、ワイルドウルフに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月4日、中3週で迎えた15戦目は、3歳以上500万下の唐津特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で佐藤哲三騎手（3戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では目を引く伸びを見せたが、エーシンカハナモクに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

5歳（2011年）

2月14日、約5か月半の休み明けで迎えた16戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 雨/不良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が上がってしまい9着に敗れた。

3月26日、中5週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下の川内特別（小倉ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと伸びが足りず、4着に終わった。

4月10日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立ち、平均的なペースで一団を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではもうワンパンチ足りず、3着に終わった。

4月17日、連闘で馬体重を前走から6kg戻して迎えた19戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で中舘英二騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るオースミマリオンを次元の違う末脚で3/4馬身差し切って久しぶりに白星を挙げた。

6月25日、中9週で迎えた20戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の竜飛崎特別（函館ダート1700m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で大外12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。最後はバタバタになってしまい12着に終わった。

8月20日、中7週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下のTVQ杯（小倉ダート1700m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は太宰啓介騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いの伸びを欠き、5着に終わった。

8月27日、連闘で迎えた22戦目は、3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は浜中俊騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったパルラメンターレに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

9月25日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上1000万下の西脇特別（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で浜中俊騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が続かず、3着に終わった。

10月16日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で浜中俊騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で大外14番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったソリタリーキングにねじ伏せられて1馬身3/4差の2着となった。