ヘウレシス（2020年生、母アスティル）

ヘウレシス（2020年5月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「発見(古代ギリシャ語)」。毛色は鹿毛。種牡馬のロードカナロア（当時12歳）と交配したアスティルが7歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は辻牧場。戦績は、中央平地4戦0勝、地方12戦1勝2着3回。主な勝ち鞍は2024年のアプリコット・サワー賞(一般C2十二十三)。

経歴

デビュー前

辻野泰之厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2023年）

4月15日、デビュー戦は鮫島克駿騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神ダート1400m 雨/不良）に出走。馬体重は432kg。16頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず13着に終わった。

6月11日、中7週で迎えた2戦目は、中井裕二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（阪神芝1600m 外回り曇/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。18頭立ての16番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始17番手を追走。直線ではイマイチ伸び切れず12着に終わった。

8月13日、中8週で迎えた3戦目は、西塚洸二騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では天稟の勝負根性でゴールまで力走し、5着に入り込んだ。

9月3日、中2週で迎えた4戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で西塚洸二騎手（1戦0勝）。16頭立ての10番人気で14番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出し、5着に入り込んだ。

10月30日、中7週で馬体重を前走から19kg増やして迎えた5戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったウインフィエルテに詰め切れず、4馬身差の2着に敗北した。

12月6日、中4週で迎えた6戦目は、3歳戦の3歳150万円以上（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で笹川翼騎手（1戦0勝）。12頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では卓抜な伸び脚で急追したが、抜け出したファンネルマークにアタマ差届かず2着に甘んじた。

12月26日、中2週で迎えた7戦目は、一般C2十二十三（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で笹川翼騎手（2戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では目を引く伸び脚で猛追したが、抜け出したミトノベルーガーを差し切れず、1馬身差の2着に敗北した。

4歳（2024年）

1月22日、中3週で迎えた8戦目は、一般C2十五十六（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で笹川翼騎手（3戦0勝）。12頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず7着に敗れた。

デビュー前

渡辺和雄厩舎（大井）へ入厩。

4月22日、デビュー戦は笹川翼騎手を鞍上に据えて、一般C2十三十四十五（大井ダート1600m 内回り曇/稍重）に出走。13頭立ての8番ゲートからスタート。出走取消となった。

5月13日、約3か月半の休み明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた9戦目は、一般C2十四十五十六（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で笹川翼騎手（4戦0勝）。13頭立ての4番人気で大外13番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では決め手が足りず9着に敗れた。

6月3日、中2週で迎えた10戦目は、アプリコット・サワー賞（大井ダート1600m 内回り雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で笹川翼騎手（5戦0勝）。13頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では別次元の末脚を炸裂させて先頭をうかがい、最後は2着のラモラックをアタマ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月27日、中2週で迎えた11戦目は、プランターズ・パンチ賞（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で笹川翼騎手（6戦1勝）。12頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に終わった。

7月31日、中4週で迎えた12戦目は、本田正重騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では閃光のような末脚を発揮したが、3着に終わった。

8月13日、中1週で迎えた13戦目は、ジャマイカ・ジョー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で本田正重騎手（1戦0勝）。14頭立ての5番人気で13番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり3位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず6着に敗れた。

9月11日、中3週で迎えた14戦目は、吉原寛人騎手を鞍上に迎えて、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。11頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では瞬発力に優れた末脚を発揮し、3着に入り込んだ。

10月1日、中2週で迎えた15戦目は、バーバラ賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は本田正重騎手（2戦0勝）。10頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では上がり2位の末脚を見せたが上位には届かず5着に敗れた。

10月17日、中1週で迎えた16戦目は、高橋優騎手を鞍上に迎えて、ヤングジョッキーズシリーズトライアルラウンド大井第2戦（大井ダート1800m 曇/良）に出走。14頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、5着に終わった。