エンチャントメント（2015年生、母マイネソーサリス）

エンチャントメント（2015年5月17日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「魔法を使うこと、魔法にかかっていること」。毛色は鹿毛。種牡馬のステイゴールド（当時21歳）と交配したマイネソーサリスが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者はビッグレッドファーム。

経歴

デビュー前

ラフィアンターフマンクラブにて総額1,600万円（16万×100口）で一口馬主が募集された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2018年）

4月22日、デビュー戦は丹内祐次騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（福島芝1800m 晴/良）に出走。馬体重は422kg。15頭立ての10番人気で13番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず6着に終わった。

5月13日、中2週で迎えた2戦目は、柴田大知騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 曇/良）に出走。14頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。かなりのスローペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではゴールまでジワジワと伸び、4着を確保した。

6月9日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で柴田大知騎手（1戦0勝）。18頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では全く伸びず7着に終わった。

8月11日、中8週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（札幌芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は丹内祐次騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で大外16番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

9月15日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた5戦目は、3歳未勝利（中山芝2000m 小雨/稍重）に出走。鞍上は柴田大知騎手（2戦0勝）。18頭立ての18番人気で9番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は勢いを失って16着に終わった。

11月26日、中9週で迎えた6戦目は、町田直希騎手を鞍上に迎えて、3歳（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。9頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位には届かず4着に終わった。

12月17日、中2週で迎えた7戦目は、3歳（川崎ダート1500m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で町田直希騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚を伸ばせず最後はディアガールと並んで6着同着となった。

4歳（2019年）

1月2日、中1週で迎えた8戦目は、一般C3五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で町田直希騎手（2戦0勝）。11頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず7着に敗れた。

1月29日、中3週で迎えた9戦目は、一般C3九十十一（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で町田直希騎手（3戦0勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、4着に終わった。

2月27日、中3週で迎えた10戦目は、拜原靖之騎手を鞍上に迎えて、一般C3六七（川崎ダート1400m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

4月3日、中4週で迎えた11戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには加われず5着に終わった。

5月15日、中5週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、一般C3五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では他馬と同じような脚勢になり5着に敗れた。

6月12日、中3週で迎えた13戦目は、一般C3四五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（3戦0勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

7月2日、中2週で迎えた14戦目は、一般C3六七（川崎ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は5戦連続で拜原靖之騎手（4戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

7月18日、中1週で迎えた15戦目は、一般C3五六七（川崎ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は6戦連続で拜原靖之騎手（5戦0勝）。12頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線ではスパッと切れる脚を使えず10着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた16戦目は、山林堂信彦騎手を鞍上に迎えて、2019夏川崎ジョッキーズカップ（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。13頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず7着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた17戦目は、一般C3三四（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを6番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい6着に終わった。

9月3日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3五六（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（7戦0勝）。12頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を披露し、3着に入った。

9月10日、連闘で迎えた19戦目は、一般C3九十（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（8戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、3着に終わった。

9月27日、中1週で迎えた20戦目は、一般C3四以下（船橋ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で拜原靖之騎手（9戦0勝）。11頭立ての5番人気で大外11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸びたが、3着に終わった。

10月22日、中3週で迎えた21戦目は、一般C3三四五（川崎ダート1500m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で拜原靖之騎手（10戦0勝）。7頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではいいところがなく7着に終わった。

10月29日、連闘で迎えた22戦目は、一般C3三四（船橋ダート1500m 雨/重）に出走。鞍上は6戦連続で拜原靖之騎手（11戦0勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には届かず5着に敗れた。

11月19日、中2週で迎えた23戦目は、藤田凌騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズTR川崎第1戦（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では長くいい末脚でゴールまで走り切り、3着に入り込んだ。

12月17日、中3週で迎えた24戦目は、ゼファー賞（川崎ダート1500m 曇/稍重）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（12戦0勝）。11頭立ての6番人気で大外11番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では目立つような脚を使えず6着に敗れた。

5歳（2020年）

1月3日、中1週で迎えた25戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（13戦0勝）。14頭立ての11番人気で4番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい9着に終わった。

1月28日、中3週で迎えた26戦目は、一般C3六七八（川崎ダート1500m 雨/不良）に出走。鞍上は町田直希騎手（4戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では賦性の闘志でゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

3月5日、中4週で迎えた27戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は拜原靖之騎手（14戦0勝）。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを11番手で通過。直線では決め手に欠いて11着に終わった。

3月24日、中2週で迎えた28戦目は、一般C3六七（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で拜原靖之騎手（15戦0勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位争いには参加できず7着に終わった。

4月15日、中2週で迎えた29戦目は、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で拜原靖之騎手（16戦0勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず10着に終わった。

5月14日、中3週で迎えた30戦目は、藤江渉騎手を鞍上に迎えて、一般C3四五六（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての9番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

6月12日、中3週で迎えた31戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、2020川崎ジョッキーズカップ第2戦（川崎ダート1500m 晴/稍重）に出走。14頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

6月30日、中2週で迎えた32戦目は、一般C3五六七（浦和ダート1500m 雨/稍重）に出走。鞍上は藤江渉騎手（1戦0勝）。12頭立ての12番人気で大外12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

7月14日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた33戦目は、一般C3七八九（川崎ダート1400m 曇/不良）に出走。鞍上は山林堂信彦騎手（1戦0勝）。11頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず9着に終わった。

8月10日、中3週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた34戦目は、竹吉徹騎手を鞍上に迎えて、チャレンジシリーズ（佐賀ダート1400m 曇/稍重）に出走。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では決め手が足りず最後はマリノレインボーと並んで4着同着となった。

8月16日、連闘で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、倉富隆一郎騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2 14（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。9頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

8月29日、中1週で迎えた36戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、令和2年7月豪雨災害被災者支援競走（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。競走中止となった。