グローバルエース（1987年生、母マリンランバー）

グローバルエース（1987年5月13日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のカツラギエース（当時7歳）と交配したマリンランバーが10歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）信岡牧場。戦績は、中央平地10戦3勝2着3回。1990年の京都新聞杯(G2)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1990年）

2月24日、デビュー戦は安田隆行騎手を鞍上に据えて、4歳新馬（阪神ダート1200m 曇/重）に出走。馬体重は504kg。11頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るダイイチヒダカを次元の違う末脚で交わし去り、最後は7馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

5月6日、中9週で迎えた2戦目は、4歳500万下（京都ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で安田隆行騎手（1戦1勝）。16頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで頑張ったが、5着に終わった。

5月20日、中1週で迎えた3戦目は、4歳500万下のこでまり賞（阪神芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は3戦連続で安田隆行騎手（2戦1勝）。14頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

6月3日、中1週で迎えた4戦目は、4歳500万下（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で安田隆行騎手（3戦1勝）。8頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では堅実に脚を伸ばしたが、抜け出したダイイチホクトにクビ差届かず2着に甘んじた。

6月16日、中1週で迎えた5戦目は、4歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 曇/不良）に出走。鞍上は5戦連続で安田隆行騎手（4戦1勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では弾けるような伸びで驀進したが、セカンドシーザーにハナ差交わされて2着に惜敗した。

7月7日、中2週で迎えた6戦目は、4歳500万下のなでしこ賞（中京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は6戦連続で安田隆行騎手（5戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のペッパーキャロルに2馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

7月28日、中2週で迎えた7戦目は、ハンデ戦で4歳以上900万下の博多特別（小倉芝1800m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は7戦連続で安田隆行騎手（6戦2勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のカルストンフェイスに2馬身半の差をつけて優勝

10月14日、約2か月半の間隔を開けて迎えた8戦目は、3歳G2の京都新聞杯（京都芝2200m 外回り雨/重）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は8戦連続で安田隆行騎手（7戦3勝）。15頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではシャープな伸び脚で猛進したが、伸びてきたメジロライアン決め手に屈して半馬身差の2着となった。

11月4日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた9戦目は、3歳G1の菊花賞（京都芝3000m 外回り雨/重）に出走。G1級競走への出走は初となった。鞍上は9戦連続で安田隆行騎手（8戦3勝）。17頭立ての8番人気で16番ゲートからスタート。ゆったりとしたペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。最後はタレてしまい15着に敗れた。

5歳（1992年）

2月15日、約15か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた10戦目は、加用正騎手を鞍上に迎えて、すばるステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚色が悪くなり11着に終わった。