マイネルグリット（2017年生、母マイネショコラーデ）
Meiner Grit
2017.03.21
マイネルグリット（2017年3月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+闘志」。毛色は栗毛。種牡馬のスクリーンヒーロー（当時13歳）と交配したマイネショコラーデが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。2019年の小倉2歳ステークス(G3)に勝利した他、2019年のフェニックス賞(オープン)を制するなどの活躍をした。
経歴
デビュー前
ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。
吉田直弘厩舎（栗東）へ入厩。
2歳（2019年）
7月20日、デビュー戦は和田竜二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1600m 曇/重）に出走。馬体重は474kg。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭に躍り出て、最後は2着のクリスティに1馬身1/4の差をつけて初白星を挙げた。
8月10日、中2週で迎えた2戦目は、2歳オープンのフェニックス賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では一歩一歩確実に末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のゼンノジャスタに1馬身1/4の差をつけて制した。
9月1日、中2週で迎えた3戦目は、国分優作騎手を鞍上に迎えて、2歳G3の小倉2歳ステークス（小倉芝1200m 曇/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。14頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線ではしっかりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のトリプルエースをクビ差振り切って重賞初挑戦初制覇を成し遂げた。
11月2日、中8週で迎えた4戦目は、2歳G2の京王杯2歳ステークス（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で国分優作騎手（1戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。
12月15日、中5週で迎えた5戦目は、2歳G1の朝日杯フューチュリティステークス（阪神芝1600m 外回り 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で国分優作騎手（2戦1勝）。16頭立ての13番人気で5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。
3歳（2020年）
3月14日、約3か月の休養明けで迎えた6戦目は、3歳G3の中日スポーツ賞ファルコンステークス（中京芝1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で国分優作騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では今一つ伸び切れず12着に終わった。
4月11日、中3週で迎えた7戦目は、3歳G2のニュージーランドトロフィー（中山芝1600m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で国分優作騎手（4戦1勝）。16頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚色が鈍り10着に終わった。
5月10日、中3週で迎えた8戦目は、3歳オープンの橘ステークス（京都芝1400m 外回り 曇/良）に58kgの斤量を背負って出走。鞍上は6戦連続で国分優作騎手（5戦1勝）。9頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に終わった。
5月30日、中2週で迎えた9戦目は、3歳重賞の葵ステークス（京都芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で国分優作騎手（6戦1勝）。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では速い脚を使えず8着に敗れた。
8月23日、約3か月の間隔を開けて迎えた10戦目は、ハンデG3のテレビ西日本賞北九州記念（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で国分優作騎手（7戦1勝）。18頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず12着に終わった。
4歳（2021年）
1月9日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた11戦目は、淀短距離ステークス（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で国分優作騎手（8戦1勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。
2月14日、中4週で迎えた12戦目は、北九州短距離ステークス（小倉芝1200m 小雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で国分優作騎手（9戦1勝）。18頭立ての12番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず11着に終わった。
4月11日、中7週で迎えた13戦目は、丹内祐次騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦でオープンの春雷ステークス（中山芝1200m 外回り 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず12着に終わった。
5月1日、中2週で迎えた14戦目は、天王山ステークス（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は国分優作騎手（10戦1勝）。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい13着に敗れた。
5歳（2022年）
3月2日、約10か月の休養明けで馬体重を前走から23kg増やして迎えた15戦目は、妹尾浩一朗騎手を鞍上に迎えて、一般C3 12（高知ダート1400m 晴/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のグラナタスに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。
3月16日、中1週で迎えた16戦目は、大好き!高知競馬!特別（高知ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で妹尾浩一朗騎手（1戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のヒビキブリエに7馬身の差をつけて断然人気に応えた。
3月30日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3-6（高知ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で妹尾浩一朗騎手（2戦2勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るジューンビアンカを異次元の末脚で交わし去り、最後は1馬身半の差をつけて断トツの支持に応えた。
4月24日、中3週で迎えた18戦目は、ユキモチソウ特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で妹尾浩一朗騎手（3戦3勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のハニーリンに2馬身半の差をつけて破竹の4連勝を決めた。
5月7日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2-3（高知ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で妹尾浩一朗騎手（4戦4勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて、最後は2着のカイマナに1馬身半の差をつけて怒涛の5連勝を決めた。
デビュー前
ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。
打越勇児厩舎（高知）へ入厩。
5月21日、デビュー戦は妹尾浩一朗騎手を鞍上に据えて、向暑特別（高知ダート1400m 曇/重）に出走。9頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。
6月11日、中4週で迎えた20戦目は、入梅特別（高知ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で妹尾浩一朗騎手（5戦5勝）。11頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のオウケンスターダムを3/4馬身振り切って獅子奮迅の6連勝を決めた。
6月26日、中1週で迎えた21戦目は、一般C1-2（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で妹尾浩一朗騎手（6戦6勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に敗れた。
10月30日、約4か月の休み明けで迎えた22戦目は、宮川実騎手を鞍上に迎えて、一般C1-3（高知ダート1400m 晴/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず5着に敗れた。
11月13日、中1週で迎えた23戦目は、岩崎周吾さん生誕特別（高知ダート1600m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で宮川実騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。
11月27日、中1週で迎えた24戦目は、セニョールベスト特別（高知ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で宮川実騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。
12月11日、中1週で迎えた25戦目は、永森大智騎手を鞍上に迎えて、星ヶ丘公園特別（高知ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のペイシャワキアをクビ差振り切って10勝目を達成した。
6歳（2023年）
1月1日、中2週で迎えた26戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、B-3（高知ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。
1月17日、中1週で迎えた27戦目は、山姥の滝特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は宮川実騎手（3戦0勝）。8頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走したが、3着に終わった。
1月31日、中1週で迎えた28戦目は、頑張れ和君龍神丸特別（高知ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（7戦6勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。
2月13日、中1週で迎えた29戦目は、佐原秀泰騎手を鞍上に迎えて、どんぐり湖特別（高知ダート1600m 曇/不良）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では伸びあぐねて5着に敗れた。
2月28日、中1週で迎えた30戦目は、一般B2（高知ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は吉原寛人騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では別次元の末脚を爆発させて、最後は2着のララパルーザをクビ差振り切って勝利数を11に伸ばす
3月14日、中1週で迎えた31戦目は、ナウマンカルスト特別（高知ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は妹尾浩一朗騎手（8戦6勝）。11頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に終わった。