スズランストーリー（1998年生、母オーナースズラン）

スズランストーリー（1998年5月21日）は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のラストタイクーン（当時15歳）と交配したオーナースズランが9歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は桑田正己。戦績は、中央平地4戦0勝、地方13戦3勝2着1回。主な勝ち鞍は2002年の一般C7。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額2,700万円（5.4万×500口）で一口馬主が募集された。

大和田稔厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2001年）

2月25日、デビュー戦は伊藤暢康騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は454kg。15頭立ての7番人気で4番ゲートからスタート。敢然と端を奪い、リードを2馬身以上確保して、極端なハイペースでレースを進める。しかし、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では余力が残っておらず14着に敗れた。

8月26日、約6か月の休養明けで馬体重を前走から20kg増やして迎えた2戦目は、矢原洋一騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての11番人気で大外14番ゲートからスタート。先手を奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は減速してしまい13着に終わった。

9月30日、中4週で迎えた3戦目は、大塚栄三郎騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（新潟芝1000m 曇/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。6着に終わった。

11月11日、中5週で迎えた4戦目は、3歳以上500万下（福島芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は伊藤暢康騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で13番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って9着に終わった。

12月14日、中4週で迎えた5戦目は、尾島徹騎手を鞍上に迎えて、一般C13（笠松ダート1400m 晴/不良）に出走。10頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では末脚にキレが無く5着に敗れた。

12月29日、中1週で迎えた6戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で尾島徹騎手（1戦0勝）。9頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を爆発させて悠々と抜け出し、最後は2着のニッシンシャトルに3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2002年）

1月20日、中2週で迎えた7戦目は、一般C9（笠松ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で尾島徹騎手（2戦1勝）。10頭立ての5番人気で6番ゲートからスタート。でレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは7番手で通過。直線では伸びを欠き8着に敗れた。

2月11日、中2週で迎えた8戦目は、一般C12（笠松ダート1400m 曇/重）に出走。鞍上は4戦連続で尾島徹騎手（3戦1勝）。10頭立ての2番人気に推されて2番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、で一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のチェリーグルームに3馬身の差をつけて優勝

2月25日、中1週で迎えた9戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で尾島徹騎手（4戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて大外10番ゲートからスタート。主導権を奪い、で一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では詰めが甘くなり、3着に終わった。

3月13日、中1週で迎えた10戦目は、一般C7（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で尾島徹騎手（5戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、でレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では異次元の末脚を弾けさせてすんなりと抜け出し、最後は2着のマルゴワールドに3馬身の差をつけて制した。

4月1日、中2週で迎えた11戦目は、仙道光男騎手を鞍上に迎えて、吉野桜特別（笠松ダート1600m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。ハナを奪う恰好となり、で集団を先導。しかし、徐々にポジションが下がり4コーナーを3番手で通過。最後は脚を失くしてしまい8着に終わった。

5月17日、中6週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた12戦目は、一般B13（笠松ダート1400m 雨/不良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（6戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて4番ゲートからスタート。先手を取り、で一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線に入ると、粘り切れず4着に沈んだ。

11月28日、約6か月半の休養明けで馬体重を前走からさらに11kg増やして迎えた13戦目は、冨島政俊騎手を鞍上に迎えて、一般B16 C3（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。10頭立ての3番人気で7番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい9着に敗れた。

12月16日、中2週で迎えた14戦目は、一般C9 11（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で冨島政俊騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、で集団を引っ張る。他馬と先頭を併走しながら4コーナーを通過。直線では素晴らしい伸び脚で驀進したが、ゼンノクルーガーに交わされて5馬身差の2着に敗北した。

5歳（2003年）

1月1日、中1週で迎えた15戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で冨島政俊騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。逃げる形となり、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では速い脚を持続できず、3着に終わった。

1月12日、中1週で迎えた16戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/重）に出走。鞍上は4戦連続で冨島政俊騎手（3戦0勝）。10頭立ての3番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。直線では伸びが甘くなり、3着に終わった。

2月6日、中3週で迎えた17戦目は、一般C6（笠松ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は尾島徹騎手（7戦3勝）。9頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。端に立つ形となり、で馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。