マリノスペクトル（2017年生、母クラウンプリズム）

マリノスペクトル（2017年3月13日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「冠名＋スペクトル（仏）。母名から連想」。毛色は青鹿毛。種牡馬のキングヘイロー（当時22歳）と交配したクラウンプリズムが9歳のときに産んだ2番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡門別町、生産者はクラウン日高牧場。主な勝ち鞍は2021年の4歳以上C2-3。

経歴

デビュー前

林徹厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2020年）

2月16日、デビュー戦は伊藤工真騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京ダート1600m 雨/稍重）に出走。馬体重は464kg。16頭立ての11番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では末脚に勢いがなく13着に終わった。

3月8日、中2週で迎えた2戦目は、木幡初也騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中京ダート1200m 雨/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。13頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。最後は勢いを失って12着に終わった。

5月10日、中8週で馬体重を前走から12kg増やして迎えた3戦目は、山田敬士騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では脚が上がってしまい13着に終わった。

6月18日、中5週で馬体重を前走からさらに12kg増やして迎えた4戦目は、竹村達也騎手を鞍上に迎えて、3歳C1二（園田ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に敗れた。

7月10日、中2週で馬体重を前走から9kg絞って迎えた5戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2三（園田ダート1400m 曇/不良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

7月22日、中1週で迎えた6戦目は、永井孝典騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2四（園田ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを9番手で通過。直線では末脚がパッとせず10着に終わった。

9月25日、中8週で迎えた7戦目は、3歳以上C3二（園田ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は竹村達也騎手（1戦0勝）。10頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始8番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に終わった。

10月17日、中2週で迎えた8戦目は、鮫島克也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上C2 33（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。7頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、で集団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線ではいいところがなく3着に終わった。

11月6日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上C2 26（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして、最後は2着のメイショウススキノをクビ差振り切って待望の初勝利を挙げた。

11月23日、中1週で馬体重を前走から16kg増やして迎えた10戦目は、3歳以上C2 17（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は3戦連続で鮫島克也騎手（2戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではぐんぐんと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のニジュッケンドーロに2馬身半の差をつけて優勝

12月13日、中2週で迎えた11戦目は、3歳以上C2-7（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で鮫島克也騎手（3戦2勝）。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月27日、中1週で迎えた12戦目は、児島真二騎手を鞍上に迎えて、今日は馬型イルミネーションに乗れる日!（佐賀ダート1400m 雨/良）に出走。9頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、サイモンバトラーに交わされて1馬身半差の2着となった。

4歳（2021年）

1月17日、中2週で迎えた13戦目は、4歳以上C2-6（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で児島真二騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、ピンクスパイダーにクビ差交わされて2着に惜敗した。

1月31日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（4戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず4着に敗れた。

2月14日、中1週で迎えた15戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線ではいいところがなく4着に終わった。

2月27日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は鮫島克也騎手（5戦2勝）。11頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではいいところがなく6着に敗れた。

3月13日、中1週で迎えた17戦目は、こいぬ座特選（佐賀ダート1800m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で鮫島克也騎手（6戦2勝）。12頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい11着に終わった。

4月10日、中3週で迎えた18戦目は、長田進仁騎手を鞍上に迎えて、おおぐま座特選（佐賀ダート1400m 晴/良）に出走。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後はバテてしまい10着に終わった。

4月24日、中1週で迎えた19戦目は、4歳以上C2-4（佐賀ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は児島真二騎手（3戦0勝）。11頭立ての7番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に終わった。

5月8日、中1週で迎えた20戦目は、出水拓人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上C2-3（佐賀ダート1300m 曇/稍重）に出走。12頭立ての8番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では豪快な末脚を弾けさせて、最後は2着のレーヌシャドウをクビ差振り切って3勝目をマークした。

5月22日、中1週で迎えた21戦目は、4歳以上C1-9（佐賀ダート1300m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で出水拓人騎手（1戦1勝）。10頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では力感溢れる脚捌きでゴールまで走り切り、3着を確保した。