ヤマノクーガー（2008年生、母ヤマノパラダイス）

ヤマノクーガー（2008年3月1日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋クーガー。アメリカライオンの様に強く」。毛色は鹿毛。種牡馬のタヤスツヨシ（当時16歳）と交配したヤマノパラダイスが10歳のときに産んだ4番仔が本馬である。産地は北海道沙流郡平取町、生産者は山口明彦。戦績は、中央平地1戦0勝、地方31戦5勝2着4回。2010年のヤングチャレンジカップ1に勝利した他、2011年の立夏特別を制するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

松本隆宏厩舎（北海道）へ入厩。

2歳（2010年）

6月17日、デビュー戦は宮崎光行騎手を鞍上に据えて、2歳戦のフレッシュチャレンジ（門別ダート1700m 曇/稍重）に出走。馬体重は476kg。10頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを10番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず10着に敗れた。

7月1日、中1週で迎えた2戦目は、2歳戦のルーキーチャレンジ（門別ダート1000m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では見せ場を作れず6着に敗れた。

7月13日、中1週で迎えた3戦目は、2歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（2戦0勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のラブミープラチナに6馬身の差をつけて初白星を挙げた。

7月27日、中1週で迎えた4戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（3戦1勝）。9頭立ての3番人気で5番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、で馬群を先導。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。最後は減速してしまい5着に敗れた。

8月10日、中1週で迎えた5戦目は、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（4戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。端をきる形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、カネマサコンコルドに交わされて5馬身差の2着となった。

8月25日、中1週で迎えた6戦目は、岩橋勇二騎手を鞍上に迎えて、2歳戦のアタックチャレンジ（門別ダート1200m 曇/重）に出走。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではジリジリと前との差を詰めて、最後は2着のドラゴンウィスカーをクビ差振り切って2勝目を獲得した。

9月7日、中1週で迎えた7戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 晴/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（5戦1勝）。5頭立ての2番人気で2番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、でレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、トーセンノーブルにクビ差交わされて2着に甘んじた。

9月21日、中1週で迎えた8戦目は、2歳オープンのウィナーズチャレンジ（門別ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（6戦1勝）。5頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端をきる形となり、後続との差を2馬身以上キープして、で馬群を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後はバテてしまい5着に敗れた。

10月6日、中1週で迎えた9戦目は、2歳地方重賞のサンライズカップ（門別ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は岩橋勇二騎手（1戦1勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。最後はバテてしまい12着に終わった。

10月19日、中1週で迎えた10戦目は、桑村真明騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのヤングチャレンジカップ1（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。9頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では自慢の末脚を弾けさせて先頭に立ち、最後は2着のタイフーンに1馬身の差をつけて3勝目をつかんだ。

12月18日、中8週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた11戦目は、宮崎北斗騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のつわぶき賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての17番人気で16番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線ではじりじりとしか伸びず15着に終わった。

3歳（2011年）

4月29日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から8kg絞って迎えた12戦目は、3歳地方重賞の北斗盃（門別ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（7戦1勝）。13頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず7着に敗れた。

5月11日、中1週で迎えた13戦目は、3歳（門別ダート1200m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（8戦1勝）。10頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線では堅実に脚を伸ばしたが、勝ったボムガールに詰め切れず、3馬身差の2着となった。

6月7日、中3週で迎えた14戦目は、3歳オープンの立夏特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（9戦1勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のロクイチブライトを半馬身振り切って4勝目を収める

6月21日、中1週で迎えた15戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（10戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて大外9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、カネマサゴールドにクビ差交わされて2着に甘んじた。

7月7日、中1週で迎えた16戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（11戦2勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では伸びを欠き4着に敗れた。

8月30日、中7週で迎えた17戦目は、川島洋人騎手を鞍上に迎えて、合歓の木特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。11頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず7着に敗れた。

9月13日、中1週で迎えた18戦目は、日高町建設協会特別（門別ダート2000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で川島洋人騎手（1戦0勝）。8頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では末脚が振るわず5着に終わった。

10月12日、中3週で迎えた19戦目は、蘭越町おいしいらんこし米特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（12戦2勝）。10頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に終わった。

10月26日、中1週で迎えた20戦目は、JA富川ルシナ特別（門別ダート1200m 曇/重）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（13戦2勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始5番手を追走。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

11月9日、中1週で迎えた21戦目は、新冠町軽種馬生産振興会特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（14戦2勝）。10頭立ての2番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではグイグイと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のデンヒルダンスを半馬身振り切って勝利を手中に収めた。

11月28日、中2週で迎えた22戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、一般C2四五（大井ダート1200m 曇/良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて9番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず11着に敗れた。

12月29日、中3週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた23戦目は、川島正太郎騎手を鞍上に迎えて、グッドラック特別（大井ダート1800m 晴/良）に出走。14頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

4歳（2012年）

1月18日、中2週で迎えた24戦目は、一般C2八九（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で川島正太郎騎手（1戦0勝）。15頭立ての14番人気で3番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを15番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず9着に終わった。

2月14日、中3週で迎えた25戦目は、一般C2七八（大井ダート1600m 内回り雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で川島正太郎騎手（2戦0勝）。14頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを13番手で通過。直線ではジリジリとしか伸びず6着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた26戦目は、一般C2六七（大井ダート1600m 内回り曇/不良）に出走。鞍上は4戦連続で川島正太郎騎手（3戦0勝）。16頭立ての14番人気で12番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず13着に終わった。

5月24日、約2か月半の間隔を開けて迎えた27戦目は、北斗市きじひき高原特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は宮崎光行騎手（15戦3勝）。12頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず10着に終わった。

6月5日、中1週で迎えた28戦目は、新得地鶏特別（門別ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で宮崎光行騎手（16戦3勝）。11頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではいいところがなく11着に終わった。

7月4日、中3週で迎えた29戦目は、輝け日高胆振農業特別（門別ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で宮崎光行騎手（17戦3勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では上がり0位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず11着に終わった。

7月19日、中1週で迎えた30戦目は、JAにいかっぷピーマン特別（門別ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で宮崎光行騎手（18戦3勝）。12頭立ての9番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚に勢いがなく6着に終わった。

8月15日、中3週で迎えた31戦目は、サッポロ生ビール黒ラベル特別（門別ダート1200m 雨/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で宮崎光行騎手（19戦3勝）。12頭立ての10番人気で2番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始12番手を追走。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず11着に終わった。

8月30日、中1週で迎えた32戦目は、桜井拓章騎手を鞍上に迎えて、美唄やきとり特別（門別ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての10番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では末脚が冴えず8着に終わった。