セントマグナム（1988年生、母バレンシアシロー）

セントマグナム（1988年5月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のシルクテンザンオー（当時9歳）と交配したバレンシアシローが6歳のときに産んだ初仔が本馬である。産地は北海道勇払郡鵡川町、生産者は（株）西山牧場。戦績は、中央平地28戦3勝2着5回、地方8戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は1993年の5歳以上500万下。

経歴

デビュー前

梶与四松厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（1991年）

8月4日、デビュー戦は玉ノ井健志騎手を鞍上に据えて、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/不良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は494kg。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味のファイティングスピリットで最後まで奮闘したが、勝ったボニータに詰め切れず、3馬身半差の2着となった。

8月17日、中1週で迎えた2戦目は、4歳未勝利（函館ダート1000m 曇/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で玉ノ井健志騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮烈な末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のハシケンカブトに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

9月1日、中1週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、関口睦介騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（函館ダート1000m 晴/稍重）に出走。7頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は減速してしまい6着に敗れた。

9月14日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた4戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、3着を確保した。

9月21日、連闘で迎えた5戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（2戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びが鈍く6着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた6戦目は、田村正光騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや遅いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み4着に沈んだ。

11月10日、中2週で迎えた7戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は関口睦介騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、勝ったエンジェルクロスにねじ伏せられて2馬身半差の2着となった。

11月24日、中1週で迎えた8戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（4戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では天稟の敢闘精神でゴールまで力走したが、5着に終わった。

4歳（1992年）

6月21日、約7か月の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた9戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では今一つ末脚が弾けず5着に終わった。

7月4日、中1週で馬体重を前走から14kg絞って迎えた10戦目は、4歳以上500万下（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で関口睦介騎手（6戦0勝）。15頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、緩みのないペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味のスタミナで最後まで奮戦したが、ニホンピロオーサムにクビ差交わされて2着となった。

7月18日、中1週で迎えた11戦目は、4歳以上500万下（札幌ダート1000m 雨/良）に出走。鞍上は5戦連続で関口睦介騎手（7戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。ハナを奪い、緩いペースで一団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

8月9日、中2週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（函館ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で関口睦介騎手（8戦0勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて9着に敗れた。

8月15日、連闘で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の噴火湾特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は7戦連続で関口睦介騎手（9戦0勝）。11頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、伸びてきたニューリーダー決め手に屈して半馬身差の2着となった。

8月29日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の下北半島特別（函館芝1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で関口睦介騎手（10戦0勝）。8頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

9月12日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上500万下の湯浜特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は9戦連続で関口睦介騎手（11戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず10着に敗れた。

9月26日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下の洞爺湖特別（函館芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は10戦連続で関口睦介騎手（12戦0勝）。14頭立ての8番人気で12番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では切れる脚を使えず14着に終わった。

10月24日、中3週で迎えた17戦目は、小島太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（東京芝1400m 曇/良）に出走。11頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、やや速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと伸びが足りず、3着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島太騎手（1戦0勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月28日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島太騎手（2戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月13日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島太騎手（3戦0勝）。13頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって11着に敗れた。

12月27日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小島太騎手（4戦0勝）。16頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では迫力満点の伸び脚で急追したが、勝ったメジロダイセンに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

5歳（1993年）

1月30日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた22戦目は、蓑田早人騎手を鞍上に迎えて、5歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた23戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で蓑田早人騎手（1戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るコクラエレガンスを次元の違う末脚で交わし去り、最後は4馬身の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

3月7日、中2週で迎えた24戦目は、5歳以上500万下（小倉芝1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で蓑田早人騎手（2戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら2番手で通過。直線では鮮やかな末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のメイショウマロニエを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

4月18日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた25戦目は、5歳以上900万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は関口睦介騎手（13戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を持続できず、4着に終わった。

5月8日、中2週で迎えた26戦目は、5歳以上900万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で関口睦介騎手（14戦0勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい9着に敗れた。

11月21日、約6か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた27戦目は、4歳以上900万下（東京ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は3戦連続で関口睦介騎手（15戦0勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた28戦目は、4歳以上900万下の中京日経賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は蓑田早人騎手（3戦2勝）。10頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり9着に終わった。

6歳（1994年）

4月14日、約4か月半の休み明けで迎えた29戦目は、横山克彦騎手を鞍上に迎えて、一般A（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月5日、中2週で迎えた30戦目は、一般A（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で横山克彦騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、勝ったカルストンセンスからクビ差の2着に甘んじた。

6月22日、中6週で迎えた31戦目は、井上尊紀騎手を鞍上に迎えて、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 晴/良）に出走。10頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

7月7日、中1週で迎えた32戦目は、沢田盛夫利騎手を鞍上に迎えて、碓氷峠特別（高崎ダート1500m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。6着に敗れた。

8月21日、中5週で迎えた33戦目は、一般A B1（高崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で沢田盛夫利騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のレッドサングリンに1馬身半の差をつけて久しぶりに白星を挙げた。

9月6日、中1週で迎えた34戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で沢田盛夫利騎手（2戦1勝）。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。6着に敗れた。

9月20日、中1週で迎えた35戦目は、三国峠特別（高崎ダート1900m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で沢田盛夫利騎手（3戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月9日、中2週で迎えた36戦目は、三国峠特別（高崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は横山克彦騎手（2戦0勝）。11頭立ての9番人気で大外11番ゲートからスタート。10着に終わった。