サツマノオンナ（2020年生、母スペシャルビビー）

サツマノオンナ（2020年5月5日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「薩摩の女」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスクワートルスクワート（当時22歳）と交配したスペシャルビビーが18歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は鹿児島県、生産者は新保孝一。2022年のひまわり賞(オープン)に勝利するなどの活躍をした。

経歴

デビュー前

1歳のとき、新保孝一から「九州1歳市場サラブレッド1歳」に上場され、伊東政清によって385万円で落札された。

新谷功一厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2022年）

7月2日、デビュー戦は松山弘平騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（小倉芝1200m 晴/良）に出走。馬体重は440kg。17頭立ての2番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナに立つ恰好となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のカシノサヴィに6馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

8月27日、中7週で迎えた2戦目は、藤岡康太騎手を鞍上に迎えて、2歳オープンのひまわり賞（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての1番人気に推されて16番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るテイエムユメキュウを豪快な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて2勝目をゲットした。

9月17日、中2週で迎えた3戦目は、2歳オープンのききょうステークス（中京芝1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤岡康太騎手（1戦1勝）。10頭立ての5番人気で7番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では脚を伸ばせず8着に敗れた。

11月5日、中6週で迎えた4戦目は、牝馬限定2歳G3のファンタジーステークス（阪神芝1400m 晴/良）に出走。重賞競走への出走は初となった。鞍上は3戦連続で藤岡康太騎手（2戦1勝）。12頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に終わった。

3歳（2023年）

8月16日、約9か月半の休養明けで迎えた5戦目は、田中純騎手を鞍上に迎えて、霧島賞（佐賀ダート1400m 晴/良）に牝馬ながら54kgの斤量を背負って出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての8番人気で1番ゲートからスタート。でレースが進む中、5番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを11番手で通過。直線では見せ場なく12着に終わった。