ラブビーナス（2002年生、母アイドルアワー）

ラブビーナス（2002年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「愛の女神」。毛色は芦毛。種牡馬のタマモクロス（当時18歳）と交配したアイドルアワーが14歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は富岡廣光。戦績は、中央平地9戦0勝、地方19戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は2005年の3歳C2。

経歴

デビュー前

1歳のとき、富岡広光から「北海道サマーセールサラブレッド1歳」と「北海道オータムセールサラブレッド1歳」に上場されたがいずれも主取りとなった。2歳のとき、リバーヴァレーファームから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場されたが主取りとなった。

高木嘉夫厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2004年）

8月21日、デビュー戦は二本柳壮騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の2歳新馬（新潟芝1400m 晴/良）に出走。馬体重は426kg。18頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを8番手で通過。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた2戦目は、岩部純二騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で大外14番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く14着に終わった。

10月23日、中5週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた3戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（東京ダート1400m 晴/稍重）に出走。ダート戦への出走は初となった。13頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

11月13日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の2歳未勝利（東京芝1600m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを15番手で通過。直線では見せ場を作れず16着に終わった。

12月12日、中3週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。16頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では見所を作れず13着に終わった。

3歳（2005年）

1月5日、中2週で迎えた6戦目は、柴田未崎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に出走。16頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず14着に終わった。

1月29日、中2週で迎えた7戦目は、江田照男騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京ダート1300m 曇/良）に出走。16頭立ての14番人気で大外16番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では余力が残っておらず13着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で江田照男騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線では見せ場なく14着に終わった。

4月10日、中7週で馬体重を前走から24kg減らして迎えた9戦目は、加藤士津八騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島芝1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で12番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始15番手を追走。直線ではじりじりとしか伸びず14着に終わった。

6月27日、約2か月半の間隔を開けて迎えた10戦目は、木村暁騎手を鞍上に迎えて、3歳C2（水沢ダート1300m 小雨/稍重）に出走。9頭立ての9番人気で1番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く9着に終わった。

7月11日、中1週で迎えた11戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で木村暁騎手（1戦0勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見所を作れず5着に終わった。

7月25日、中1週で迎えた12戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で木村暁騎手（2戦0勝）。11頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではいい脚を見せられず9着に終わった。

8月8日、中1週で迎えた13戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 小雨/良）に出走。鞍上は4戦連続で木村暁騎手（3戦0勝）。9頭立ての8番人気で大外9番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では見せ場を作れず5着に終わった。

8月27日、中2週で馬体重を前走から13kg増やして迎えた14戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で木村暁騎手（4戦0勝）。9頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、アジュレディーに半馬身交わされて2着となった。

9月5日、連闘で迎えた15戦目は、3歳C2（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は6戦連続で木村暁騎手（5戦0勝）。8頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位には割り込めず6着に敗れた。

9月18日、中1週で迎えた16戦目は、3歳C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は7戦連続で木村暁騎手（6戦0勝）。12頭立ての12番人気で6番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のジョウテンベガを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

10月2日、中1週で迎えた17戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で木村暁騎手（7戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線で前を交わして先頭に立つと、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のビバサーストンに1馬身の差をつけて2勝目を奪取した。

10月17日、中1週で迎えた18戦目は、一般C3（盛岡ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は9戦連続で木村暁騎手（8戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、抜け出したリトルアクションを捕まえ切れず、4馬身差の2着に敗北した。

10月30日、中1週で迎えた19戦目は、一般C2（盛岡ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は10戦連続で木村暁騎手（9戦2勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のワイエスビューティに7馬身の差をつけて勝利を手に入れた。

11月12日、中1週で迎えた20戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は11戦連続で木村暁騎手（10戦3勝）。12頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、スキャターザアップにアタマ差交わされて2着に甘んじた。

11月27日、中1週で迎えた21戦目は、賞金ハンデレース（水沢ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は12戦連続で木村暁騎手（11戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月10日、中1週で迎えた22戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 雪/不良）に出走。鞍上は13戦連続で木村暁騎手（12戦3勝）。12頭立ての3番人気に推されて10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを先頭で通過。直線ではもうひと伸びが足りず、3着に終わった。

12月25日、中1週で迎えた23戦目は、賞金ハンデレース（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は14戦連続で木村暁騎手（13戦3勝）。11頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず5着に敗れた。

4歳（2006年）

3月24日、約3か月の間隔を開けて迎えた24戦目は、一般C1（水沢ダート1600m 曇/不良）に出走。鞍上は15戦連続で木村暁騎手（14戦3勝）。9頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

4月17日、中2週で迎えた25戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は16戦連続で木村暁騎手（15戦3勝）。11頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では上がり0位の末脚を繰り出したが上位には届かず5着に敗れた。

4月29日、中1週で迎えた26戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で木村暁騎手（16戦3勝）。10頭立ての7番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり0位の末脚を見せたが上位には割り込めず8着に終わった。

5月22日、中2週で迎えた27戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で木村暁騎手（17戦3勝）。12頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず5着に終わった。

6月4日、中1週で迎えた28戦目は、一般C1（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で木村暁騎手（18戦3勝）。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり11着に終わった。