ライジングタイド（2007年生、母メローフルーツ）

ライジングタイド（2007年3月14日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「上げ潮。景気回復を願って」。毛色は鹿毛。種牡馬のファルブラヴ（当時9歳）と交配したメローフルーツが17歳のときに産んだ11番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地6戦0勝、地方9戦1勝2着1回。主な勝ち鞍は2010年の3歳。

経歴

デビュー前

当歳のとき、社台ファームから「セレクトセールサラブレッド当歳」に上場され、田原邦男によって2,415万円で落札された。

小島茂之厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2009年）

7月26日、デビュー戦は松岡正海騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（札幌芝1800m 小雨/良）に出走。馬体重は498kg。13頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びあぐねて10着に終わった。

9月5日、中5週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた2戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（札幌芝1500m 曇/良）に出走。14頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は脚が止まってしまい14着に敗れた。

9月26日、中2週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた3戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（阪神ダート1200m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では末脚が振るわず11着に敗れた。

11月1日、中4週で迎えた4戦目は、高橋智大騎手を鞍上に迎えて、2歳未勝利（福島ダート1150m 曇/良）に出走。16頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、4着に入り込んだ。

3歳（2010年）

9月4日、約10か月の休養明けで迎えた5戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（札幌ダート1000m 晴/稍重）に出走。12頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に終わった。

10月2日、中3週で馬体重を前走から14kg減らして迎えた6戦目は、石橋脩騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 晴/稍重）に出走。16頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に終わった。

12月7日、中8週で馬体重を前走から17kg戻して迎えた7戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、3歳（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。12頭立ての2番人気に推されて1番ゲートからスタート。端をきる形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では生得の持久力で渋太く末脚を持続させてすんなりと抜け出し、最後は2着のポルタマリーナに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2011年）

1月6日、中3週で馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた8戦目は、一般C2十四十五（川崎ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が鈍り7着に敗れた。

1月21日、中1週で馬体重を前走からさらに10kg増やして迎えた9戦目は、一般C2十一十二（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦1勝）。12頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、少々速いペースでレースを進める。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の忍耐力で最後まで崩れずに走り抜いたが、サドンサンダーに交わされて4馬身差の2着に敗北した。

2月10日、中2週で迎えた10戦目は、一般C2十11十二（浦和ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で森泰斗騎手（3戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、やや遅いペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に飲まれ5着に沈んだ。

2月24日、中1週で迎えた11戦目は、一般C2九十（船橋ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で森泰斗騎手（4戦1勝）。11頭立ての3番人気で9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを5番手で通過。直線では見せ場を作れず7着に敗れた。

5月4日、中9週で迎えた12戦目は、張田京騎手を鞍上に迎えて、一般C2（船橋ダート1000m 晴/重）に出走。13頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。他馬と併走しながら逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、粘りを欠いて5着に沈んだ。

6月2日、中3週で迎えた13戦目は、一般C2十一十二（浦和ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で張田京騎手（1戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では伸びが鈍く10着に敗れた。

6月22日、中2週で迎えた14戦目は、一般C2七八（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で張田京騎手（2戦0勝）。12頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。他馬と併走しながら端に立つ形となり、凄まじいハイペースで馬群を牽引。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線に入ると、馬群に沈み5着に沈んだ。

7月20日、中3週で迎えた15戦目は、本橋孝太騎手を鞍上に迎えて、一般C3（船橋ダート1000m 曇/不良）に出走。14頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。激烈なハイペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを10番手で通過。直線では上がり3位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず7着に敗れた。