グローバルボーイ（1999年生、母ローズムーン）

グローバルボーイ（1999年4月21日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のタイキブリザード（当時8歳）と交配したローズムーンが11歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道登別市、生産者は（株）大東牧場。戦績は、中央平地10戦1勝2着1回、地方14戦1勝2着2回。主な勝ち鞍は2002年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

土田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2002年）

3月3日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 曇/良）に出走。馬体重は526kg。16頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを14番手で通過。直線では上がり4位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず9着に終わった。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で15番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり14着に終わった。

3月31日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた3戦目は、菊沢隆徳騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に出走。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では切れ味鋭い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

4月14日、中1週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は田中勝春騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では決め手が足りず7着に敗れた。

4月28日、中1週で迎えた5戦目は、松永幹夫騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先陣を切る恰好となり、ややスローペースでレースを牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚色がやや衰え、最後はビービーバーサスと並んで5着同着となった。

5月12日、中1週で迎えた6戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝2000m 小雨/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。12頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力戦し、2着となった。

5月25日、中1週で迎えた7戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2300m 晴/良）に出走。17頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、16番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを12番手で通過。直線では決め手が足りず11着に敗れた。

7月28日、中8週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（新潟芝2200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。17頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦0勝）。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入った。

9月8日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦0勝）。14頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して、馬場の外目を通りながら4コーナーを7番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のエーピーレインボウに3馬身の差をつけて待望の初白星を挙げた。

4歳（2003年）

4月5日、約7か月の休養明けで迎えた11戦目は、菅原幸弘騎手を鞍上に迎えて、一般A2（水沢ダート1800m 小雨/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のヒーロームーヴをクビ差制して久々の一戦を物にした。

5月4日、中3週で迎えた12戦目は、駒形賞（水沢ダート1900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原幸弘騎手（1戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて大外11番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月18日、中1週で馬体重を前走から11kg減らして迎えた13戦目は、一般A2（盛岡ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で菅原幸弘騎手（2戦1勝）。11頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。4着に終わった。

6月2日、中1週で迎えた14戦目は、カシオペア賞（盛岡ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で菅原幸弘騎手（3戦1勝）。14頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き9着に終わった。

6月30日、中3週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた15戦目は、ねむの木賞（水沢ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で菅原幸弘騎手（4戦1勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。8着に敗れた。

11月30日、約5か月の休み明けで迎えた16戦目は、一般A2（水沢ダート1800m 曇/不良）に出走。鞍上は6戦連続で菅原幸弘騎手（5戦1勝）。10頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。9着に終わった。

12月14日、中1週で迎えた17戦目は、小林俊彦騎手を鞍上に迎えて、岩手日報杯（水沢ダート1900m 曇/重）に出走。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。8着に終わった。

5歳（2004年）

2月6日、中7週で迎えた18戦目は、石崎隆之騎手を鞍上に迎えて、一般C2一ア（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では息の長い末脚を繰り出したが、3着に終わった。

3月22日、中5週で迎えた19戦目は、桑島孝春騎手を鞍上に迎えて、一般C2一ア（船橋ダート1600m 小雨/不良）に出走。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では卓出した伸び脚を見せたが、伸びてきたジョリーズボーイ決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月14日、中2週で迎えた20戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C1四（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。13頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、勝ったアイファージェードに詰め切れず、1馬身半差の2着に敗北した。

5月7日、中2週で迎えた21戦目は、一般C1四（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は石崎隆之騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位争いには参加できず4着に敗れた。

8月11日、約3か月の休み明けで迎えた22戦目は、岡村裕基騎手を鞍上に迎えて、ビーチサイド特別（川崎ダート1500m 晴/良）に出走。14頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位には届かず13着に敗れた。

8月27日、中1週で迎えた23戦目は、石崎駿騎手を鞍上に迎えて、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 曇/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではスパッと切れる脚を使えず8着に敗れた。

9月21日、中3週で馬体重を前走から23kg増やして迎えた24戦目は、一般C2一アイ（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で石崎駿騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では決め手が足りず14着に敗れた。