ウエストハーバー（2008年生、母Harbor Springs）

ウエストハーバー（2008年5月13日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「西＋母名の一部」。毛色は栗毛。種牡馬のMr. Greeley（当時16歳）と交配したHarbor Springsが20歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地32戦3勝2着6回、地方11戦0勝。主な勝ち鞍は2011年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

中竹和也厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

8月8日、デビュー戦は藤岡康太騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は脚勢が衰えて12着に敗れた。

9月12日、中4週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では速い脚を使えず12着に敗れた。

10月24日、中5週で迎えた3戦目は、古川吉洋騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では見せ場を作れず15着に敗れた。

12月26日、中8週で迎えた4戦目は、高倉稜騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では切れ味のいい末脚を発揮したが、4着に終わった。

3歳（2011年）

1月15日、中2週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（京都ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したゴールデンオブジェにクビ差届かず2着に惜敗した。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、川須栄彦騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雪/良）に53kgの軽斤量で出走。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。端に立ち、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のニューユニヴァースに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

2月26日、中3週で迎えた7戦目は、U.リスポリ騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1200m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい16着に敗れた。

5月15日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

6月5日、中2週で迎えた9戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく走り抜いたが、勝ったカリスマサンスカイにねじ伏せられて4馬身差の2着に敗北した。

6月19日、中1週で迎えた10戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中山ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、勝ったオクルスにねじ伏せられて1馬身差の2着に敗北した。

7月17日、中3週で迎えた11戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に敗れた。

8月14日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた12戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（1戦1勝）。14頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、勝ったオールブランニューにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

8月27日、中1週で迎えた13戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったケージーヨシツネに詰め切れず、3馬身半差の2着に敗北した。

9月25日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川須栄彦騎手（3戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナで最後まで踏ん張ったが、抜け出したクランチタイムにクビ差届かず2着に甘んじた。

10月22日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた15戦目は、3歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で川須栄彦騎手（4戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とにハナを切り、少し速いペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

12月11日、中6週で迎えた16戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で川須栄彦騎手（5戦1勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のシャーズブルーを3/4馬身振り切って断トツの支持に応えた。

4歳（2012年）

1月9日、中3週で迎えた17戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての4番人気に推されて1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、緩みのないペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい13着に敗れた。

4月14日、約3か月の休み明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた18戦目は、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。13頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

6月30日、約2か月半の間隔を開けて迎えた19戦目は、3歳以上500万下（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は佐藤哲三騎手（1戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚のキレが鈍く10着に敗れた。

8月26日、中7週で迎えた20戦目は、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は川須栄彦騎手（6戦2勝）。14頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では終いの伸びを欠き、4着に終わった。

9月23日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた21戦目は、3歳以上500万下（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で川須栄彦騎手（7戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

11月17日、中7週で迎えた22戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のドリームジェダイをクビ差振り切って先頭ゴールを果たした。

5歳（2013年）

6月23日、約7か月半の休養明けで迎えた23戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鶴見特別（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず15着に終わった。

9月8日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から14kg増やして迎えた24戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。16頭立ての13番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では伸びあぐねて9着に終わった。

9月28日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下の芦屋川特別（阪神芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は鮫島良太騎手（1戦1勝）。14頭立ての14番人気で大外14番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では決め手に欠いて14着に終わった。

11月16日、中6週で迎えた26戦目は、小牧太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり1位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず7着に終わった。

6歳（2014年）

1月6日、中6週で迎えた27戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は和田竜二騎手（1戦0勝）。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では決め手に欠いて10着に終わった。

3月2日、中7週で迎えた28戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。16頭立ての14番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず7着に終わった。

5月3日、中8週で迎えた29戦目は、C.ウィリアムズ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では末脚にキレが無く15着に終わった。

7月12日、中9週で迎えた30戦目は、Z.パートン騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の尾頭橋特別（中京ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で11番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず8着に終わった。

9月14日、中8週で迎えた31戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の夙川特別（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

10月26日、中5週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた32戦目は、P.ブドー騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の大山崎特別（京都ダート1400m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は失速してしまい15着に終わった。

11月21日、中3週で迎えた33戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、地方重賞の東海菊花賞（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

12月5日、中1週で迎えた34戦目は、村上弘樹騎手を鞍上に迎えて、タンザナイトオープン（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。8頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚がパッとせず7着に終わった。

7歳（2015年）

1月3日、中3週で迎えた35戦目は、ハンデ地方重賞の名古屋記念（名古屋ダート1400m 晴/不良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

1月30日、中3週で迎えた36戦目は、ガーネットオープン（名古屋ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（2戦0勝）。10頭立ての10番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では決め手に欠いて8着に終わった。

2月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた37戦目は、八木直也騎手を鞍上に迎えて、紅梅特別（名古屋ダート1600m 晴/稍重）に出走。11頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

2月26日、中1週で迎えた38戦目は、黄梅特別（名古屋ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（3戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず9着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた39戦目は、コーラルオープン（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で安部幸夫騎手（4戦0勝）。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが鈍く9着に終わった。

3月26日、中1週で迎えた40戦目は、枝垂桜特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で安部幸夫騎手（5戦0勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4月10日、中1週で迎えた41戦目は、昇竜杯（名古屋ダート1600m 小雨/不良）に出走。鞍上は村上弘樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた42戦目は、吉野桜特別（名古屋ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は八木直也騎手（1戦0勝）。10頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり10着に終わった。

5月19日、中3週で迎えた43戦目は、沖静男騎手を鞍上に迎えて、いろはちゃん5才おめでとう（金沢ダート1500m 曇/不良）に出走。7頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず7着に敗れた。