ポッドローザ（2010年生、母アルテシア）

ポッドローザ（2010年4月9日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「冠名＋ばら（伊）」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のホワイトマズル（当時20歳）と交配したアルテシアが9歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地2戦0勝、地方29戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2014年の一般C1四五。

経歴

デビュー前

2歳のとき、社台ファームから「千葉サラブレッド・セールサラブレッド2歳」に上場され、小川眞査雄によって1,260万円で落札された。

大和田成厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2012年）

12月15日、デビュー戦は石橋脩騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（中山芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は472kg。13頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、極端なスローペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。

3歳（2013年）

1月20日、中4週で迎えた2戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石橋脩騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が悪くなり14着に終わった。

5月22日、約4か月の休み明けで迎えた3戦目は、見沢譲治騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では卓出した伸び脚で猛進したが、キモンビーリッチに交わされて1馬身半差の2着に敗北した。

6月12日、中2週で迎えた4戦目は、3歳（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で見沢譲治騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線に入ると、前で粘るソーホワットを上がり3位タイの末脚でハナ差だけ差し切って初勝利を挙げた。

7月3日、中2週で迎えた5戦目は、3歳戦の彦星特別（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で見沢譲治騎手（2戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず8着に敗れた。

7月26日、中2週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳戦の三崎特別（川崎ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では終いが甘くなり、5着に終わった。

8月21日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳戦のホウセンカ賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを先頭で通過。直線に入ると、前で粘るトキノアイミナを鬼脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目をつかんだ。

9月4日、中1週で迎えた8戦目は、3歳戦のサファイアフラワー賞（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい9着に敗れた。

9月23日、中2週で迎えた9戦目は、よみうりランド賞（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦1勝）。14頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では脚を伸ばせず12着に終わった。

10月10日、中1週で迎えた10戦目は、酒井忍騎手を鞍上に迎えて、一般C1五（川崎ダート1600m 曇/良）に出走。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったニシノブンブンマルにねじ伏せられて2馬身差の2着となった。

10月29日、中2週で迎えた11戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 雨/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（1戦0勝）。14頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では速い脚を使えず6着に敗れた。

11月14日、中1週で迎えた12戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で酒井忍騎手（2戦0勝）。12頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

12月3日、中2週で迎えた13戦目は、一般C1三四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で酒井忍騎手（3戦0勝）。14頭立ての10番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず9着に終わった。

12月18日、中1週で迎えた14戦目は、ありがとう! 福山競馬記念（川崎ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦1勝）。12頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい9着に敗れた。

4歳（2014年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C1四（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（4戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では速い脚を使えず5着に敗れた。

1月27日、中3週で迎えた16戦目は、真島大輔騎手を鞍上に迎えて、一般C1四五（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天賦の負けん気を発揮してゴールまで勇戦したが、4着に終わった。

3月3日、中4週で迎えた17戦目は、一般C1四五（川崎ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で真島大輔騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線に入ると、前で粘るキョウエイステップを3/4馬身差し切って勝利を手中に収めた。

4月16日、中5週で迎えた18戦目は、一般C1三（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で真島大輔騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

5月9日、中2週で迎えた19戦目は、鍾馗盃（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で真島大輔騎手（3戦1勝）。14頭立ての10番人気で5番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず9着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた20戦目は、万葉賞（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で真島大輔騎手（4戦1勝）。12頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

6月9日、中2週で馬体重を前走から15kg増やして迎えた21戦目は、南風特別（川崎ダート1500m 曇/重）に出走。鞍上は酒井忍騎手（5戦0勝）。14頭立ての6番人気で11番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く9着に敗れた。

7月3日、中2週で迎えた22戦目は、山百合特別（川崎ダート1500m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で酒井忍騎手（6戦0勝）。14頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では他馬と同じような脚勢になり8着に敗れた。

7月24日、中2週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた23戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、うらかわ馬フェスタ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に敗れた。

8月7日、中1週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた24戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、紅葉葵特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての9番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい9着に終わった。

8月21日、中1週で迎えた25戦目は、松井伸也騎手を鞍上に迎えて、胆振軽種馬農業協同組合特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

9月4日、中1週で迎えた26戦目は、阪野学騎手を鞍上に迎えて、日高軽種馬青年部連合会特別（門別ダート1800m 雨/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい9着に終わった。

9月18日、中1週で迎えた27戦目は、井上幹太騎手を鞍上に迎えて、サイアーライン特別（門別ダート1800m 晴/稍重）に出走。12頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では全く伸びず8着に終わった。

10月2日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、阿部龍騎手を鞍上に迎えて、北のフルーツ王国よいち特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず7着に終わった。

10月16日、中1週で馬体重を前走から12kg戻して迎えた29戦目は、旬の味覚!門別ししゃも祭り特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では今一つ伸び切れず5着に終わった。

10月30日、中1週で迎えた30戦目は、JAむかわほほえみ特別（門別ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は阿部龍騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では力強い脚運びでゴールまで走り切り、4着に入り込んだ。

11月13日、中1週で迎えた31戦目は、ビヤパーティAiba浦河特別（門別ダート2000m 雪/重）に出走。鞍上は桑村真明騎手（2戦0勝）。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず10着に終わった。