サーペンクィーン（1998年生、母マルブツローヤル）

サーペンクィーン（1998年4月21日）は、日本の競走馬。牝馬。毛色は鹿毛。種牡馬のマルブツサーペン（当時17歳）と交配したマルブツローヤルが12歳のときに産んだ5番仔が本馬である。産地は北海道伊達市、生産者は（有）高橋農場。戦績は、中央平地17戦2勝、地方18戦12勝2着2回。主な勝ち鞍は2003年の3歳以上500万下。

経歴

デビュー前

北橋修二厩舎（栗東）へ入厩。

3歳（2001年）

3月3日、デビュー戦は福永祐一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/稍重）に出走。馬体重は438kg。9頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、少し緩いペースで集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着を確保した。

3月17日、中1週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳新馬（阪神ダート1800m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で福永祐一騎手（1戦0勝）。14頭立ての4番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、平均ペースで集団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では伸びが甘くなり、4着に終わった。

11月13日、約8か月の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた3戦目は、田中浩晃騎手を鞍上に迎えて、一般C14（名古屋ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて4番ゲートからスタート。最後は、2着のクリスタルグリームに4馬身の差をつけて初勝利を挙げた。

12月7日、中2週で迎えた4戦目は、吉田稔騎手を鞍上に迎えて、一般C9（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のレルリバーに7馬身の差をつけて勝利をモノにする

12月25日、中2週で迎えた5戦目は、一般C7（名古屋ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（1戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。最後は、2着のヒルノパレスに4馬身の差をつけて3勝目を収める

4歳（2002年）

1月18日、中2週で迎えた6戦目は、一般C4（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（2戦2勝）。9頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、勝ったケイアイブライトからハナ差の2着に甘んじた。

3月11日、中6週で迎えた7戦目は、一般C3（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（3戦2勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。最後は、2着のウィンピコに2馬身の差をつけて4勝目を掴み取った。

3月27日、中1週で迎えた8戦目は、一般B10（名古屋ダート1400m 晴/不良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（4戦3勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のブリッグに3馬身の差をつけて5勝目をマークした。

4月16日、中2週で迎えた9戦目は、一般B6（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中浩晃騎手（1戦1勝）。10頭立ての3番人気で3番ゲートからスタート。3着に終わった。

5月7日、中2週で迎えた10戦目は、安部幸夫騎手を鞍上に迎えて、一般B6（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、勝ったブルースオンリーからクビ差の2着に甘んじた。

5月20日、中1週で迎えた11戦目は、一般B5（名古屋ダート1400m 晴/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（5戦4勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。最後は、2着のメモリーヴィーナスに2馬身の差をつけて6勝目を獲得した。

6月10日、中2週で迎えた12戦目は、一般B3（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は安部幸夫騎手（1戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のブルースオンリーに1馬身半の差をつけて制した。

6月25日、中1週で迎えた13戦目は、露草特別（名古屋ダート1600m 曇/稍重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（6戦5勝）。11頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。3着に終わった。

7月16日、中2週で迎えた14戦目は、マリーゴールド特別（名古屋ダート1600m 晴/重）に出走。鞍上は2戦連続で吉田稔騎手（7戦5勝）。12頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のトラファルガーに1馬身半の差をつけて8勝目を手にした。

8月2日、中1週で迎えた15戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で吉田稔騎手（8戦6勝）。8頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。最後は、2着のタガノデインヒルをクビ差制して優勝

9月3日、中4週で迎えた16戦目は、はぎ特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で吉田稔騎手（9戦7勝）。11頭立ての1番人気に推されて8番ゲートからスタート。最後は、2着のグレイスハンターに2馬身半の差をつけて10勝目を達成した。

9月19日、中1週で迎えた17戦目は、くすの木特別（名古屋ダート1600m 晴/良）に出走。鞍上は5戦連続で吉田稔騎手（10戦8勝）。12頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。7着に敗れた。

5歳（2003年）

1月19日、約4か月の休養明けで迎えた18戦目は、宇都英樹騎手を鞍上に迎えて、一般A4（名古屋ダート1600m 雨/稍重）に出走。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。最後は、2着のサンサンホーラーに1馬身半の差をつけて久々の実戦を物にした。

2月11日、中2週で迎えた19戦目は、一般A5（名古屋ダート1600m 雨/不良）に出走。鞍上は吉田稔騎手（11戦8勝）。10頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。最後は、2着のブラックファームに半馬身の差をつけて勝利を手中に収めた。

2月26日、中1週で迎えた20戦目は、名古屋チャレンジカップヴェスタ賞（名古屋ダート1400m 曇/稍重）に出走。鞍上は田中浩晃騎手（2戦1勝）。12頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。7着に敗れた。

3月30日、中4週で迎えた21戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（2戦0勝）。16頭立ての8番人気で5番ゲートからスタート。ハナを切り、かなり緩いペースで集団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚色が悪くなり8着に敗れた。

4月12日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた22戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 小雨/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての4番人気で9番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では脚が残っておらず6着に敗れた。

4月26日、中1週で迎えた23戦目は、牝馬限定の4歳以上500万下（福島ダート1700m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての8番人気で3番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、途中で一気に進出して、馬場の大外を通りながら4コーナーを4番手で通過。直線では伸びが劣勢になり7着に終わった。

5月25日、中3週で馬体重を前走から18kg増やして迎えた24戦目は、内田浩一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の4歳以上500万下（新潟ダート1200m 曇/良）に出走。15頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始8番手を追走。直線ではパワフルな末脚を披露し、3着に入った。

6月22日、中3週で迎えた25戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1200m 曇/良）に出走。鞍上は福永祐一騎手（3戦0勝）。16頭立ての6番人気で2番ゲートからスタート。ややハイペースでレースが進む中、6番手を追走し、4コーナーは5番手で通過。直線では末脚に勢いがなく6着に敗れた。

7月13日、中2週で迎えた26戦目は、牝馬限定の3歳以上500万下（阪神ダート1400m 雨/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（12戦9勝）。16頭立ての10番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線に入ると、前で粘るスペルティグレスを凄まじい末脚で半馬身差し切って勝利をモノにする

8月2日、中2週で迎えた27戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上500万下の対馬特別（小倉芝1700m 晴/良）に出走。芝レースへの出走及び長時間の輸送競馬は初となった。14頭立ての7番人気で12番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始11番手を追走。直線では末脚がパッとせず12着に敗れた。

8月10日、連闘で迎えた28戦目は、難波剛健騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に出走。14頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。ハイペースでレースが進む中、4番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では凄まじい末脚を炸裂させて先頭に立ち、最後は2着のコシズエッグに2馬身半の差をつけて勝利数を14に伸ばす

8月31日、中2週で迎えた29戦目は、秋山真一郎騎手を鞍上に迎えて、3歳以上1000万下の妙高特別（新潟ダート1200m 曇/不良）に出走。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、12番手を追走し、4コーナーは11番手で通過。直線では決め手に欠いて10着に敗れた。

9月27日、中3週で迎えた30戦目は、牝馬限定の3歳以上1000万下の新涼特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は難波剛健騎手（1戦1勝）。15頭立ての8番人気で4番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、11番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚に勢いがなく12着に敗れた。

6歳（2004年）

6月19日、約9か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた31戦目は、3歳以上1000万下の出石特別（阪神ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で難波剛健騎手（2戦1勝）。16頭立ての12番人気で1番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを14番手で通過。直線では末脚が振るわず16着に終わった。

7月18日、中3週で迎えた32戦目は、ハンデ戦で3歳以上1000万下の桜島特別（小倉ダート1700m 晴/良）に51kgの軽斤量で出走。鞍上は3戦連続で難波剛健騎手（3戦1勝）。10頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを8番手で通過。直線では伸びを欠き10着に終わった。

8月28日、中5週で迎えた33戦目は、生野賢一騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で3歳以上1000万下の平尾台特別（小倉ダート1700m 晴/良）に50kgの軽斤量で出走。14頭立ての14番人気で2番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、9番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では見せ場なく13着に終わった。

7歳（2005年）

2月20日、約6か月の休養明けで迎えた34戦目は、4歳以上1000万下（京都ダート1200m 晴/重）に出走。鞍上は吉田稔騎手（13戦10勝）。16頭立ての15番人気で4番ゲートからスタート。やや厳しいペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では他馬と同じような脚色になり11着に終わった。

3月6日、中1週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた35戦目は、4歳以上1000万下（阪神ダート1400m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。鞍上は生野賢一騎手（1戦0勝）。14頭立ての11番人気で11番ゲートからスタート。極端なハイペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線ではピリッとした末脚を使えず10着に終わった。