クラウンボーイ（2003年生、母サニーアイロニス）

クラウンボーイ（2003年4月8日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「王冠をかぶった少年」。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン（当時9歳）と交配したサニーアイロニスが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は秋場牧場。戦績は、中央平地1戦0勝、地方19戦2勝2着2回。主な勝ち鞍は2005年のファーストトライ。

経歴

デビュー前

1歳のとき、秋場牧場から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」に上場されたが主取りとなった。

上田伸夫厩舎（園田）へ入厩。

2歳（2005年）

7月19日、デビュー戦は木村健騎手を鞍上に据えて、2歳戦のファーストトライ（園田ダート820m 曇/良）に出走。馬体重は445kg。7頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のムクサンエースに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月25日、中4週で迎えた2戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、2歳（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。6頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には届かず4着に敗れた。

9月23日、中3週で迎えた3戦目は、有馬澄男騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。7頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。

10月13日、中2週で迎えた4戦目は、三野孝徳騎手を鞍上に迎えて、2歳T1（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のプリンスリートロフィー（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で三野孝徳騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には食い込めず5着に終わった。

11月10日、中1週で迎えた6戦目は、2歳T1（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で三野孝徳騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず4着に終わった。

12月30日、中6週で迎えた7戦目は、2歳地方重賞の園田ジュニアカップ（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で三野孝徳騎手（3戦0勝）。11頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着に入り込んだ。

3歳（2006年）

1月18日、中2週で迎えた8戦目は、3歳T1（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で三野孝徳騎手（4戦0勝）。12頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のジョウショーフジをハナ差振り切って勝利を手中に収めた。

2月15日、中3週で迎えた9戦目は、3歳地方重賞の園田ユースカップ（園田ダート1400m 雨/稍重）に出走。鞍上は6戦連続で三野孝徳騎手（5戦1勝）。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいい脚を見せられず6着に敗れた。

3月2日、中1週で馬体重を前走から16kg減らして迎えた10戦目は、3歳T1（姫路ダート1500m 晴/不良）に出走。鞍上は7戦連続で三野孝徳騎手（6戦1勝）。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウショウヒカリを捕まえ切れず、8馬身差の2着に敗北した。

4月5日、中4週で迎えた11戦目は、3歳戦の兵庫チャンピオンシップトライアル（園田ダート1700m 雨/不良）に出走。鞍上は8戦連続で三野孝徳騎手（7戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したトウショウヒカリを捕まえ切れず、約10馬身差の2着に敗北した。

5月4日、中3週で迎えた12戦目は、3歳G2の兵庫チャンピオンシップ（園田ダート1870m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で三野孝徳騎手（8戦1勝）。11頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に終わった。

5月21日、中1週で迎えた13戦目は、3歳500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は10戦連続で三野孝徳騎手（9戦1勝）。15頭立ての15番人気で16番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを11番手で通過。直線では伸びが劣勢になり14着に終わった。

6月8日、中2週で迎えた14戦目は、3歳地方重賞の兵庫ダービー（園田ダート1870m 曇/良）に出走。鞍上は11戦連続で三野孝徳騎手（10戦1勝）。11頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。果敢にハナを切り、で集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

6月27日、中2週で迎えた15戦目は、さわやか特別（園田ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は12戦連続で三野孝徳騎手（11戦1勝）。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では全く伸びず5着に敗れた。

7月11日、中1週で迎えた16戦目は、金物のまち三木特別（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は13戦連続で三野孝徳騎手（12戦1勝）。11頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚を伸ばせず5着に敗れた。

7月25日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた17戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、3歳地方重賞のMRO金賞（金沢ダート1700m 晴/重）に出走。11頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位争いには参加できず5着に終わった。

8月17日、中2週で馬体重を前走から11kg戻して迎えた18戦目は、3歳以上A1一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、4着を確保した。

8月31日、中1週で馬体重を前走から12kg絞って迎えた19戦目は、3歳以上A1一（姫路ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は木村健騎手（1戦1勝）。8頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びあぐねて8着に敗れた。

4歳（2007年）

8月15日、約11か月半の休み明けで馬体重を前走から25kg戻して迎えた20戦目は、安原勝久騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では脚が残っておらず11着に終わった。