メイショウブレゲ（2019年生、母メイショウスイヅキ）

メイショウブレゲ（2019年4月30日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+人名より」。毛色は栗毛。種牡馬のゴールドシップ（当時10歳）と交配したメイショウスイヅキが7歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は三嶋牧場。2024年の農林水産省賞典京都大賞典(G2)で3着に入った他、2024年の万葉ステークス(オープンハンデ)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

本田優厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2022年）

1月15日、デビュー戦は武豊騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中京ダート1400m 曇/良）に出走。馬体重は460kg。16頭立ての1番人気に推されて15番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では伸びあぐねて16着に敗れた。

1月29日、中1週で迎えた2戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（1戦0勝）。11頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では卓出した伸び脚で追い上げたが、勝ったエーデルブルーメに詰め切れず、2馬身半差の2着となった。

2月27日、中1週で迎えた4戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず7着に敗れた。

3月12日、中1週で迎えた5戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず12着に敗れた。

5月8日、中7週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（2戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、勝ったバラジに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

5月22日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた7戦目は、3歳未勝利（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

5月28日、連闘で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝1800m 外回り曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で泉谷楓真騎手（4戦0勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したミクソロジーに半馬身届かず2着に敗北した。

6月19日、中2週で迎えた9戦目は、今村聖奈騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（阪神芝1800m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

7月23日、中4週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（小倉芝2000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（1戦0勝）。18頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

8月6日、中1週で迎えた11戦目は、3歳未勝利（新潟芝1600m 外回り晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で今村聖奈騎手（2戦0勝）。18頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では鋭さ光る末脚を繰り出し、4着に入った。

8月21日、中1週で迎えた12戦目は、富田暁騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉芝2000m 曇/重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを10番手で通過。直線では出色の末脚を繰り出したが、4着に終わった。

8月28日、連闘で迎えた13戦目は、3歳未勝利（小倉芝2600m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は今村聖奈騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線に入ると、前で粘るロックバウンドを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

12月11日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた14戦目は、3歳以上1勝クラス（中京芝2200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（4戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のエンドウノハナをアタマ差振り切って優勝

4歳（2023年）

1月7日、中3週で迎えた15戦目は、横山典弘騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。14頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

1月22日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上2勝クラスの海の中道特別（小倉芝2600m 小雨/良）に出走。鞍上は今村聖奈騎手（5戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のミステリーウェイに2馬身の差をつけて3勝目を奪取した。

2月26日、中4週で迎えた17戦目は、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの松籟ステークス（阪神芝3000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で今村聖奈騎手（6戦3勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では切れる脚を使えず13着に敗れた。

4月9日、中5週で迎えた18戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの競馬法100周年記念（阪神芝2000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。最後は脚色が衰えて16着に敗れた。

5月7日、中3週で迎えた19戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上3勝クラスの烏丸ステークス（京都芝2200m 外回り雨/不良）に出走。15頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、15番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを12番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず9着に敗れた。

6月4日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上3勝クラスの岸和田ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は泉谷楓真騎手（5戦0勝）。11頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではキレのいい末脚を発揮し、4着に入り込んだ。

7月15日、中5週で迎えた21戦目は、3歳以上3勝クラスの関ケ原ステークス（中京芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で泉谷楓真騎手（6戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には届かず5着に終わった。

10月9日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた22戦目は、3歳以上3勝クラスの六社ステークス（東京芝2400m 雨/重）に出走。鞍上は横山典弘騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず6着に終わった。

10月29日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた23戦目は、酒井学騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの古都ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で15番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では印象的な伸び脚で猛追したが、抜け出したワープスピードを捕まえ切れず、1馬身差の2着となった。

11月18日、中2週で迎えた24戦目は、3歳以上3勝クラスの比叡ステークス（京都芝2400m 外回り晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井学騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、5着に終わった。

5歳（2024年）

1月6日、中6週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた25戦目は、ハンデ戦でオープンの万葉ステークス（京都芝3000m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で酒井学騎手（2戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら9番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のウインルーティンを3/4馬身振り切って4勝目を挙げた。

3月17日、中9週で迎えた26戦目は、G2の阪神大賞典（阪神芝3000m 曇/稍重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で酒井学騎手（3戦1勝）。15頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に終わった。

4月28日、中5週で迎えた27戦目は、G1の天皇賞（春）（京都芝3200m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は5戦連続で酒井学騎手（4戦1勝）。17頭立ての16番人気で15番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは15番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず8着に終わった。

5月26日、中3週で迎えた28戦目は、ハンデG2の目黒記念（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で酒井学騎手（5戦1勝）。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に終わった。

10月6日、約4か月半の休養明けで迎えた29戦目は、G2の農林水産省賞典京都大賞典（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で酒井学騎手（6戦1勝）。11頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入り込んだ。

11月3日、中3週で迎えた30戦目は、ハンデG2のアルゼンチン共和国杯（東京芝2500m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で酒井学騎手（7戦1勝）。16頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では速い脚を使えず7着に終わった。