ナムラロイヤル（2003年生、母ジュエルバンダム）

ナムラロイヤル（2003年5月25日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋王室」。毛色は栗毛。種牡馬のステイゴールド（当時9歳）と交配したジュエルバンダムが14歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は（有）バンダム牧場。戦績は、中央平地9戦0勝、中央障害1戦0勝、地方21戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2007年の3歳以上A2二。

経歴

デビュー前

南田美知雄厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2005年）

11月12日、デビュー戦は南田雅昭騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。馬体重は464kg。18頭立ての16番人気で大外18番ゲートからスタート。超スローペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は勢いを失って17着に終わった。

12月25日、中5週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。ダート戦への出走は初となった。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で15番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら11番手で通過。直線では上がり3位の末脚を繰り出したが上位争いには絡めず最後はセイカブレイズと並んで6着同着となった。

3歳（2006年）

1月29日、中4週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（2戦0勝）。16頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり4位の末脚を見せたが上位には食い込めず9着に終わった。

2月18日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。鞍上は4戦連続で南田雅昭騎手（3戦0勝）。15頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず7着に終わった。

3月15日、中3週で迎えた5戦目は、郷原洋司騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のベストサドル特別（船橋ダート1600m 晴/良）に出走。11頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを3番手で通過。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、勝ったアルゲニブに詰め切れず、2馬身差の2着となった。

4月2日、中2週で迎えた6戦目は、小林淳一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。11頭立ての5番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく5着に敗れた。

6月18日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から16kg増やして迎えた7戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は南田雅昭騎手（4戦0勝）。15頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では天稟の負けん性を発揮してゴールまで力走したが、5着に終わった。

7月8日、中2週で迎えた8戦目は、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で南田雅昭騎手（5戦0勝）。15頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始5番手を追走。直線では切れ味光る末脚を発揮し、3着に入った。

7月23日、中1週で迎えた9戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で南田雅昭騎手（6戦0勝）。15頭立ての7番人気で大外15番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では目立つような脚を使えず8着に敗れた。

8月12日、中2週で迎えた10戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で南田雅昭騎手（7戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。タフなペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では強靭な末脚を繰り出したが、4着に終わった。

9月12日、中3週で迎えた11戦目は、3歳戦のセプテンバーフラワー賞（川崎ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は5戦連続で南田雅昭騎手（8戦0勝）。13頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では天稟の負けん気を発揮してゴールまで力走したが、4着に終わった。

4歳（2007年）

2月18日、約5か月半の休み明けで迎えた12戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2930m 曇）に出走。14頭立ての12番人気で10番ゲートからスタート。14着に終わった。

4月18日、中7週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた13戦目は、大山真吾騎手を鞍上に迎えて、フォレストステーション波賀特別（園田ダート1700m 雨/良）に出走。11頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く5着に敗れた。

5月1日、中1週で迎えた14戦目は、田中学騎手を鞍上に迎えて、闘竜灘特別（園田ダート1700m 曇/重）に出走。9頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

5月9日、連闘で迎えた15戦目は、4歳以上B2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田中学騎手（1戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭に立ち、最後は2着のシャリバンを半馬身振り切って待望の初勝利を挙げた。

6月7日、中3週で迎えた16戦目は、園田オッズパーク記念（園田ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（1戦0勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、4着に終わった。

6月21日、中1週で迎えた17戦目は、川原正一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上B1二（姫路ダート1400m 曇/良）に出走。11頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを4番手で通過。直線に入ると、前で粘るタニノランドアートを鬼脚でクビ差だけ差し切って2勝目を挙げた。

7月10日、中2週で迎えた18戦目は、3歳以上A3（姫路ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は田中学騎手（2戦1勝）。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには加われず8着に敗れた。

8月1日、中2週で迎えた19戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（2戦0勝）。10頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位には食い込めず4着に終わった。

8月15日、中1週で迎えた20戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/良）に出走。鞍上は田中学騎手（3戦1勝）。8頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始4番手を追走。直線に入ると、前で粘るカシノモムチャンをアタマ差だけ差し切って3勝目を収める

9月26日、中5週で迎えた21戦目は、下原理騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを6番手で通過。直線ではキレのいい末脚を繰り出し、3着に入り込んだ。

10月10日、中1週で迎えた22戦目は、3歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（3戦0勝）。9頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始9番手を追走。直線では上がり2位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

11月7日、中3週で迎えた23戦目は、3歳以上A2一（園田ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は田中学騎手（4戦2勝）。12頭立ての7番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず11着に終わった。

12月5日、中3週で迎えた24戦目は、吉村智洋騎手を鞍上に迎えて、3歳以上A2一（園田ダート1700m 曇/良）に出走。12頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではジリ脚になってしまい7着に終わった。

12月19日、中1週で迎えた25戦目は、多可特別（園田ダート1700m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉村智洋騎手（1戦0勝）。10頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。でレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では脚が残っておらず9着に終わった。

5歳（2008年）

1月31日、中5週で迎えた26戦目は、4歳以上A2（園田ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は大山真吾騎手（4戦0勝）。12頭立ての10番人気で大外12番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では決め手が足りず6着に終わった。

2月11日、中1週で迎えた27戦目は、松浦聡志騎手を鞍上に迎えて、まねき馬倶楽部in園田（園田ダート1230m 晴/不良）に出走。11頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを9番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには参加できず5着に終わった。

2月21日、中0週で迎えた28戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は大山真吾騎手（5戦0勝）。11頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では息の長い末脚を披露し、4着に入り込んだ。

3月5日、中1週で迎えた29戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1230m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で大山真吾騎手（6戦0勝）。12頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始11番手を追走。直線では上がり3位タイの末脚を繰り出したが上位には食い込めず9着に終わった。

5月5日、中8週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた30戦目は、4歳以上A2二（園田ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で大山真吾騎手（7戦0勝）。10頭立ての9番人気で大外10番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始10番手を追走。直線では上がり1位の末脚を繰り出したが上位争いには参加できず9着に終わった。

5月27日、中2週で馬体重を前走から6kg絞って迎えた31戦目は、丹波茶特別（園田ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で大山真吾騎手（8戦0勝）。12頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず10着に終わった。