ハニーリン（2017年生、母スカイノリン）

ハニーリン（2017年5月3日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「牝系より+母名の一部」。毛色は鹿毛。種牡馬のリアルインパクト（当時9歳）と交配したスカイノリンが11歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は山春牧場。2019年のウィナーズチャレンジ8に勝利した他、2019年のウィナーズチャレンジ12で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2019年）

5月22日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、牝馬限定2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1200m 晴/重）に出走。馬体重は460kg。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナに立ち、で集団を引っ張る。道中で単騎先頭に変わり、1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鬼脚を爆発させて突き抜け、最後は2着のサプライズドルチェに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

6月6日、中1週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ1（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦1勝）。7頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。最後は力尽きて6着に終わった。

6月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ2（門別ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦1勝）。7頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

7月17日、中2週で迎えた4戦目は、2歳（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず6着に終わった。

7月30日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンの安平町道の駅（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では脚を伸ばせず5着に終わった。

8月14日、中1週で迎えた6戦目は、2歳（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で宮崎光行騎手（5戦1勝）。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず5着に終わった。

8月29日、中1週で迎えた7戦目は、牝馬限定2歳地方重賞のリリーカップ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。13頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に終わった。

9月24日、中3週で迎えた8戦目は、2歳（門別ダート1000m 晴/重）に出走。鞍上は8戦連続で宮崎光行騎手（7戦1勝）。7頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり1位の末脚を見せたが上位争いには絡めず5着に終わった。

10月8日、中1週で迎えた9戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ8（門別ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は9戦連続で宮崎光行騎手（8戦1勝）。8頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして、最後は2着のブリュットをクビ差振り切って2勝目をつかんだ。

11月6日、中3週で迎えた10戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ12（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で宮崎光行騎手（9戦2勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったモリデンスターに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

12月7日、中3週で迎えた11戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定2歳1勝クラスのつわぶき賞（中京芝1400m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての14番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びあぐねて7着に終わった。

3歳（2020年）

1月6日、中3週で迎えた12戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、3歳オープンのジュニアカップ（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では末脚が冴えず13着に終わった。

2月8日、中4週で迎えた13戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳1勝クラスの春菜賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に終わった。

3月28日、中6週で迎えた14戦目は、木幡育也騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

4月18日、中2週で迎えた15戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（中山芝1200m 外回り雨/不良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず9着に終わった。

5月2日、中1週で迎えた16戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（東京ダート1400m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず13着に終わった。

7月4日、中8週で迎えた17戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/重）に49kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

8月1日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた18戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/良）に49kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。18頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。3着に入った。

8月23日、中2週で迎えた19戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの閃光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。3着に終わった。

9月6日、中1週で迎えた20戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。13着に敗れた。

10月24日、中6週で迎えた21戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 雨/重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて8番ゲートからスタート。7着に敗れた。

11月7日、中1週で迎えた22戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 曇/良）に出走。15頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

4歳（2021年）

3月21日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた23戦目は、秋山稔樹騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（中京芝1200m 小雨/不良）に52kgの軽斤量で出走。18頭立ての15番人気で14番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位には届かず8着に終わった。

5月16日、中7週で迎えた24戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 雨/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。5着に終わった。

5月22日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上1勝クラス（新潟芝1000m 晴/稍重）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は小林凌大騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。12着に終わった。

7月17日、中7週で迎えた26戦目は、永野猛蔵騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての8番人気で大外16番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着に入った。

8月15日、中3週で迎えた27戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟芝1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で永野猛蔵騎手（1戦0勝）。18頭立ての6番人気で16番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚色が悪くなり15着に敗れた。

9月19日、中4週で迎えた28戦目は、3歳以上1勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は秋山稔樹騎手（1戦0勝）。15頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

12月25日、約3か月の休養明けで迎えた29戦目は、3歳以上1勝クラスのノエル賞（中山芝1200m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で秋山稔樹騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では見所を作れず14着に敗れた。

5歳（2022年）

1月9日、中1週で迎えた30戦目は、長岡禎仁騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上1勝クラス（中京ダート1400m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では決め手が足りず13着に終わった。

3月20日、中9週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、上田将司騎手を鞍上に迎えて、祝・県庁卒業記念特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

4月10日、中2週で迎えた32戦目は、エビネ特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で上田将司騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた33戦目は、ユキモチソウ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で上田将司騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では目覚ましい伸び脚で猛追したが、勝ったマイネルグリットに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

5月7日、中1週で迎えた34戦目は、新天地で輝け!!特別（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で上田将司騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサンライズローリエに5馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

6歳（2023年）

2月28日、約10か月の休み明けで迎えた35戦目は、中根秀樹五十二才特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は5戦連続で上田将司騎手（4戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るサウンドヒーローを豪脚で交わし去り、最後は1馬身の差をつけて順当に勝利した。

3月14日、中1週で迎えた36戦目は、アテツマンサク特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は6戦連続で上田将司騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るホウオウジャッジを次元の違う末脚でクビ差だけ差し切って先頭ゴールを果たした。

3月26日、中1週で迎えた37戦目は、菜種梅雨特別（高知ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は7戦連続で上田将司騎手（6戦3勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出したが、3着に終わった。