ミルトス（2006年生、母タケショウティアラ）

ミルトス（2006年6月3日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。馬名の意味は「生命力の強い常緑低木。不死や繁栄の象徴」。毛色は鹿毛。種牡馬のサクラバクシンオー（当時17歳）と交配したタケショウティアラが16歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）富菜牧場。戦績は、中央平地8戦0勝、地方10戦4勝2着2回。主な勝ち鞍は2011年のBTC利用者振興会特別(一般C1-1)。

経歴

デビュー前

14歳のとき、白井牧場から「ジェイエス繁殖馬セールサラブレッド繁殖牝馬」に上場されたが主取りとなった。

ユニオンオーナーズクラブにて総額1,785万円（8.93万×200口）で一口馬主が募集された。

天間昭一厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2009年）

9月21日、デビュー戦は草野太郎騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。馬体重は462kg。14頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり2位タイの末脚を繰り出したが上位には割り込めず9着に終わった。

10月27日、中4週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた2戦目は、坂下秀樹騎手を鞍上に迎えて、一般D3-3（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。先手を取る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トゥルーアクトレスに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

11月18日、中2週で迎えた3戦目は、一般D3-1（門別ダート1200m 晴/不良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦0勝）。9頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のシルキーブリスに9馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4歳（2010年）

2月1日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から11kg減らして迎えた4戦目は、岡部誠騎手を鞍上に迎えて、一般C23（名古屋ダート1400m 雨/重）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。果敢に端をきり、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のイーストミラクルに4馬身の差をつけて断トツ人気に応えた。

3月6日、中4週で迎えた5戦目は、幸英明騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中山ダート1200m 雨/不良）に出走。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はバテてしまい15着に敗れた。

10月23日、約7か月半の休み明けで迎えた6戦目は、水口優也騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（福島ダート1000m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。12頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は力尽きて10着に終わった。

12月26日、中8週で迎えた7戦目は、西田雄一郎騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に出走。14頭立ての10番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪い、少し速いペースで一団を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は力尽きて13着に終わった。

5歳（2011年）

1月22日、中3週で迎えた8戦目は、平野優騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり15着に終わった。

3月27日、中8週で迎えた9戦目は、荻野琢真騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の熊本城特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての11番人気で12番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、些か速いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の敢闘精神でゴールまで力闘し、3着を確保した。

4月3日、連闘で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で荻野琢真騎手（1戦0勝）。16頭立ての12番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚色が衰えて15着に終わった。

5月21日、中6週で迎えた11戦目は、黛弘人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の飛翔特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。16頭立ての7番人気で8番ゲートからスタート。12着に敗れた。

7月6日、中6週で迎えた12戦目は、「ふるさと日高応援」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（2戦1勝）。11頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のタイフーンに4馬身の差をつけて久々に白星を挙げた。

7月19日、中1週で迎えた13戦目は、メイショウボーラー賞（門別ダート1000m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（3戦2勝）。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

8月2日、中1週で迎えた14戦目は、馬渕繁治騎手を鞍上に迎えて、桔梗特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。11頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って10着に敗れた。

8月16日、中1週で迎えた15戦目は、BTC利用者振興会特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（4戦2勝）。7頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の粘り腰で末脚を持続させて、最後は2着のニットウエジョンに1馬身の差をつけて勝利をモノにする

9月14日、中3週で迎えた16戦目は、Aiba琴似開設2周年記念特別（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（5戦3勝）。12頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた17戦目は、蘭越町おいしいらんこし米特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（6戦3勝）。10頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。前に出て、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、アベニンプラナスに交わされて3馬身差の2着となった。

10月26日、中1週で迎えた18戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（7戦3勝）。12頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ恰好となり、で集団を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は一杯になって7着に敗れた。