コナコースト（2020年生、母コナブリュワーズ）

コナコースト（2020年3月15日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「ハワイ島西岸の溶岩と美しいビーチリゾートが織りなすエリア」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキタサンブラック（当時8歳）と交配したコナブリュワーズが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道安平町、生産者はノーザンファーム。2023年の桜花賞(牝G1)で2着に入った他、2023年のチューリップ賞(牝G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

清水久詞厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

8月28日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（小倉芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は472kg。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを5番手で通過。直線では圧倒的な末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のメテオリートをクビ差振り切って初勝利を挙げた。

3歳（2023年）

2月4日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンのエルフィンステークス（中京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、逃げるユリーシャを差し切れず、2馬身半差の2着となった。

3月4日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定3歳G2のチューリップ賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で鮫島克駿騎手（2戦1勝）。17頭立ての6番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では堅実な伸びを見せたが、抜け出したモズメイメイにハナ差届かず2着に惜敗した。

4月9日、中4週で迎えた4戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 外回り晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は4戦連続で鮫島克駿騎手（3戦1勝）。18頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前のタフネスで最後まで脚を伸ばしたが、伸びてきたリバティアイランド決め手に屈して3/4馬身差の2着となった。

5月21日、中5週で迎えた5戦目は、D.レーン騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G1のオークス（優駿牝馬）（東京芝2400m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

10月15日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G1の秋華賞（京都芝2000m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克駿騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて4番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、かなり遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい8着に敗れた。

12月16日、中8週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた7戦目は、牝馬限定のハンデG3のターコイズステークス（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克駿騎手（5戦1勝）。16頭立ての5番人気で15番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に敗れた。

4歳（2024年）

2月4日、中6週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた8戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、G3の東京新聞杯（東京芝1600m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では脚が上がってしまい16着に終わった。

10月27日、約9か月の休養明けで迎えた9戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、カシオペアステークス（京都芝1800m 外回り曇/良）に牝馬ながら57kgの斤量を背負って出走。18頭立ての7番人気で大外18番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は一杯になって14着に敗れた。