ヤマニンエボニー（2003年生、母ヤマニンフライト）

ヤマニンエボニー（2003年5月22日）は、日本の競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋黒檀」。毛色は黒鹿毛。種牡馬のスペシャルウィーク（当時8歳）と交配したヤマニンフライトが12歳のときに産んだ7番仔が本馬である。産地は北海道新冠郡新冠町、生産者は（株）錦岡牧場。戦績は、中央平地5戦0勝、地方13戦3勝2着2回。主な勝ち鞍は2006年の一般C3。

経歴

デビュー前

清水利章厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2006年）

2月26日、デビュー戦は北村宏司騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（中山ダート1800m 雨/不良）に出走。馬体重は488kg。14頭立ての8番人気で15番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、13番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線ではジリ脚になってしまい10着に終わった。

3月18日、中2週で迎えた2戦目は、大野拓弥騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1800m 晴/稍重）に53kgの軽斤量で出走。16頭立ての15番人気で2番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは10番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

4月9日、中2週で迎えた3戦目は、塚田祥雄騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（福島ダート1700m 晴/良）に53kgの軽斤量で出走。15頭立ての11番人気で14番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始4番手を追走。直線では末脚を伸ばせず7着に終わった。

4月29日、中2週で迎えた4戦目は、津村明秀騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝1800m 曇/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。14頭立ての7番人気で13番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、8番手を追走し、4コーナーは9番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に敗れた。

6月10日、中5週で迎えた5戦目は、藤岡佑介騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（東京芝2000m 晴/稍重）に出走。18頭立ての12番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、16番手を追走し、4コーナーは17番手で通過。直線では末脚にキレが無く18着に終わった。

11月3日、約5か月の休み明けで馬体重を前走から12kg減らして迎えた6戦目は、草地保隆騎手を鞍上に迎えて、一般C3（盛岡ダート1200m 晴/良）に出走。10頭立ての4番人気で5番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸びたが、3着に終わった。

11月18日、中1週で馬体重を前走から13kg戻して迎えた7戦目は、高松亮騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 曇/重）に出走。9頭立ての1番人気に推されて1番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではあとひと押しが足りず、3着に終わった。

11月25日、連闘で迎えた8戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で高松亮騎手（1戦0勝）。10頭立ての6番人気で大外10番ゲートからスタート。ハナを切る形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて、最後は2着のトミケンアプローズをクビ差振り切って待望の初白星を挙げた。

12月3日、連闘で迎えた9戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。鞍上は3戦連続で高松亮騎手（2戦1勝）。10頭立ての4番人気で4番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、シルクルーラーにアタマ差交わされて2着となった。

12月17日、中1週で迎えた10戦目は、一般C3（水沢ダート1300m 小雨/不良）に出走。鞍上は4戦連続で高松亮騎手（3戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。端をきる恰好となり、で集団を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の優れたスタミナでしぶとく走り抜いたが、グレイスオペラにハナ差交わされて2着に甘んじた。

12月29日、中1週で迎えた11戦目は、村上忍騎手を鞍上に迎えて、一般C3（水沢ダート1300m 雪/不良）に出走。10頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、でレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では、そのまま渾身の走りで粘り込んで、最後は2着のグラスキッドに4馬身の差をつけて先頭ゴールを果たした。

4歳（2007年）

3月26日、約3か月の間隔を開けて迎えた12戦目は、板垣吉則騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 晴/稍重）に出走。11頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。ハナに立つ形となり、で馬群を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では終いが甘くなり、3着に終わった。

4月14日、中2週で迎えた13戦目は、菅原勲騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1400m 曇/稍重）に出走。11頭立ての1番人気に推されて6番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線ではもうひとつ伸びを欠き、3着に終わった。

4月28日、中1週で迎えた14戦目は、菅原俊吏騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1600m 晴/稍重）に出走。12頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入った。

5月27日、中3週で迎えた15戦目は、一般C2（水沢ダート1600m 曇/重）に出走。鞍上は村上忍騎手（1戦1勝）。12頭立ての4番人気で11番ゲートからスタート。でレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では一完歩ずつ前との差を詰めて先頭をうかがい、最後は2着のナイキビッグを半馬身振り切って勝利を手に入れた。

6月11日、中1週で迎えた16戦目は、一般C2（盛岡芝1700m 晴/良）に出走。鞍上は菅原俊吏騎手（1戦0勝）。11頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚勢が悪くなり7着に敗れた。

7月28日、中6週で迎えた17戦目は、一般C1（水沢ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原俊吏騎手（2戦0勝）。10頭立ての2番人気に推されて5番ゲートからスタート。でレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。最後は脚勢が鈍り8着に敗れた。

8月18日、中2週で迎えた18戦目は、内田利雄騎手を鞍上に迎えて、一般C2（水沢ダート1600m 曇/稍重）に出走。9頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。でレースが進む中、終始3番手を追走。直線ではゴールまでジンワリと伸び、3着に入り込んだ。