ジャスティンヴェル（2019年生、母プレシャスライフ）

ジャスティンヴェル（2019年4月3日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名+見る(ポルトガル語)」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のドゥラメンテ（当時7歳）と交配したプレシャスライフが16歳のときに産んだ10番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は千代田牧場。戦績は、中央平地1戦1勝。2021年のききょうステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

安田隆行厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2021年）

7月31日、デビュー戦は川田将雅騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（新潟芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は476kg。18頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、後続との差を2馬身以上保って、やや緩いペースで馬群を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では途轍もない末脚を炸裂させて悠々と抜け出し、最後は2着のシナモンロールに5馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

10月2日、中8週で迎えた2戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1400m 晴/良）に出走。7頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したドーブネを捕まえ切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

12月25日、約3か月の間隔を開けて迎えた3戦目は、2歳1勝クラスの万両賞（阪神芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松山弘平騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

3歳（2022年）

1月9日、中1週で迎えた4戦目は、西村淳也騎手を鞍上に迎えて、3歳G3のシンザン記念（中京芝1600m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。15頭立ての13番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り13着に終わった。

6月18日、約5か月半の休み明けで迎えた5戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（阪神芝2000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では末脚が振るわず4着に敗れた。

7月24日、中4週で迎えた6戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラス（小倉芝2000m 曇/良）に出走。12頭立ての8番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では天性の闘志でゴールまで力闘し、3着に入り込んだ。

9月3日、中5週で迎えた7戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1勝クラスの瓢湖特別（新潟芝2200m 曇/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のバラジを半馬身振り切って2勝目をつかんだ。

10月30日、中7週で迎えた8戦目は、3歳以上2勝クラスの本栖湖特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では速い脚を使えず9着に敗れた。

11月26日、中3週で迎えた9戦目は、3歳以上2勝クラスの江坂特別（阪神芝2600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

4歳（2023年）

1月7日、中5週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた10戦目は、4歳以上2勝クラスの長良川特別（中京芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（2戦0勝）。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

1月14日、連闘で馬体重を前走から10kg絞って迎えた11戦目は、4歳以上2勝クラスの渥美特別（中京芝2000m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で福永祐一騎手（3戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では切れ味抜群の末脚を披露したが、3着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた12戦目は、岩田康誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中京芝2000m 晴/良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず8着に敗れた。

4月23日、約2か月半の間隔を開けて迎えた13戦目は、横山和生騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの石和特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが劣勢になり4着に終わった。

5月21日、中3週で迎えた14戦目は、4歳以上2勝クラスの調布特別（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で横山和生騎手（1戦0勝）。10頭立ての4番人気で大外10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では決め手が足りず4着に敗れた。

6月18日、中3週で迎えた15戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの町田特別（東京芝2400m 晴/良）に出走。8頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい6着に敗れた。

10月21日、約4か月の休養明けで迎えた16戦目は、3歳以上2勝クラスの村上特別（新潟芝2000m 外回り小雨/重）に出走。鞍上は北村友一騎手（1戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では迫力十分の伸び脚で猛進したが、伸びてきたモズロックンロール決め手に屈してクビ差の2着となった。

2023年11月1日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。