スペルティグレス(1999年生、母ブゼンワイルド)

Super Tigresse

1999.04.30

スペルティグレス(1999年4月30日)は、日本の競走馬、繁殖牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のサニーブライアン(当時5歳)と交配したブゼンワイルドが15歳のときに産んだ8番仔が本馬である。産地は北海道浦河郡荻伏村、生産者は小林 和義。戦績は、中央平地9戦3勝2着2回、地方1戦0勝。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下(牝)。

経歴

デビュー前

ターファイトクラブにて総額900万円(9万×100口)で一口馬主が募集された。

境直行厩舎(栗東)へ入厩。

2歳(2001年)

11月4日、デビュー戦は小坂忠士騎手を鞍上に据えて、2歳新馬京都ダート1400m 晴/重)に50kgの軽斤量で出走。馬体重は458kg。16頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線に入ると、前で粘るアドマイヤアラシを鮮烈な末脚で交わし去り、最後は3馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月1日、中3週で迎えた2戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下のポインセチア賞阪神ダート1200m 晴/良)に出走。16頭立ての2番人気に推されて14番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線ではあとひと踏ん張りが利かず、3着に終わった。

12月23日、中2週で迎えた3戦目は、石橋守騎手を鞍上に迎えて、2歳500万下阪神芝1200m 晴/良)に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての1番人気に推されて10番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は一杯になって10着に敗れた。

4歳(2003年)

3月22日、約15か月の休み明けで迎えた4戦目は、畑端省吾騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下中京ダート1000m 曇/良)に出走。16頭立ての4番人気に推されて3番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、終始7番手を追走。直線では上がり4位タイの伸び脚を披露したが上位争いには絡めず6着に敗れた。

4月5日、中1週で迎えた5戦目は、4歳以上500万下福島ダート1000m 雨/稍重)に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で畑端省吾騎手(1戦0勝)。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では鋭い脚を使えず5着に敗れた。

5月6日、中3週で馬体重を前走から14kg増やして迎えた6戦目は、田中勝春騎手を鞍上に迎えて、マルチスウェット特別浦和ダート1400m 曇/良)に出走。12頭立ての2番人気に推されて11番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では上がり2位タイの末脚を見せたが上位には割り込めず6着に敗れた。

5月25日、中2週で迎えた7戦目は、橋本美純騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下新潟ダート1200m 曇/良)に出走。15頭立ての7番人気で1番ゲートからスタート。先手を取る恰好となり、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではしっかりと末脚を伸ばして、最後は2着のジョウノベネチアをクビ差振り切って久方ぶりに勝ち星を挙げた。

6月22日、中3週で迎えた8戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下阪神ダート1200m 曇/良)に出走。鞍上は2戦連続で橋本美純騎手(1戦1勝)。16頭立ての7番人気で14番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では忍耐力が光る走りを見せたが、勝ったルミネンスにねじ伏せられて1馬身半差の2着となった。

7月13日、中2週で迎えた9戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下阪神ダート1400m 雨/重)に出走。鞍上は3戦連続で橋本美純騎手(2戦1勝)。16頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。果敢にハナを奪い、平均的なペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前のタフネスでしぶとく脚を伸ばしたが、サーペンクィーンに半馬身交わされて2着に敗北した。

7月27日、中1週で迎えた10戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下小倉ダート1700m 晴/良)に出走。鞍上は武豊騎手(1戦0勝)。15頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。前に出て、タフなペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の力で末脚を持続させて先頭を奪い、最後は2着のメイショウシスタスに1馬身3/4の差をつけて順当に勝利した。