シャドウエミネンス（2008年生、母エミネントピークス）

シャドウエミネンス（2008年2月20日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋高貴」。毛色は栗毛。種牡馬のアグネスタキオン（当時10歳）と交配したエミネントピークスが12歳のときに産んだ3番仔が本馬である。産地は北海道千歳市、生産者は社台ファーム。戦績は、中央平地28戦2勝2着2回、地方2戦0勝。主な勝ち鞍は2013年の蒲郡特別(500万下)。

経歴

デビュー前

角居勝彦厩舎（栗東）へ入厩。

2歳（2010年）

12月26日、デビュー戦は藤田伸二騎手を鞍上に据えて、2歳新馬（阪神芝2000m 晴/良）に出走。馬体重は470kg。13頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではぐいぐいと終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のダノンミルに2馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

3歳（2011年）

1月8日、中1週で迎えた2戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下の福寿草特別（京都芝2000m 晴/良）に出走。14頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では最後まで息が続かず9着に敗れた。

1月30日、中2週で馬体重を前走から12kg減らして迎えた3戦目は、F.ベリー騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1600m 晴/良）に出走。ダート戦への出走及び長時間の輸送競馬は初となった。15頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は力尽きて15着に敗れた。

4月16日、約2か月半の間隔を開けて迎えた4戦目は、3歳500万下のはなみずき賞（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（1戦1勝）。18頭立ての9番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では末脚にキレが無く7着に敗れた。

4月30日、中1週で迎えた5戦目は、3歳500万下のあやめ賞（京都芝1800m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で藤田伸二騎手（2戦1勝）。11頭立ての5番人気で10番ゲートからスタート。非常に遅いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい11着に敗れた。

9月25日、約5か月の休養明けで馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、川田将雅騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（阪神芝1800m 外回り晴/良）に出走。13頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では迫力のある伸び脚で猛進したが、伸びてきたデンコウジュピター決め手に屈して半馬身差の2着となった。

10月16日、中2週で迎えた7戦目は、3歳以上500万下（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は藤田伸二騎手（3戦1勝）。9頭立ての圧倒的1番人気に推されて4番ゲートからスタート。主導権を握り、若干緩いペースで一団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では最後まで息が続かず8着に敗れた。

11月5日、中2週で迎えた8戦目は、福永祐一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（京都芝2000m 小雨/良）に出走。11頭立ての7番人気で5番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、極端なスローペースで馬群を引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では天性の負けじ魂を発揮してゴールまで力闘し、4着を確保した。

11月27日、中2週で迎えた9戦目は、3歳以上500万下（京都芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は藤田伸二騎手（4戦1勝）。18頭立ての4番人気に推されて7番ゲートからスタート。ややスローペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が衰えて14着に敗れた。

4歳（2012年）

1月21日、中7週で迎えた10戦目は、松山弘平騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の大牟田特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では矢のような伸び脚で追い上げたが、抜け出したシンボリマルセイユに半馬身届かず2着に敗北した。

2月4日、中1週で迎えた11戦目は、C.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の合馬特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では余力が残っておらず11着に敗れた。

7月7日、約5か月の休養明けで迎えた12戦目は、鮫島良太騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京芝1200m 晴/稍重）に出走。18頭立ての4番人気に推されて16番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、終始12番手を追走。直線では非凡な末脚を披露したが、4着に終わった。

7月21日、中1週で迎えた13戦目は、内田博幸騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（新潟芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて15番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、15番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位には食い込めず7着に敗れた。

8月5日、中1週で迎えた14戦目は、浜中俊騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の小郡特別（小倉芝1200m 晴/良）に出走。17頭立ての4番人気に推されて15番ゲートからスタート。息の入らないペースでレースが進む中、17番手を追走し、4コーナーは16番手で通過。直線では上がり1位の伸び脚を披露したが上位争いには絡めず8着に敗れた。

5歳（2013年）

1月20日、約5か月半の休養明けで迎えた15戦目は、C.ルメール騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の蒲郡特別（中京芝1200m 晴/良）に出走。18頭立ての3番人気に推されて14番ゲートからスタート。スローペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では鮮烈な末脚を弾けさせて前にいた9頭を次々と抜き去り、最後は2着のユキノアイオロスに1馬身半の差をつけて休み明け初戦を物にした。

2月9日、中2週で迎えた16戦目は、ハンデ戦で4歳以上1000万下の立春賞（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で5番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは6番手で通過。最後は失速してしまい13着に敗れた。

2月23日、中1週で迎えた17戦目は、戸崎圭太騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。14頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には届かず7着に敗れた。

8月4日、約5か月半の休み明けで迎えた18戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の飯豊特別（新潟芝1200m 雨/良）に出走。17頭立ての10番人気で4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では力感溢れる脚運びでゴールまで走り切り、5着に入り込んだ。

9月15日、中5週で迎えた19戦目は、3歳以上1000万下の初風特別（中山芝1200m 外回り晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で田中勝春騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で15番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、13番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを10番手で通過。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位には割り込めず10着に敗れた。

10月14日、中3週で迎えた20戦目は、3歳以上1000万下の六社特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で田中勝春騎手（2戦0勝）。14頭立ての12番人気で11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では上がり2位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず10着に終わった。

12月8日、中7週で迎えた21戦目は、3歳以上1000万下の舞浜特別（中山ダート1200m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で田中勝春騎手（3戦0勝）。16頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。非常に速いペースでレースが進む中、終始16番手を追走。直線では鋭い末脚を繰り出せず13着に終わった。

6歳（2014年）

1月12日、中4週で迎えた22戦目は、4歳以上1000万下（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上はF.ベリー騎手（1戦0勝）。16頭立ての13番人気で11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では天稟の負けじ魂を発揮してゴールまで力走し、4着に入り込んだ。

2月18日、中4週で迎えた23戦目は、G.ブノワ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/稍重）に出走。16頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを9番手で通過。直線では力感溢れるフットワークでゴールまで頑張り、4着に入り込んだ。

4月6日、中6週で迎えた24戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り雨/稍重）に出走。鞍上は戸崎圭太騎手（1戦0勝）。13頭立ての4番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では今一つ末脚が切れず5着に敗れた。

5月10日、中4週で迎えた25戦目は、4歳以上1000万下の高尾特別（東京芝1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で戸崎圭太騎手（2戦0勝）。17頭立ての6番人気で4番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、10番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線ではキレのある末脚を繰り出したが、6着に終わった。

5月24日、中1週で迎えた26戦目は、北村宏司騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下（東京芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての11番人気で1番ゲートからスタート。若干遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。最後はバタバタになってしまい13着に終わった。

6月28日、中4週で迎えた27戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下のSTV杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。14頭立ての9番人気で7番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではじわじわとしか伸びず13着に終わった。

7月20日、中2週で迎えた28戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の潮騒特別（函館芝1200m 曇/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての16番人気で8番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では全く伸びず13着に終わった。

11月14日、約4か月の休養明けで馬体重を前走から19kg増やして迎えた29戦目は、御神本訓史騎手を鞍上に迎えて、ノベンバー賞（大井ダート1600m 内回り晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で7番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは14番手で通過。直線ではイマイチ伸び切れず12着に敗れた。

11月25日、中1週で迎えた30戦目は、にぎわい都市新宿賞（大井ダート1200m 雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で御神本訓史騎手（1戦0勝）。14頭立ての12番人気で4番ゲートからスタート。若干緩いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では決め手に欠いて12着に終わった。