ウェルメイド（2019年生、母エルテアトロ）

ウェルメイド（2019年1月27日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「出来や構成の良い作品」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時16歳）と交配したエルテアトロが13歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は宮内牧場。主な勝ち鞍は2023年の笠松けいば金曜日ライブ配信中(一般C4)。

経歴

デビュー前

ロードサラブレッドオーナーズにて総額1,500万円（3万×500口）で一口馬主が募集された。

庄野靖志厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

9月18日、デビュー戦はC.ルメール騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中京芝1200m 小雨/不良）に出走。馬体重は418kg。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切ったが、3着に終わった。

10月24日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でC.ルメール騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では末脚に勢いがなく10着に敗れた。

12月28日、中8週で迎えた3戦目は、泉谷楓真騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では伸びが鈍く11着に終わった。

3歳（2022年）

1月22日、中3週で迎えた4戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では見せ場を作れず8着に敗れた。

4月17日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg減らして迎えた5戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1150m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり4位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

7月17日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から14kg戻して迎えた6戦目は、小林凌大騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（函館芝1200m 雨/稍重）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では弾けるように疾駆したが、勝ったディオアステリアに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月6日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林凌大騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

8月20日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（札幌芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で小林凌大騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず9着に敗れた。

2022年8月24日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

9月21日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた9戦目は、落合玄太騎手を鞍上に迎えて、日高町産業学習特別（門別ダート1000m 晴/重）に出走。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

10月5日、中1週で迎えた10戦目は、アッケシソウ特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で落合玄太騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く4着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた11戦目は、トレニア特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で落合玄太騎手（2戦0勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く8着に敗れた。

11月2日、中1週で迎えた12戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、ビアパーティーAiba浦河特別（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、4着に終わった。

12月15日、中5週で馬体重を前走から15kg減らして迎えた13戦目は、岡村健司騎手を鞍上に迎えて、『劇場版転スラ』公開記念杯（川崎ダート900m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

4歳（2023年）

1月1日、中1週で迎えた14戦目は、小林捺花騎手を鞍上に迎えて、四扇賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。かなり遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に終わった。

1月31日、中3週で迎えた15戦目は、桜草賞（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林捺花騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では決め手に欠いて6着に終わった。

3月1日、中3週で迎えた16戦目は、一般C1四五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林捺花騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい8着に終わった。

4月5日、中4週で迎えた17戦目は、神尾香澄騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず8着に終わった。

4月28日、中2週で迎えた18戦目は、渡辺竜也騎手を鞍上に迎えて、オリジナルクリアうちわ配布記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛追したが、抜け出したルクスアモールを捕まえ切れず、クビ差の2着に甘んじた。

5月12日、中1週で迎えた19戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（1戦0勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では自慢の末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のオンタケサンに1馬身半の差をつけて待望の初白星を挙げた。

6月8日、中3週で迎えた20戦目は、今井貴大騎手を鞍上に迎えて、双六渓谷特別（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に敗れた。

6月23日、中1週で迎えた21戦目は、一般B8 C3（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦したが、3着に終わった。

7月21日、中3週で迎えた22戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では見せ場なく5着に敗れた。

8月3日、中1週で迎えた23戦目は、一般B6（笠松ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（3戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では目立つような脚を使えず5着に敗れた。

8月17日、中1週で迎えた24戦目は、一般B7（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（4戦1勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るマルヨニキーヤを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

9月13日、中3週で迎えた25戦目は、日和田高原特別（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は今井貴大騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く6着に終わった。

9月29日、中1週で迎えた26戦目は、笠松けいば金曜日ライブ配信中（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は渡辺竜也騎手（5戦2勝）。7頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず3着に敗れた。

10月11日、中1週で迎えた27戦目は、一般B（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で渡辺竜也騎手（6戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、伸びてきたプロージット決め手に屈して3/4馬身差の2着に敗北した。

10月25日、中1週で迎えた28戦目は、オグリカップ記念（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で渡辺竜也騎手（7戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた29戦目は、長江慶悟騎手を鞍上に迎えて、イマージュ賞（笠松ダート1400m 雨/重）に出走。8頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

11月22日、中1週で迎えた30戦目は、一般A6 B3（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で長江慶悟騎手（1戦0勝）。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず4着に敗れた。

12月6日、中1週で迎えた31戦目は、B3組（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で長江慶悟騎手（2戦0勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では強靭な末脚を披露したが、3着に終わった。

12月27日、中2週で迎えた32戦目は、ウインターアタック（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で長江慶悟騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5歳（2024年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた33戦目は、山本政聡騎手を鞍上に迎えて、サンダーソニア賞（水沢ダート1400m 曇/重）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

3月23日、中1週で迎えた34戦目は、一般B2（水沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で山本政聡騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月7日、中1週で迎えた35戦目は、スモークツリー賞（水沢ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で山本政聡騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入り込んだ。

4月22日、中1週で迎えた36戦目は、ブッシュローズ賞（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で山本政聡騎手（3戦0勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。