ビレッジイーグル（2017年生、母トキノナスティア）

ビレッジイーグル（2017年3月12日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+鷲」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のベーカバド（当時10歳）と交配したトキノナスティアが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は川島牧場。2024年のペガサスジャンプステークス(障害4歳以上オープン)を3連覇した他、2022年のイルミネーションジャンプステークス(障害3歳以上オープン)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

竹内正洋厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2019年）

10月6日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝2000m 曇/良）に出走。馬体重は478kg。11頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端をきり、非常に緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

10月27日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、2歳未勝利（東京ダート1600m 曇/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で松岡正海騎手（1戦0勝）。13頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい12着に敗れた。

3歳（2020年）

2月15日、約3か月半の休み明けで迎えた3戦目は、武藤雅騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は脚勢が衰えて12着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で武藤雅騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを11番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず11着に終わった。

3月28日、中1週で迎えた5戦目は、原優介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

4月11日、中1週で迎えた6戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では決め手が足りず6着に終わった。

5月2日、中2週で迎えた7戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。12頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。先陣を切る形となり、若干遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に敗れた。

5月17日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で江田照男騎手（2戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、粘りを欠いて6着に沈んだ。

6月13日、中3週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（東京ダート2100m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で江田照男騎手（3戦0勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい6着に敗れた。

8月30日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg増やして迎えた10戦目は、伊藤工真騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。10着に終わった。

10月24日、中7週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた11戦目は、上野翔騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（新潟障害芝2850m 外→内雨/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。8着に終わった。

11月7日、中1週で迎えた12戦目は、大江原圭騎手を鞍上に迎えて、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 晴/良）に出走。9頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。3着を確保した。

11月28日、中2週で迎えた13戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（1戦0勝）。12頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。4着に終わった。

4歳（2021年）

6月5日、約6か月半の休み明けで迎えた14戦目は、障害3歳以上未勝利（東京障害芝3000m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。5着に終わった。

7月3日、中3週で迎えた15戦目は、障害3歳以上未勝利（福島障害芝2750m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で大江原圭騎手（3戦0勝）。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。最後は、2着のベイビーステップに1馬身の差をつけて待望の初勝利を挙げた。

7月17日、中1週で迎えた16戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3380m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で大江原圭騎手（4戦1勝）。14頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。3着に入った。

11月6日、約3か月半の休養明けで迎えた17戦目は、障害3歳以上オープン（福島障害芝3350m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で大江原圭騎手（5戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。5着に敗れた。

12月4日、中3週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた18戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で大江原圭騎手（6戦1勝）。13頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。4着を確保した。

12月25日、中2週で迎えた19戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で大江原圭騎手（7戦1勝）。14頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。5着を確保した。

5歳（2022年）

3月26日、約3か月の休み明けで迎えた20戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は9戦連続で大江原圭騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。最後は、2着のブラゾンダムールをクビ差制して優勝

4月16日、中2週で迎えた21戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/稍重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は10戦連続で大江原圭騎手（9戦2勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。5着に敗れた。

9月24日、約5か月半の休み明けで迎えた22戦目は、清秋ジャンプステークス（中山障害芝3210m 小雨/不良）に出走。鞍上は11戦連続で大江原圭騎手（10戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。9着に敗れた。

12月3日、中9週で迎えた23戦目は、イルミネーションジャンプステークス（中山障害芝3570m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で大江原圭騎手（11戦2勝）。14頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。3着に終わった。

12月24日、中2週で迎えた24戦目は、J・G1の中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は13戦連続で大江原圭騎手（12戦2勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。5着に終わった。

6歳（2023年）

3月18日、約3か月の間隔を開けて馬体重を前走から12kg増やして迎えた25戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り雨/重）に出走。鞍上は14戦連続で大江原圭騎手（13戦2勝）。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。最後は、2着のダイシンクローバーに2馬身半の差をつけて優勝

4月15日、中3週で馬体重を前走から10kg絞って迎えた26戦目は、J・G1の中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り雨/重）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は15戦連続で大江原圭騎手（14戦3勝）。10頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

10月28日、約6か月半の休養明けで迎えた27戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 曇/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。主導権を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、かなりのスローペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと末脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のサイブレーカーに2馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

12月23日、中7週で迎えた28戦目は、中山大障害（中山障害芝4100m 晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は大江原圭騎手（15戦3勝）。12頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。4着に終わった。

7歳（2024年）

3月16日、約3か月の間隔を開けて迎えた29戦目は、ペガサスジャンプステークス（中山障害芝3350m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大江原圭騎手（16戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。最後は、2着のアサクサゲンキに1馬身1/4の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4月13日、中3週で迎えた30戦目は、中山グランドジャンプ（中山障害芝4250m 外回り晴/良）に63kgの斤量を背負って出走。鞍上は3戦連続で大江原圭騎手（17戦4勝）。12頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。5着に敗れた。

10月6日、約6か月の休養明けで迎えた31戦目は、3歳以上1勝クラスの萬代橋特別（新潟芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は木幡初也騎手（1戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。端に立つ形となり、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい12着に敗れた。