フォルナリーナ（1996年生、母プレイヤーホイール）

フォルナリーナ（1996年5月8日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のCapote（当時12歳）と交配したプレイヤーホイールが11歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地36戦3勝2着6回。1999年の報知杯4歳牝馬特別(牝G2)で3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

渡辺栄厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1998年）

10月17日、デビュー戦は角田晃一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（京都芝1400m 雨/不良）に出走。馬体重は468kg。9頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では強烈な末脚を爆発させて先頭に立ち、最後は2着のタイクラッシャーに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

11月7日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（京都芝1400m 外回り晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（1戦1勝）。12頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいいところがなく7着に敗れた。

12月12日、中4週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（阪神芝1600m 晴/良）に出走。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線ではパワフルな末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3歳（1999年）

1月9日、中3週で迎えた4戦目は、牝馬限定の4歳500万下（京都ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で武豊騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず6着に敗れた。

2月20日、中5週で迎えた5戦目は、牝馬限定4歳500万下の飛梅賞（京都ダート1800m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で武豊騎手（2戦0勝）。12頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず7着に敗れた。

3月14日、中2週で迎えた6戦目は、牝馬限定3歳G2の報知杯4歳牝馬特別（阪神芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（2戦1勝）。16頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで頑張り、3着に入った。

4月11日、中3週で迎えた7戦目は、牝馬限定3歳G1の桜花賞（阪神芝1600m 晴/良）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（3戦1勝）。18頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。最後は脚を失くしてしまい18着に終わった。

5月23日、中5週で迎えた8戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、4歳500万下のわらび賞（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では見事な伸び脚を見せたが、伸びてきたパーソナルアイズ決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

6月5日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下の白藤賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（4戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では見せ場を作れず9着に敗れた。

7月4日、中3週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた10戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳500万下（福島芝2000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘したが、4着に終わった。

7月31日、中3週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた11戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（5戦1勝）。9頭立ての3番人気で1番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前のタフネスで根気強く脚を伸ばしたが、勝ったブイエクスプレスにねじ伏せられて3馬身半差の2着となった。

10月17日、約2か月半の間隔を開けて迎えた12戦目は、4歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（6戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず6着に敗れた。

4歳（2000年）

7月22日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg増やして迎えた13戦目は、千田輝彦騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下の登別特別（函館芝1200m 曇/良）に出走。16頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、平均的なペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ6着に沈んだ。

8月6日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下の小樽特別（札幌芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で千田輝彦騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では伸びを欠き7着に敗れた。

8月19日、中1週で迎えた15戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下のまりも特別（札幌芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で千田輝彦騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には届かず6着に敗れた。

9月16日、中3週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神芝1600m 雨/良）に出走。17頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを4番手で通過。直線では見所を作れず8着に敗れた。

11月12日、中7週で迎えた17戦目は、4歳以上500万下（京都芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（7戦1勝）。17頭立ての8番人気で8番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では切れ味のいい末脚を繰り出し、4着に入った。

11月25日、中1週で迎えた18戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（京都芝1400m 外回り曇/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

12月9日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下（中京芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（8戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて13番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、大外に持ち出して11番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい8着に敗れた。

12月17日、連闘で迎えた20戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（9戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前のスタミナでしぶとく走り抜いたが、ゴールデンバードにクビ差交わされて2着に惜敗した。

5歳（2001年）

1月6日、中2週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（10戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアップルケーキにねじ伏せられて2馬身半差の2着に敗北した。

1月13日、連闘で迎えた22戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で角田晃一騎手（11戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして、最後は2着のトウヨウテーストに1馬身3/4の差をつけて久しぶりに勝利を挙げた。

1月28日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で角田晃一騎手（12戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。逃げを打ち、かなり遅いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、マチカネヒザクラに交わされて2馬身半差の2着に敗北した。

2月17日、中2週で迎えた24戦目は、中舘英二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（小倉ダート1700m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての圧倒的1番人気に推されて11番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では脚を伸ばせず6着に敗れた。

3月3日、中1週で迎えた25戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 曇/重）に出走。鞍上は角田晃一騎手（13戦2勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではいい脚を見せられず8着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた26戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。10頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。逃げを打ち、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚が止まってしまい5着に敗れた。

3月31日、中1週で迎えた27戦目は、4歳以上500万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（14戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

9月15日、約5か月半の休養明けで迎えた28戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1800m 雨/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（15戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では終いの伸びを欠き、3着に終わった。

10月6日、中2週で迎えた29戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（16戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

11月18日、中5週で馬体重を前走から20kg減らして迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は千田輝彦騎手（3戦0勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。かなり厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったオータムブリーズにねじ伏せられて1馬身半差の2着に敗北した。

12月1日、中1週で馬体重を前走から16kg戻して迎えた31戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（17戦2勝）。16頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、やや遅いペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月16日、中1週で迎えた32戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で角田晃一騎手（18戦2勝）。16頭立ての4番人気に推されて9番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚勢がやや衰え、5着に終わった。

6歳（2002年）

1月12日、中3週で迎えた33戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（京都ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で角田晃一騎手（19戦2勝）。13頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや緩いペースで馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のナックブレーヴに2馬身の差をつけて3勝目を収める

2月3日、中2週で迎えた34戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを4番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

2月23日、中2週で迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は角田晃一騎手（20戦3勝）。16頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

3月10日、中1週で迎えた36戦目は、安田康彦騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての13番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、14番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では他馬と同じ脚色になってしまい13着に終わった。