カンリンポチェ（2018年生、母レゾリューション）

カンリンポチェ（2018年5月4日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「山岳巡礼の地の名。父母名より連想」。毛色は鹿毛。種牡馬のホッコータルマエ（当時9歳）と交配したレゾリューションが15歳のときに産んだ6番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は大島牧場。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利。

経歴

デビュー前

田村康仁厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（2020年）

11月22日、デビュー戦は田辺裕信騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（東京ダート1600m 晴/良）に出走。馬体重は510kg。16頭立ての2番人気に推されて15番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では全く伸びず10着に敗れた。

12月20日、中3週で迎えた2戦目は、2歳未勝利（中山ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（1戦0勝）。15頭立ての11番人気で7番ゲートからスタート。厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では今一つ伸び切れず11着に終わった。

3歳（2021年）

3月20日、約3か月の休養明けで迎えた3戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 曇/良）に出走。13頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では物凄い伸び脚で驀進したが、伸びてきたエコロカナワン決め手に屈してクビ差の2着となった。

7月18日、約4か月の休養明けで迎えた4戦目は、三浦皇成騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に出走。15頭立ての4番人気で12番ゲートからスタート。先手を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を先導。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では矢のような伸びを見せたが、エクレルシーに交わされて1馬身半差の2着となった。

8月15日、中3週で迎えた5戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 曇/不良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（1戦0勝）。14頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では矢のような伸びを見せたが、勝ったサファルにねじ伏せられてクビ差の2着に甘んじた。

9月4日、中2週で迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1800m 小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で三浦皇成騎手（2戦0勝）。15頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。主導権を奪い、息の入らないペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のスマイルヴィヴァンに8馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

4歳（2022年）

1月10日、約4か月半の休み明けで馬体重を前走から10kg増やして迎えた7戦目は、4歳以上1勝クラス（中山ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は4戦連続で三浦皇成騎手（3戦1勝）。16頭立ての1番人気に推されて12番ゲートからスタート。逃げる恰好となり、ややハイペースでレースを牽引。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では脚色がやや衰え、5着に終わった。

1月30日、中2週で迎えた8戦目は、横山武史騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1勝クラス（東京ダート1600m 晴/良）に出走。16頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、終始9番手を追走。直線では伸びが鈍く14着に敗れた。

2月12日、中1週で迎えた9戦目は、4歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/重）に出走。鞍上は三浦皇成騎手（4戦1勝）。15頭立ての6番人気で大外15番ゲートからスタート。遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着に入った。

6月26日、約4か月半の休み明けで迎えた10戦目は、3歳以上1勝クラス（東京ダート2100m 晴/良）に出走。鞍上は田辺裕信騎手（2戦0勝）。16頭立ての4番人気に推されて5番ゲートからスタート。緩やかなペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るトモジャワールドを半馬身差し切って休み明けの一戦を制した。

9月4日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた11戦目は、3歳以上2勝クラスの両津湾特別（新潟ダート1800m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で田辺裕信騎手（3戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて3番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。最後は減速してしまい10着に敗れた。

9月19日、中1週で迎えた12戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの鋸山特別（中山ダート1800m 曇/重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は三浦皇成騎手（5戦1勝）。15頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では凄まじい末脚を爆発させて、最後は2着のモントブレッチアに1馬身の差をつけて3勝目を手にした。

10月9日、中2週で迎えた13戦目は、ハンデ戦で3歳以上3勝クラスの神無月ステークス（東京ダート1600m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で三浦皇成騎手（6戦2勝）。16頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ恰好となり、平均的なペースで集団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで頑張り、3着を確保した。

2022年10月13日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。