ジンワラベウタ（1997年生、母フミノイメージ）

ジンワラベウタ（1997年4月12日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は芦毛。種牡馬のサクラトウコウ（当時16歳）と交配したフミノイメージが10歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は村中牧場。戦績は、中央平地36戦3勝2着2回、中央障害4戦0勝2着1回。2000年の若草ステークス(オープン)で2着に入るなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、村中牧場から「北海道8月市場サラブレッド2歳」に上場され、サラブレッドトレーディングによって640.5万円で落札された。2歳のとき、サラブレッドトレーディングから「プレミア3歳トレーニングセールサラブレッド3歳」に上場され、神野仁によって1,071万円で落札された。

松永善晴厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（1999年）

7月17日、デビュー戦は松永昌博騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。馬体重は508kg。13頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。主導権を奪う形となり、平均ペースで馬群を牽引。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は勢いを失って7着に敗れた。

8月1日、中1週で迎えた2戦目は、3歳新馬（小倉芝1200m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（1戦0勝）。11頭立ての4番人気で7番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたファインイレブン決め手に屈してクビ差の2着に惜敗した。

8月15日、中1週で迎えた3戦目は、3歳未勝利（小倉ダート1000m 雨/稍重）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は3戦連続で松永昌博騎手（2戦0勝）。11頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鮮やかな末脚を炸裂させて先頭に躍り出て、最後は2着のヘイセイリクエストに2馬身の差をつけて未勝利戦を制した。

12月26日、約4か月半の休養明けで迎えた4戦目は、3歳500万下（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で松永昌博騎手（3戦1勝）。9頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを6番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

3歳（2000年）

1月16日、中2週で迎えた5戦目は、4歳500万下の寒梅賞（京都ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は5戦連続で松永昌博騎手（4戦1勝）。15頭立ての9番人気で12番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では今一つ末脚が切れず6着に終わった。

1月29日、中1週で迎えた6戦目は、4歳500万下のあすなろ賞（小倉芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は6戦連続で松永昌博騎手（5戦1勝）。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。非常に緩いペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを3番手で通過。直線では詰めが甘くなり、4着に終わった。

2月13日、中1週で迎えた7戦目は、4歳500万下のくすのき賞（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は7戦連続で松永昌博騎手（6戦1勝）。15頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張ったが、3着に終わった。

3月4日、中2週で迎えた8戦目は、4歳500万下のフリージア賞（中京芝2000m 雨/稍重）に出走。鞍上は8戦連続で松永昌博騎手（7戦1勝）。13頭立ての3番人気に推されて11番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを7番手で通過。直線では今一つ伸び切れず7着に敗れた。

3月18日、中1週で迎えた9戦目は、4歳500万下のあざみ賞（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は9戦連続で松永昌博騎手（8戦1勝）。12頭立ての5番人気で大外12番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では豪脚を爆発させて先頭をうかがい、最後は2着のアンコールアワーを3/4馬身振り切って2勝目をつかんだ。

4月15日、中3週で迎えた10戦目は、3歳オープンの若草ステークス（阪神芝2200m 雨/良）に出走。鞍上は10戦連続で松永昌博騎手（9戦2勝）。12頭立ての6番人気で9番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では持ち前の豊富なスタミナでしぶとく走り抜いたが、伸びてきたアグネスフライト決め手に屈して半馬身差の2着となった。

4月29日、中1週で迎えた11戦目は、3歳G3の青葉賞（東京芝2400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は11戦連続で松永昌博騎手（10戦2勝）。17頭立ての9番人気で13番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く7着に敗れた。

6月4日、中4週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた12戦目は、4歳900万下の白百合ステークス（中京芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は12戦連続で松永昌博騎手（11戦2勝）。13頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線ではきっちりと終いの脚を伸ばして先頭に立ち、最後は2着のミラーダをクビ差振り切って3勝目を収める

7月2日、中3週で迎えた13戦目は、3歳G3のラジオたんぱ賞（東京芝1800m 小雨/良）に出走。鞍上は13戦連続で松永昌博騎手（12戦3勝）。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、5番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く11着に敗れた。

4歳（2001年）

3月4日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から12kg増やして迎えた14戦目は、4歳以上1600万下の御堂筋ステークス（阪神芝2200m 晴/稍重）に出走。鞍上は14戦連続で松永昌博騎手（13戦3勝）。14頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは13番手で通過。直線では末脚が冴えず12着に終わった。

4月14日、中5週で迎えた15戦目は、4歳以上1600万下の難波ステークス（阪神芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は15戦連続で松永昌博騎手（14戦3勝）。15頭立ての14番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始4番手を追走。最後は勢いを失って13着に終わった。

4月29日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上1600万下の朱雀ステークス（京都芝1600m 外回り小雨/良）に出走。鞍上は16戦連続で松永昌博騎手（15戦3勝）。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では鋭い脚を使えず12着に終わった。

5月13日、中1週で迎えた17戦目は、4歳以上1600万下の下鴨ステークス（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は17戦連続で松永昌博騎手（16戦3勝）。13頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では見所を作れず11着に終わった。

7月7日、中7週で迎えた18戦目は、4歳以上1600万下のストークステークス（阪神芝1600m 晴/良）に出走。鞍上は18戦連続で松永昌博騎手（17戦3勝）。13頭立ての12番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線ではピリッとした末脚を使えず8着に終わった。

8月4日、中3週で迎えた19戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の西部日刊スポーツ杯（小倉芝1800m 晴/良）に出走。鞍上は19戦連続で松永昌博騎手（18戦3勝）。12頭立ての7番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では見所を作れず8着に終わった。

8月19日、中1週で迎えた20戦目は、和田竜二騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の玄海特別（小倉芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての8番人気で大外14番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを13番手で通過。直線では今ひとつ伸びが無く13着に終わった。

9月2日、中1週で迎えた21戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の不知火特別（小倉芝2000m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で和田竜二騎手（1戦0勝）。13頭立ての13番人気で8番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを5番手で通過。直線ではゴールまでじわりじわりと伸び、3着に入り込んだ。

10月6日、中4週で迎えた22戦目は、武幸四郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の鳴滝特別（京都芝2400m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではいいところがなく13着に終わった。

10月21日、中1週で迎えた23戦目は、小池隆生騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の天王山特別（京都ダート1400m 小雨/良）に出走。16頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では末脚に勢いがなく7着に終わった。

11月4日、中1週で迎えた24戦目は、渡辺薫彦騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の宝ケ池特別（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。11頭立ての10番人気で8番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを6番手で通過。直線では切れる脚を使えず10着に終わった。

11月25日、中2週で迎えた25戦目は、3歳以上1000万下（京都ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は松永昌博騎手（19戦3勝）。14頭立ての11番人気で8番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では長くいい脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入り込んだ。

12月16日、中2週で迎えた26戦目は、3歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で松永昌博騎手（20戦3勝）。16頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは、馬場の外目を通りながら12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く14着に終わった。

5歳（2002年）

1月6日、中2週で迎えた27戦目は、松本達也騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての13番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。最後はガス欠状態になり13着に終わった。

1月20日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた28戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の太宰府特別（小倉芝1800m 小雨/良）に出走。15頭立ての14番人気で10番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では今一つ末脚が弾けず6着に終わった。

2月2日、中1週で馬体重を前走から10kg戻して迎えた29戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の吉野ケ里特別（小倉芝1800m 晴/良）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始10番手を追走。直線ではいいところがなく12着に終わった。

3月2日、中3週で迎えた30戦目は、嘉堂信雄騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に出走。14頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。10着に敗れた。

3月16日、中1週で迎えた31戦目は、小坂忠士騎手を鞍上に迎えて、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 曇）に57kgの軽斤量で出走。14頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。3着に入った。

3月30日、中1週で迎えた32戦目は、障害4歳以上未勝利（阪神障害芝→ダート3000m 晴）に57kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で小坂忠士騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて13番ゲートからスタート。2着となった。

4月27日、中3週で迎えた33戦目は、障害4歳以上未勝利（京都障害芝→ダート2910m 晴）に出走。鞍上は嘉堂信雄騎手（1戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて7番ゲートからスタート。4着に終わった。

6歳（2003年）

3月1日、約10か月半の休み明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた34戦目は、4歳以上1000万下の須磨特別（阪神芝1400m 雨/重）に出走。鞍上は小池隆生騎手（1戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、8番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では末脚のキレが鈍く13着に終わった。

3月15日、中1週で馬体重を前走から8kg絞って迎えた35戦目は、4歳以上1000万下の吹田特別（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で小池隆生騎手（2戦0勝）。13頭立ての13番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、9番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では決め手に欠いて9着に終わった。

4月6日、中2週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた36戦目は、本田優騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の山陽特別（阪神芝1600m 晴/良）に出走。16頭立ての16番人気で14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後は一杯になって10着に終わった。

5月11日、中4週で馬体重を前走から8kg戻して迎えた37戦目は、長谷川浩大騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（京都芝1800m 外回り雨/稍重）に54kgの軽斤量で出走。9頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では末脚がパッとせず5着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた38戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上1000万下の有松特別（中京芝1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての12番人気で大外16番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを7番手で通過。直線では脚が上がってしまい15着に終わった。

6月21日、中3週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた39戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の鷹取特別（阪神ダート1800m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で石橋守騎手（1戦0勝）。16頭立ての14番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。最後は脚を失くしてしまい14着に終わった。

7月13日、中2週で迎えた40戦目は、3歳以上1000万下の御影特別（阪神ダート1200m 雨/不良）に出走。鞍上は3戦連続で石橋守騎手（2戦0勝）。16頭立ての16番人気で10番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、14番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを16番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず15着に終わった。