ストリンジェンド（2020年生、母フォルテピアノ）

ストリンジェンド（2020年2月5日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「だんだん速く(音楽用語)。母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のキンシャサノキセキ（当時17歳）と交配したフォルテピアノが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道白老郡白老町、生産者は(有)社台コーポレーション白老ファーム。主な勝ち鞍は2022年の2歳未勝利。

経歴

デビュー前

音無秀孝厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月9日、デビュー戦は北村友一騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。端をきる形となり、やや速いペースで馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月10日、中8週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中京ダート1400m 晴/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で北村友一騎手（1戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったエミサキホコルに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

10月8日、中3週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で北村友一騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、抜け出したマニバドラを差し切れず、1馬身1/4差の2着に敗北した。

10月22日、中1週で迎えた4戦目は、角田大河騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のベアカワイコチャンに4馬身の差をつけて初白星を挙げた。

12月11日、中6週で迎えた5戦目は、D.イーガン騎手を鞍上に迎えて、2歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。端に立つ形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月24日、中1週で迎えた6戦目は、2歳1勝クラス（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でD.イーガン騎手（1戦0勝）。16頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では末脚に勢いがなく8着に敗れた。

3歳（2023年）

2月25日、中8週で迎えた7戦目は、吉田隼人騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。最後は脚色が鈍り10着に敗れた。

4月8日、中5週で迎えた8戦目は、鮫島克駿騎手を鞍上に迎えて、3歳1勝クラス（阪神芝1200m 晴/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では切れる脚を使えず6着に敗れた。

4月22日、中1週で迎えた9戦目は、3歳1勝クラス（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は北村友一騎手（3戦0勝）。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり7着に終わった。

7月15日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切ったが、5着に終わった。

8月5日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に56kgの斤量を背負って出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始5番手を追走。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったロードラディウスに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

9月3日、中3週で迎えた12戦目は、3歳以上1勝クラス（小倉ダート1000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で松山弘平騎手（2戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したメイショウカゼマチを差し切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

10月29日、中7週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた13戦目は、角田大和騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 雨/不良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の負けじ心を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

11月12日、中1週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた14戦目は、H.H.ドイル騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では闘争心が光る走りを見せたが、抜け出したリーゼントミニーに3/4馬身届かず2着に敗北した。

12月9日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた15戦目は、3歳以上1勝クラス（中京ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続でH.H.ドイル騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では豪脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のトモジャアルマンドに4馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

4歳（2024年）

1月27日、中6週で迎えた16戦目は、A.A.ルメートル騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 晴/良）に58kgの斤量を背負って出走。16頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったエティエンヌにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

2月24日、中3週で迎えた17戦目は、B.ムルザバエフ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったゴッドセンドに詰め切れず、2馬身半差の2着に敗北した。

4月6日、中5週で迎えた18戦目は、4歳以上2勝クラス（阪神ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続でB.ムルザバエフ騎手（1戦0勝）。13頭立ての1番人気に推されて大外13番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、4着に終わった。

4月21日、中1週で迎えた19戦目は、坂井瑠星騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（京都ダート1200m 小雨/稍重）に出走。16頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はガス欠状態になり11着に敗れた。

7月7日、約2か月半の間隔を開けて迎えた20戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの彦星賞（福島ダート1150m 晴/良）に出走。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では力強いフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

7月27日、中2週で迎えた21戦目は、3歳以上2勝クラスの出雲崎特別（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では持ち前の忍耐力ででしぶとく走り抜いたが、抜け出したエランティスを捕まえ切れず、1馬身3/4差の2着に敗北した。

9月22日、中7週で迎えた22戦目は、3歳以上2勝クラス（中京ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は松山弘平騎手（3戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず5着に敗れた。

10月20日、中3週で迎えた23戦目は、亀田温心騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 晴/稍重）に出走。15頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では持ち前のしぶとさで最後まで脚を伸ばしたが、勝ったミルトハンターを半馬身捉え切れず2着となった。