エーアイダンサー（2018年生、母フェイドレス）

エーアイダンサー（2018年3月25日）は、日本の競走馬。牝馬。馬名の意味は「AIを用いてダンス表現されたダンスを踊る人」。毛色は鹿毛。種牡馬のタニノギムレット（当時19歳）と交配したフェイドレスが19歳のときに産んだ9番仔が本馬である。産地は北海道静内郡静内町、生産者は岡田スタツド。戦績は、中央平地3戦0勝。主な勝ち鞍は2021年の3歳未勝利(牝)。

経歴

デビュー前

2歳のとき、岡田スタッドから「北海道トレーニングセールサラブレッド2歳」に上場され、によって円で落札された。

畠山吉宏厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2021年）

1月16日、デビュー戦は丸山元気騎手を鞍上に据えて、牝馬限定の3歳新馬（中山ダート1800m 晴/良）に出走。馬体重は446kg。16頭立ての5番人気で9番ゲートからスタート。先手を取り、若干緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では閃光のような末脚を発揮し、3着に入った。

2月6日、中2週で迎えた2戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（東京ダート1400m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で丸山元気騎手（1戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では天資の闘志でゴールまで力戦し、4着に入った。

3月7日、中3週で迎えた3戦目は、牝馬限定の3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で丸山元気騎手（2戦0勝）。16頭立ての6番人気で6番ゲートからスタート。壮絶なハイペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が鈍り14着に敗れた。

5月15日、中9週で迎えた4戦目は、3歳未勝利（東京芝1400m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。鞍上は4戦連続で丸山元気騎手（3戦0勝）。18頭立ての12番人気で7番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では伸びを欠き8着に終わった。

6月1日、中1週で迎えた5戦目は、笹川翼騎手を鞍上に迎えて、3歳戦のツイントップ特別（浦和ダート1400m 晴/重）に出走。12頭立ての3番人気に推されて1番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では伸びが鈍く7着に敗れた。

7月24日、中7週で馬体重を前走から11kg増やして迎えた6戦目は、3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は丸山元気騎手（4戦0勝）。15頭立ての12番人気で14番ゲートからスタート。端に立つ形となり、厳しいペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線ではじわじわと長く脚を使ってゴールまで力闘し、3着を確保した。

8月15日、中2週で迎えた7戦目は、M.デムーロ騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳未勝利（新潟ダート1200m 晴/重）に出走。15頭立ての3番人気に推されて6番ゲートからスタート。先頭に立つ格好となり、ミドルペースでレースを牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では鮮やかな末脚を弾けさせて、最後は2着のティプシーワールドに2馬身の差をつけて初白星を挙げた。

9月5日、中2週で迎えた8戦目は、3歳以上1勝クラスの雷光特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続でM.デムーロ騎手（1戦1勝）。17頭立ての2番人気に推されて12番ゲートからスタート。6着に終わった。

10月31日、中7週で迎えた9戦目は、菅原明良騎手を鞍上に迎えて、牝馬限定の3歳以上1勝クラス（新潟ダート1200m 晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて大外15番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干速いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では息長く末脚を伸ばして、最後は2着のスマートレジーナに1馬身3/4の差をつけて優勝

11月20日、中2週で迎えた10戦目は、ハンデ戦で3歳以上2勝クラスの西郷特別（福島ダート1150m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で菅原明良騎手（1戦1勝）。16頭立ての9番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始9番手を追走。直線では鋭い脚を使えず11着に終わった。

4歳（2022年）

2月26日、約3か月半の休養明けで迎えた11戦目は、横山琉人騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラス（中山ダート1200m 晴/良）に52kgの軽斤量で出走。16頭立ての10番人気で7番ゲートからスタート。些か速いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は脚色が衰えて14着に終わった。

3月12日、中1週で迎えた12戦目は、4歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（5戦0勝）。16頭立ての15番人気で11番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後は脚色が悪くなり8着に終わった。

5月14日、中8週で迎えた13戦目は、斎藤新騎手を鞍上に迎えて、4歳以上2勝クラスの邁進特別（新潟芝1000m 曇/稍重）に出走。15頭立ての7番人気で11番ゲートからスタート。3着に入った。

6月11日、中3週で迎えた14戦目は、3歳以上2勝クラスの函館日刊スポーツ杯（函館芝1200m 晴/良）に出走。鞍上は丸山元気騎手（6戦0勝）。14頭立ての12番人気で13番ゲートからスタート。少し速いペースでレースが進む中、馬場の外目を回って終始2番手を追走。直線では余力が残っておらず14着に終わった。

8月7日、中7週で迎えた15戦目は、3歳以上2勝クラスの驀進特別（新潟芝1000m 晴/良）に出走。鞍上はM.デムーロ騎手（2戦1勝）。18頭立ての6番人気で10番ゲートからスタート。11着に敗れた。

10月23日、約2か月半の間隔を開けて馬体重を前走から10kg減らして迎えた16戦目は、菊沢一樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上2勝クラスの妙高特別（新潟ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての11番人気で6番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。最後は垂れてしまい9着に終わった。

12月3日、中5週で馬体重を前走から6kg戻して迎えた17戦目は、3歳以上2勝クラス（中山芝1200m 外回り曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で菊沢一樹騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で13番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はバテてしまい15着に終わった。

2022年12月15日付で中央競馬の競走馬登録を抹消した。

5歳（2023年）

3月1日、約3か月の間隔を開けて迎えた18戦目は、森泰斗騎手を鞍上に迎えて、景星鳳凰賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。12頭立ての3番人気に推されて5番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、4番手を追走していたが、徐々に進出して4コーナーを先頭で通過。最後は脚色が悪くなり6着に敗れた。

3月20日、中2週で迎えた19戦目は、麗日特別（浦和ダート1500m 晴/稍重）に出走。鞍上は2戦連続で森泰斗騎手（1戦0勝）。10頭立ての3番人気で2番ゲートからスタート。端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では伸びが続かず、3着に終わった。

4月5日、中1週で迎えた20戦目は、零れ桜特別（川崎ダート1500m 曇/良）に出走。鞍上は3戦連続で森泰斗騎手（2戦0勝）。9頭立ての3番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線ではいいところがなく5着に敗れた。

4月12日、連闘で馬体重を前走から11kg減らして迎えた21戦目は、和田譲治騎手を鞍上に迎えて、くじら座ダッシュ（船橋ダート1000m 曇/良）に出走。9頭立ての4番人気で1番ゲートからスタート。緩みのないペースでレースが進む中、終始2番手を追走。最後はスピードが落ちてしまい7着に敗れた。

5月19日、中4週で迎えた22戦目は、山崎誠士騎手を鞍上に迎えて、開成町阿波おどり特別（川崎ダート1400m 雨/重）に出走。12頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、途中でズルズルとポジションが下がり、4コーナーを7番手で通過。直線では伸びが劣勢になり11着に終わった。

7月24日、中8週で迎えた23戦目は、野畑凌騎手を鞍上に迎えて、トリカブトスプリント（船橋ダート1200m 晴/良）に出走。8頭立ての6番人気で3番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、速いペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち味の心肺能力で最後まで奮闘したが、バシュラマックに交わされて2馬身差の2着となった。

8月25日、中4週で迎えた24戦目は、やまなみ五湖「津久井湖」賞（川崎ダート900m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で野畑凌騎手（1戦0勝）。11頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では脚が残っておらず6着に終わった。

9月25日、中3週で迎えた25戦目は、藤本現暉騎手を鞍上に迎えて、モミジアオイスプリント（船橋ダート1200m 曇/良）に出走。12頭立ての7番人気で3番ゲートからスタート。ハナを奪う形となり、やや厳しいペースで馬群を先導。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は失速してしまい12着に終わった。

2023年9月28日付で地方競馬の競走馬登録を抹消した。