タイフーン（2008年生、母フォーティカラーズ）

タイフーン（2008年2月21日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「台風」。毛色は鹿毛。種牡馬のゴールドヘイロー（当時11歳）と交配したフォーティカラーズが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は（有）カナイシスタッド。戦績は、中央平地3戦0勝、地方27戦3勝2着4回。2010年のヤングチャレンジカップ1で2着に入った他、2010年のウィナーズチャレンジで3着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

原孝明厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

7月28日、デビュー戦は坂下秀樹騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。馬体重は424kg。7頭立ての圧倒的1番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のアートオブプライドに1馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月26日、中3週で迎えた2戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1000m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（1戦1勝）。11頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では伸びを欠き9着に敗れた。

9月22日、中3週で迎えた3戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（2戦1勝）。6頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。他馬と併走しながらハナを切る形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み3着に敗れた。

10月5日、中1週で迎えた4戦目は、2歳オープンのファンタスティックライト賞（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（3戦1勝）。12頭立ての5番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで走り切ったが、4着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた5戦目は、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で坂下秀樹騎手（4戦1勝）。9頭立ての4番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち味の強い精神力で最後まで奮闘したが、勝ったヤマノクーガーにねじ伏せられて1馬身差の2着となった。

11月2日、中1週で迎えた6戦目は、山口竜一騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのサッポロクラシックカップ（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。10頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり1位タイの末脚を繰り出したが上位争いには絡めず4着に敗れた。

3歳（2011年）

2月6日、約3か月の休み明けで迎えた7戦目は、A.クラストゥス騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。16頭立ての15番人気で12番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に終わった。

2月19日、中1週で迎えた8戦目は、北村友一騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のこぶし賞（京都芝1600m 晴/重）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では他馬と同じような脚色になり12着に終わった。

4月24日、中8週で迎えた9戦目は、佐藤哲三騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/重）に出走。14頭立ての14番人気で6番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く11着に終わった。

7月6日、中9週で迎えた10戦目は、宮崎光行騎手を鞍上に迎えて、「ふるさと日高応援」特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。11頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線ではしぶとく脚を伸ばしたが、勝ったミルトスに詰め切れず、4馬身差の2着となった。

7月20日、中1週で迎えた11戦目は、スウィフトカレント賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では強烈な末脚を弾けさせて先頭を奪い、最後は2着のソニックファイヤーに1馬身半の差をつけて1着ゴールを果たした。

8月3日、中1週で迎えた12戦目は、3歳戦のアストレア特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は山口竜一騎手（1戦0勝）。8頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線ではシャープな伸びを見せたが、勝ったコスモオルバースにねじ伏せられて2馬身差の2着に敗北した。

8月17日、中1週で迎えた13戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のゼウス特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。8頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では勝負根性が光る走りを見せたが、抜け出したセクシイスイートにクビ差届かず2着に甘んじた。

9月7日、中2週で迎えた14戦目は、3歳戦のポルックス特別（門別ダート1200m 曇/不良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて先頭をうかがい、最後は2着のビッグショットをアタマ差振り切って制した。

10月26日、中6週で迎えた15戦目は、佐々木国明騎手を鞍上に迎えて、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではじわりじわりと長く脚を使ってゴールまで力闘したが、4着に終わった。

11月15日、中2週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた16戦目は、シトリン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（2戦1勝）。11頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

4歳（2012年）

5月10日、約6か月の休養明けで迎えた17戦目は、はまなす特別（門別ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（5戦1勝）。8頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。

5月24日、中1週で迎えた18戦目は、北斗市きじひき高原特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で坂下秀樹騎手（6戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

6月6日、中1週で迎えた19戦目は、オンファイア賞（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で坂下秀樹騎手（7戦1勝）。13頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

6月19日、中1週で迎えた20戦目は、日高町商工会特別（門別ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で坂下秀樹騎手（8戦1勝）。10頭立ての8番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はタレてしまい7着に終わった。

7月5日、中1週で迎えた21戦目は、「ふるさと日高応援」特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（2戦1勝）。14頭立ての5番人気で大外14番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

7月19日、中1週で迎えた22戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は坂下秀樹騎手（9戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい5着に敗れた。

8月2日、中1週で迎えた23戦目は、ハンデ戦のナイター競馬ほのぼの観戦ツアー特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（3戦1勝）。8頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、で馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では天稟の闘志でゴールまで力走し、3着を確保した。

8月15日、中1週で迎えた24戦目は、井上俊彦騎手を鞍上に迎えて、サッポロ生ビール黒ラベル特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。12頭立ての6番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天性の負けん性を発揮してゴールまで力闘し、3着に入った。

8月30日、中1週で迎えた25戦目は、美唄やきとり特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず5着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた26戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は井上俊彦騎手（1戦0勝）。12頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

10月5日、中2週で迎えた27戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、夕刊フジ賞（園田ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では末脚が冴えず5着に敗れた。

10月19日、中1週で迎えた28戦目は、園田オーナーズホース杯（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で下原理騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではじわじわとしか伸びず6着に敗れた。

10月31日、中1週で迎えた29戦目は、3歳以上B2（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で下原理騎手（2戦0勝）。11頭立ての6番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天資の闘争本能でゴールまで力戦したが、4着に終わった。

11月13日、中1週で迎えた30戦目は、食のブランド「淡路島」特別（園田ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で下原理騎手（3戦0勝）。9頭立ての4番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず7着に敗れた。