チクシタイショウ（2009年生、母リンダスキー）

チクシタイショウ（2009年4月29日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋大将」。毛色は鹿毛。種牡馬のスパイキュール（当時9歳）と交配したリンダスキーが13歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は木稲牧場。戦績は、中央平地7戦0勝、地方24戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2012年の3歳。

経歴

デビュー前

嶋田潤厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2011年）

9月24日、デビュー戦は平野優騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1200m 外回り晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は424kg。13頭立ての13番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では鋭い脚を使えず13着に終わった。

11月6日、中5週で迎えた2戦目は、大庭和弥騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 曇/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。16頭立ての14番人気で5番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では脚が残っておらず13着に終わった。

11月26日、中2週で迎えた3戦目は、2歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大庭和弥騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

12月25日、中3週で迎えた4戦目は、草野太郎騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

3歳（2012年）

2月25日、中8週で迎えた5戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始8番手を追走。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

4月14日、中6週で迎えた6戦目は、丸山元気騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では見せ場を作れず13着に終わった。

5月6日、中2週で迎えた7戦目は、中谷雄太騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後はバテてしまい16着に終わった。

6月17日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた8戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。11頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を繰り出したが上位争いには加われず6着に敗れた。

6月30日、中1週で迎えた9戦目は、川島拓騎手を鞍上に迎えて、3歳（佐賀ダート1300m 雨/不良）に出走。8頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

7月15日、中1週で迎えた10戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい7着に終わった。

8月19日、中4週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（2戦0勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、3着を確保した。

9月2日、中1週で馬体重を前走から5kg戻して迎えた12戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（3戦0勝）。8頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではしぶとく脚を使って伸び続けたが、勝ったアンジェリカシードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

9月29日、中3週で迎えた13戦目は、3歳（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（4戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では目の覚めるような末脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のシゲルオリーブを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月14日、中1週で迎えた14戦目は、3歳以上C2 13（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で川島拓騎手（5戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた15戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は7戦連続で川島拓騎手（6戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では切れる脚を使えず5着に敗れた。

11月3日、連闘で迎えた16戦目は、3歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は8戦連続で川島拓騎手（7戦1勝）。7頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後は一杯になって6着に敗れた。

11月25日、中2週で迎えた17戦目は、3歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で川島拓騎手（8戦1勝）。9頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

12月2日、連闘で迎えた18戦目は、3歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で川島拓騎手（9戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びを欠き7着に終わった。

12月15日、中1週で迎えた19戦目は、カトレア賞（佐賀ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で川島拓騎手（10戦1勝）。10頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では全く伸びず6着に終わった。

12月31日、中1週で迎えた20戦目は、ファンタジーカップ（佐賀ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は12戦連続で川島拓騎手（11戦1勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい4着に終わった。

4歳（2013年）

1月19日、中2週で迎えた21戦目は、南谷圭哉騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 15（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。8頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では天稟の闘争心でゴールまで力走し、3着に入り込んだ。

1月26日、連闘で迎えた22戦目は、4歳以上C2 34（佐賀ダート1300m 小雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず最後はハクユウマンボと並んで4着同着となった。

2月10日、中1週で迎えた23戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は川島拓騎手（12戦1勝）。8頭立ての5番人気で大外8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいい脚を見せられず4着に終わった。

2月17日、連闘で迎えた24戦目は、早春賞（佐賀ダート1400m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で川島拓騎手（13戦1勝）。9頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

2月23日、連闘で迎えた25戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で川島拓騎手（14戦1勝）。7頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に敗れた。

3月10日、中1週で迎えた26戦目は、4歳以上C2 17（佐賀ダート1400m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で川島拓騎手（15戦1勝）。8頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月16日、連闘で迎えた27戦目は、4歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は5戦連続で川島拓騎手（16戦1勝）。8頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では鋭い脚を使えず7着に敗れた。

4月14日、中3週で迎えた28戦目は、4歳以上C2 14（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は南谷圭哉騎手（2戦0勝）。9頭立ての6番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に終わった。

4月21日、連闘で迎えた29戦目は、4歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で南谷圭哉騎手（3戦0勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では不屈の敢闘精神で渋太く末脚を持続させて、最後は2着のイサミスマイルを半馬身振り切って2勝目を奪取した。

5月5日、中1週で迎えた30戦目は、4歳以上C2-10（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で南谷圭哉騎手（4戦1勝）。8頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず5着に終わった。

5月11日、連闘で迎えた31戦目は、4歳以上C2-9（佐賀ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は川島拓騎手（17戦1勝）。10頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るエッチャンダイスキを次元の違う末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて優勝