サストワンダー（1996年生、母セノエダンサー）

サストワンダー（1996年4月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のレオダーバン（当時8歳）と交配したセノエダンサーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）松浦牧場。戦績は、地方13戦3勝2着2回。1999年の戸塚記念(ハンデ地方重賞)で3着に入った他、1999年のリリーカップ(牝ハンデ地方重賞)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、松浦宏之から「北海道10月市場サラブレッド2歳」に上場され、主取によって円で落札された。

後藤稔厩舎（船橋）へ入厩。

3歳（1999年）

2月17日、デビュー戦は矢野義幸騎手を鞍上に据えて、4歳（船橋ダート1000m 晴/良）に出走。馬体重は451kg。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では豪快に末脚を伸ばして先頭をうかがい、最後は2着のタカマツイナリワンを半馬身振り切って初勝利を挙げた。

3月15日、中3週で迎えた2戦目は、4歳（船橋ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で矢野義幸騎手（1戦1勝）。11頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではものすごい伸び脚で驀進したが、ヤマノリアルに交わされて2馬身半差の2着となった。

4月1日、中1週で迎えた3戦目は、4歳（船橋ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で矢野義幸騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のタカラウイングに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

4月27日、中3週で迎えた4戦目は、3歳戦の’99ベストステッキ特別（2）（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で矢野義幸騎手（3戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では自慢の末脚を爆発させて先頭に躍り出て、最後は2着のエーブヤングマンに2馬身の差をつけて3勝目を獲得した。

5月19日、中2週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の関東オークス（川崎ダート2100m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で矢野義幸騎手（4戦3勝）。13頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳地方重賞の東京プリンセス賞（大井ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で矢野義幸騎手（5戦3勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり、馬場の外目を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

7月28日、中6週で迎えた7戦目は、3歳オープンの若潮盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で矢野義幸騎手（6戦3勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では決め手に欠いて5着に敗れた。

8月31日、中4週で迎えた8戦目は、3歳ハンデ地方重賞の戸塚記念（川崎ダート2100m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は8戦連続で矢野義幸騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。3着に入った。

9月15日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦のサファイア特別（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で矢野義幸騎手（8戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では圧巻の末脚を披露したが、3着に終わった。

10月11日、中3週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳地方重賞のゴールデンティアラ賞（大井ダート2000m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で矢野義幸騎手（9戦3勝）。14頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

11月24日、中5週で迎えた11戦目は、牝馬限定の3歳ハンデ地方重賞のリリーカップ（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は11戦連続で矢野義幸騎手（10戦3勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。3着に入り込んだ。

4歳（2000年）

3月13日、約3か月半の休み明けで迎えた12戦目は、朧月特別（川崎ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で矢野義幸騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、勝ったタイキギャラクシーからクビ差の2着に惜敗した。

4月7日、中3週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の卯月特別（船橋ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は13戦連続で矢野義幸騎手（12戦3勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず11着に敗れた。