マイティーコマンド（1985年生、母ダイゴハマイサミ）

マイティーコマンド（1985年4月5日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は栗毛。種牡馬のクラウンドプリンス（当時16歳）と交配したダイゴハマイサミが20歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は（有）へいはた牧場。戦績は、中央平地13戦4勝2着1回。主な勝ち鞍は1989年の猪名川特別(900万下牝)。

経歴

デビュー前

戸山為夫厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（1988年）

3月26日、デビュー戦は小谷内秀夫騎手を鞍上に据えて、4歳未出走（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。馬体重は446kg。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のロングオーヒに7馬身の差をつけて初白星を挙げた。

4月9日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定3歳オープンの忘れな草賞（阪神芝2000m 晴/稍重）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（1戦1勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

4月23日、中1週で迎えた3戦目は、4歳400万下（京都芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線ではきちんと末脚を伸ばして、最後は2着のスズカファイヤーに2馬身の差をつけて2勝目を手にした。

5月8日、中1週で迎えた4戦目は、4歳400万下のたちばな賞（京都芝2400m 外回り晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（3戦2勝）。8頭立ての1番人気に推されて大外8番ゲートからスタート。端に立つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、タケノカムイオーに交わされて1馬身差の2着に敗北した。

10月16日、約5か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた5戦目は、小島貞博騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後は脚を失くしてしまい16着に敗れた。

11月6日、中2週で迎えた6戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で小島貞博騎手（1戦0勝）。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。端をきり、遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり8着に敗れた。

11月20日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上900万下（京都芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で小島貞博騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では脚色がやや鈍り、3着に終わった。

12月10日、中2週で迎えた8戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小島貞博騎手（3戦0勝）。11頭立ての4番人気で大外11番ゲートからスタート。端を奪う形となり、後続との差を2馬身以上キープして、ゆったりとしたペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩着実に差を詰めて、最後は2着のタイシンシアを3/4馬身振り切って3勝目を掴み取った。

12月25日、中1週で迎えた9戦目は、ハンデ戦で4歳以上1400万下のサンタクロースハンデキャップ（阪神ダート1800m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は小谷内秀夫騎手（4戦2勝）。16頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを14番手で通過。直線では末脚がパッとせず16着に終わった。

4歳（1989年）

1月15日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の寿ステークス（京都芝2000m 曇/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小谷内秀夫騎手（5戦2勝）。10頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では末脚を伸ばせず4着に終わった。

2月4日、中2週で迎えた11戦目は、ハンデ戦で5歳以上1400万下の松籟ステークス（京都芝2400m 外回り曇/稍重）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で小谷内秀夫騎手（6戦2勝）。12頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバタバタになってしまい7着に敗れた。

12月10日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた12戦目は、牝馬限定の4歳以上900万下の猪名川特別（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で小谷内秀夫騎手（7戦2勝）。9頭立ての7番人気で大外9番ゲートからスタート。果敢に端をきり、リードを2馬身以上キープして、ミドルペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のカリンチャンを3/4馬身振り切って休養明けの一戦を制した。

5歳（1990年）

1月14日、中4週で迎えた13戦目は、ハンデ戦の寿ステークス（京都芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は5戦連続で小谷内秀夫騎手（8戦3勝）。14頭立ての10番人気で大外14番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線では脚が残っておらず13着に終わった。