ピサノベントレー（2003年生、母ピサノサンデー）

ピサノベントレー（2003年4月10日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋車名」。毛色は栗毛。種牡馬のフレンチデピュティ（当時11歳）と交配したピサノサンデーが8歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、地方15戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2007年のお父さん還暦おめでとう(一般C14)。

経歴

デビュー前

当歳のとき、市川義美から「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場されたが主取りとなった。

山本健二厩舎（名古屋）へ入厩。

3歳（2006年）

10月13日、デビュー戦は柴田直樹騎手を鞍上に据えて、3歳戦ののぶゆき誕生日記念（名古屋ダート800m 晴/稍重）に出走。馬体重は498kg。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では末脚が振るわず6着に敗れた。

4歳（2007年）

1月14日、約3か月の休み明けで迎えた2戦目は、一般C34（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田直樹騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したタガノマロンを捕まえ切れず、1馬身半差の2着となった。

1月28日、中1週で迎えた3戦目は、一般C31（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で柴田直樹騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端をきり、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり5着に敗れた。

2月18日、中2週で迎えた4戦目は、一般C33（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は4戦連続で柴田直樹騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に敗れた。

3月20日、中3週で迎えた5戦目は、小山信行騎手を鞍上に迎えて、一般C29（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

4月10日、中2週で迎えた6戦目は、神戸の洗車屋さん記念（名古屋ダート800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小山信行騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったキングスタイムに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

4月30日、中2週で迎えた7戦目は、飯田先生退任記念（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小山信行騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では目の覚めるような末脚を炸裂させてすんなりと抜け出し、最後は2着のメモリーアムールに3馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月6日、中4週で迎えた8戦目は、一般C15（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小山信行騎手（3戦1勝）。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では伸びが鈍く8着に終わった。

6月19日、中1週で迎えた9戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で小山信行騎手（4戦1勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、3着に終わった。

7月10日、中2週で迎えた10戦目は、芽生ちゃん1歳おめでとう（名古屋ダート1300m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で小山信行騎手（5戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では見事な伸び脚で急追したが、抜け出したスズカミサイルに3/4馬身届かず2着となった。

7月27日、中1週で迎えた11戦目は、一般C22（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で小山信行騎手（6戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のアリシバガールに6馬身の差をつけて単勝一倍台の期待に応えた。

9月5日、中5週で迎えた12戦目は、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で小山信行騎手（7戦2勝）。8頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた13戦目は、お父さん還暦おめでとう（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で小山信行騎手（8戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のオオエチャスに7馬身の差をつけて断トツの支持に応えた。

12月26日、約3か月半の休養明けで迎えた14戦目は、一般C11（名古屋ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は10戦連続で小山信行騎手（9戦3勝）。10頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず10着に敗れた。

5歳（2008年）

1月29日、中4週で迎えた15戦目は、一般C18（名古屋ダート1400m 小雨/重）に出走。鞍上は11戦連続で小山信行騎手（10戦3勝）。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後はバテてしまい10着に敗れた。