エニシャル（2020年生、母オンワードミシェル）

エニシャル（2020年4月1日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「縁とポテンシャル(可能性)の組み合わせ」。毛色は鹿毛。種牡馬のアメリカンペイトリオット（当時7歳）と交配したオンワードミシェルが21歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者は浜本牧場。主な勝ち鞍は2023年のベニバナ賞( 牝)。

経歴

デビュー前

相沢郁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2022年）

11月20日、デビュー戦は角田大和騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（福島ダート1700m 曇/良）に出走。馬体重は446kg。15頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず9着に終わった。

12月11日、中2週で迎えた2戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中京ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。11頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れる脚を使えず6着に終わった。

3歳（2023年）

4月22日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から18kg減らして迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山琉人騎手（1戦0勝）。14頭立ての13番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり12着に終わった。

5月30日、中4週で馬体重を前走から21kg戻して迎えた4戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の無料ネット新聞うまかつ.net金沢賞（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。8頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったウマダッチに詰め切れず、8馬身差の2着に敗北した。

6月11日、中1週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦のベニバナ賞（金沢ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で沖静男騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエフボマに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

6月27日、中1週で迎えた6戦目は、3歳戦のAkari_o7、社会人初のお誕生日記念（金沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で沖静男騎手（2戦1勝）。9頭立ての4番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず4着に敗れた。

7月9日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の7月11日は県民一斉防災訓練デー賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で沖静男騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったエムザックローバーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

7月25日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦の奥能登地震被災地復興支援杯（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で沖静男騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず6着に敗れた。

8月6日、中1週で迎えた9戦目は、3歳戦の祝!ボックルさん結婚記念杯（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で沖静男騎手（5戦1勝）。7頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには参加できず4着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた10戦目は、3歳A4（金沢ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で沖静男騎手（6戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち味のタフさで最後まで奮闘したが、勝ったクレイプマートルに詰め切れず、9馬身差の2着となった。

9月5日、中1週で迎えた11戦目は、3歳戦の特編（金沢ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は8戦連続で沖静男騎手（7戦1勝）。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

9月24日、中2週で迎えた12戦目は、一般C1十（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で沖静男騎手（8戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを3番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったエレガントジュエリに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

10月10日、中1週で迎えた13戦目は、牝馬限定戦のサンビタリア賞（金沢ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は10戦連続で沖静男騎手（9戦1勝）。9頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず5着に敗れた。

10月24日、中1週で迎えた14戦目は、一般C1八（金沢ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で沖静男騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

11月5日、中1週で迎えた15戦目は、藤田弘治騎手を鞍上に迎えて、HBA組合長賞（金沢ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

11月20日、中1週で迎えた16戦目は、服部大地騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に終わった。

12月4日、中1週で迎えた17戦目は、中島龍也騎手を鞍上に迎えて、特別編成（金沢ダート1500m 晴/不良）に出走。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を弾けさせて悠々と抜け出し、最後は2着のトップキングに3馬身の差をつけて2勝目を手にした。

12月19日、中1週で迎えた18戦目は、牝馬限定戦のクリスマスローズ賞（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で中島龍也騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

4歳（2024年）

3月10日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、加藤翔馬騎手を鞍上に迎えて、がんばれ北陸!TK利絵&里美支援（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では鋭さ光る末脚を繰り出したが、4着に終わった。

4月3日、中2週で迎えた20戦目は、魚住謙心騎手を鞍上に迎えて、一般C1八（金沢ダート1400m 小雨/稍重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり4着に敗れた。

4月21日、中2週で迎えた21戦目は、楽天競馬はスマホでラクラク投票特別（金沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は沖静男騎手（11戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。