セイウンユウカ（1998年生、母ワンモアギャル）

セイウンユウカ（1998年5月30日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のトニービン（当時15歳）と交配したワンモアギャルが10歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は中本隆志。戦績は、中央平地16戦2勝2着1回。2001年のフラワーカップ(牝G3)で4着に入った他、2000年のダリア賞(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、中本隆太郎から「北海道7月セレクト市場サラブレッド2歳」に上場され、JRA日本中央競馬会によって1,365万円で落札された。

手塚貴久厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2000年）

7月15日、デビュー戦は小林淳一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は412kg。16頭立ての4番人気に推されて10番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では見せ場なく8着に敗れた。

7月29日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（福島芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で小林淳一騎手（1戦0勝）。16頭立ての7番人気で9番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るロイヤルキャンサーを上がり4位タイの末脚で3/4馬身差し切って初白星を挙げた。

8月19日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのダリア賞（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で小林淳一騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では迫力満点の伸び脚で驀進したが、伸びてきたマイネルカーネギー決め手に屈してアタマ差の2着に惜敗した。

10月22日、中8週で迎えた4戦目は、3歳500万下のきんもくせい特別（福島芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小林淳一騎手（3戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを5番手で通過。直線では力強い脚捌きでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

11月19日、中3週で迎えた5戦目は、牝馬限定3歳500万下の赤松賞（東京芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で小林淳一騎手（4戦1勝）。16頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では切れる脚を使えず10着に敗れた。

12月2日、中1週で迎えた6戦目は、的場均騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の葉牡丹賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。13頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚が続かず、4着に終わった。

3歳（2001年）

1月8日、中4週で迎えた7戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳500万下の呉竹賞（中山ダート1800m 曇/不良）に出走。ダート戦への出走は初となった。11頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

2月10日、中4週で迎えた8戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆりかもめ賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。12頭立ての5番人気で1番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて、馬場の外目を通りながら4コーナーを2番手で通過。直線では決め手が足りず、4着に終わった。

3月17日、中4週で迎えた9戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳G3のフラワーカップ（中山芝1800m 雨/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。16頭立ての5番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走し、4着に入った。

4月7日、中2週で迎えた10戦目は、牝馬限定3歳500万下のミモザ賞（中山芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で岡部幸雄騎手（1戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。極端なスローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではジワリジワリと長く脚を使ってゴールまで力走したが、3着に終わった。

4月21日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた11戦目は、水野貴広騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下のゆきつばき賞（福島芝1800m 曇/良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では猛烈な末脚を炸裂させて先頭を奪い、最後は2着のモガアルテスコに1馬身3/4の差をつけて2勝目を手に入れた。

9月8日、約4か月半の休養明けで馬体重を前走から18kg戻して迎えた12戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定3歳オープンの紫苑ステークス（中山芝1800m 曇/良）に出走。9頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は減速してしまい7着に終わった。

9月29日、中2週で迎えた13戦目は、二本柳壮騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の加治川特別（新潟芝1800m 外回り晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。7頭立ての5番人気で4番ゲートからスタート。ユッタリとしたペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

11月4日、中4週で迎えた14戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の磐梯山特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で二本柳壮騎手（1戦0勝）。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。競走中止となった。

4歳（2002年）

7月14日、約8か月半の休み明けで迎えた15戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の笹山特別（新潟芝2000m 外回り曇/良）に出走。17頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では天資の闘争心でゴールまで力戦したが、6着に終わった。

7月21日、連闘で迎えた16戦目は、徳吉孝士騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の尖閣湾特別（新潟芝1800m 外回り晴/稍重）に出走。18頭立ての3番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを9番手で通過。最後はバタバタになってしまい18着に敗れた。