ファイブレイナ（2020年生、母トリンカファイブ）

ファイブレイナ（2020年3月10日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「母名の一部+スペインの人名より」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時11歳）と交配したトリンカファイブが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は高昭牧場。戦績は、中央平地7戦0勝2着1回、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2024年の4歳以上C3二。

経歴

デビュー前

渡辺薫彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

11月27日、デビュー戦は高倉稜騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（阪神ダート1200m 晴/稍重）に出走。馬体重は422kg。16頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではパワフルな末脚を繰り出し、4着に入った。

3歳（2023年）

3月12日、約3か月半の休養明けで迎えた2戦目は、河原田菜々騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。16頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

4月1日、中2週で迎えた3戦目は、3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は高倉稜騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚勢がやや鈍り、5着に終わった。

4月22日、中2週で迎えた4戦目は、3歳戦の3歳未勝利（京都芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で高倉稜騎手（2戦0勝）。18頭立ての10番人気で17番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では切れる脚を使えず15着に終わった。

6月24日、中8週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（阪神ダート1200m 曇/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は河原田菜々騎手（1戦0勝）。15頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず6着に敗れた。

8月13日、中6週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で河原田菜々騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では逸出した伸び脚で急追したが、勝ったプレッジに詰め切れず、5馬身差の2着となった。

8月26日、中1週で迎えた7戦目は、3歳戦の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/稍重）に50kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で河原田菜々騎手（3戦0勝）。15頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く6着に敗れた。

11月9日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではスパッとキレる脚で追い上げたが、勝ったルクスグラシャスをクビ差捉え切れず2着に甘んじた。

11月30日、中2週で迎えた9戦目は、ユーカリ賞（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、3着に終わった。

12月20日、中2週で迎えた10戦目は、3歳以上C2（園田ダート1870m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（2戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。敢然とハナを奪い、で一団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

4歳（2024年）

4月2日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、4歳以上C3二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉村智洋騎手（3戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く終いの脚を伸ばして、最後は2着のアイアンストーンをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

4月25日、中2週で迎えた12戦目は、塩津璃菜騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2二（園田ダート1400m 晴/重）に50kgの軽斤量で出走。7頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

5月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、4歳以上C2二（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉村智洋騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線に入ると、前で粘るドゥーエニシングを上がり2位の末脚で半馬身差し切って先頭ゴールを果たした。

6月7日、中2週で迎えた14戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（5戦2勝）。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚がパッとせず4着に敗れた。

6月28日、中2週で迎えた15戦目は、一族の誇りを胸に!!ドゥラ来場記念（園田ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は3戦連続で吉村智洋騎手（6戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では自慢の末脚を弾けさせてあっさりと抜け出し、最後は2着のオウケンファイターに3馬身の差をつけて優勝

7月17日、中2週で迎えた16戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚を伸ばせず8着に敗れた。

8月7日、中2週で迎えた17戦目は、新庄海誠騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C1二（園田ダート1400m 晴/稍重）に51kgの軽斤量で出走。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では稟性の負けじ魂を発揮してゴールまでタレずに走り切ったが、4着に終わった。

12月19日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から19kg減らして迎えた18戦目は、鴨宮祥行騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5歳（2025年）

1月9日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上C2一（園田ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は下原理騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚勢が衰えて8着に終わった。

1月21日、中1週で迎えた20戦目は、4歳以上C2（姫路ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず9着に終わった。

2月11日、中2週で迎えた21戦目は、SKE48太田彩夏☆来場記念2（姫路ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。12頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はガス欠状態になり12着に敗れた。