エルデトリアーノ（1994年生、母タケシバヘリオス）

エルデトリアーノ（1994年3月30日）は、日本の競走馬。牡馬。毛色は鹿毛。種牡馬のロドリゴデトリアーノ（当時5歳）と交配したタケシバヘリオスが14歳のときに産んだ仔が本馬である。産地は北海道浦河郡浦河町、生産者は本巣一彦。戦績は、中央平地21戦3勝2着3回。主な勝ち鞍は1998年の胎内川特別(500万下)。

経歴

デビュー前

蛯名信広厩舎（美浦）へ入厩。

2歳（1996年）

10月5日、デビュー戦は鹿戸雄一騎手を鞍上に据えて、3歳新馬（東京芝1800m 曇/良）に出走。馬体重は486kg。13頭立ての9番人気で3番ゲートからスタート。かなり緩いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは2番手で通過。直線では最後まで息が続かず7着に終わった。

10月13日、連闘で迎えた2戦目は、橋本広喜騎手を鞍上に迎えて、3歳新馬（東京芝1600m 晴/良）に出走。9頭立ての4番人気で3番ゲートからスタート。ハナを取り切り、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では驚異的な末脚を炸裂させて楽々と抜け出し、最後は2着のマウンティバンクに3馬身半の差をつけて初白星を挙げた。

11月2日、中2週で迎えた3戦目は、3歳500万下の百日草特別（東京芝1800m 小雨/重）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（1戦1勝）。12頭立ての11番人気で3番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、3番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。最後はスピードが落ちてしまい11着に終わった。

12月14日、中5週で迎えた4戦目は、岡部幸雄騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（中山ダート1800m 晴/良）に出走。ダート戦への出走は初となった。12頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。ミドルペースでレースが進む中、12番手を追走していたが、途中で一気に進出して4コーナーを7番手で通過。直線では末脚にキレが無く11着に敗れた。

4歳（1998年）

2月14日、約14か月の休み明けで馬体重を前走から30kg増やして迎えた5戦目は、5歳以上500万下（東京ダート1400m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（2戦1勝）。14頭立ての11番人気で5番ゲートからスタート。かなりのハイペースでレースが進む中、終始14番手を追走。直線では他馬と同じ脚勢になってしまい12着に終わった。

3月7日、中2週で迎えた6戦目は、5歳以上500万下の下呂特別（中京芝2000m 晴/良）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は鹿戸雄一騎手（1戦0勝）。16頭立ての15番人気で7番ゲートからスタート。敢然と端をきり、若干緩いペースで一団を引っ張る。先頭のまま半馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後はガス欠状態になり12着に終わった。

3月28日、中2週で迎えた7戦目は、5歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（2戦0勝）。14頭立ての3番人気に推されて4番ゲートからスタート。やや遅いペースでレースが進む中、2番手を追走していたが、徐々にポジションが下がり4コーナーを5番手で通過。直線ではジワジワと長く脚を使ってゴールまで力走したが、4着に終わった。

4月25日、中3週で迎えた8戦目は、5歳以上500万下（新潟芝2000m 外回り小雨/稍重）に出走。鞍上は3戦連続で鹿戸雄一騎手（3戦0勝）。13頭立ての2番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪い、若干遅いペースで一団を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では堅実な伸びを見せたが、カムイシチーに交わされて1馬身3/4差の2着に敗北した。

5月16日、中2週で迎えた9戦目は、5歳以上500万下の胎内川特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。鞍上は4戦連続で鹿戸雄一騎手（4戦0勝）。14頭立ての7番人気で10番ゲートからスタート。主導権を握る形となり、スローペースで馬群を牽引。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では一歩一歩確実に終いの脚を伸ばして先頭を奪い、最後は2着のブランドオアシスに2馬身半の差をつけて久方ぶりに勝利を挙げた。

7月12日、中7週で迎えた10戦目は、5歳以上900万下の織姫賞（福島芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（3戦1勝）。8頭立ての3番人気で4番ゲートからスタート。先頭に立ち、後続を5馬身以上離して、ミドルペースでレースを引っ張る。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が悪くなり5着に敗れた。

7月25日、中1週で迎えた11戦目は、蛯名正義騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の寺泊特別（新潟芝2200m 外回り晴/良）に出走。15頭立ての1番人気に推されて11番ゲートからスタート。ハナを奪い、リードを5馬身以上保って、緩いペースで一団を先導。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では持ち前の勝負根性でしぶとく走り抜いたが、エドノタイクーンに半馬身交わされて2着に敗北した。

11月1日、約3か月半の休養明けで迎えた12戦目は、4歳以上500万下（東京芝2000m 曇/良）に出走。鞍上は2戦連続で蛯名正義騎手（1戦0勝）。15頭立ての3番人気に推されて8番ゲートからスタート。逃げを打つ形となり、後続との差を2馬身以上キープして、平均ペースで馬群を引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は垂れてしまい15着に敗れた。

11月15日、中1週で迎えた13戦目は、4歳以上500万下の野地特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は鹿戸雄一騎手（5戦1勝）。10頭立ての1番人気に推されて9番ゲートからスタート。果敢に端を奪い、ミドルペースで一団を引っ張る。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。直線では余力が残っておらず9着に敗れた。

11月28日、中1週で迎えた14戦目は、4歳以上500万下（中京ダート1700m 晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で鹿戸雄一騎手（6戦1勝）。16頭立ての5番人気で14番ゲートからスタート。主導権を握る恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を先導。しかし、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを4番手で通過。最後は一杯になって16着に敗れた。

5歳（1999年）

7月17日、約7か月半の休み明けで迎えた15戦目は、4歳以上500万下の石打特別（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は橋本広喜騎手（4戦1勝）。18頭立ての9番人気で2番ゲートからスタート。落ち着いたペースでレースが進む中、終始4番手を追走。直線では瞬発力に富んだ末脚を発揮し、3着に入った。

8月1日、中1週で迎えた16戦目は、4歳以上500万下（新潟芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で橋本広喜騎手（5戦1勝）。17頭立ての1番人気に推されて5番ゲートからスタート。敢然と先頭に立ち、ややハイペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。直線では脚勢がやや衰え、3着に終わった。

8月21日、中2週で迎えた17戦目は、大西直宏騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下の白山特別（新潟芝1400m 晴/良）に出走。18頭立ての2番人気に推されて大外18番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、馬場の外目を回って7番手を追走していたが、道中でジワリジワリとポジションを押し上げて4コーナーを5番手で通過。直線では息の長い末脚を発揮したが、3着に終わった。

9月12日、中2週で迎えた18戦目は、4歳以上500万下（中山芝1600m 外回り晴/良）に出走。鞍上は2戦連続で大西直宏騎手（1戦0勝）。16頭立ての1番人気に推されて3番ゲートからスタート。やや緩いペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では持ち前の粘り強さで最後まで脚を伸ばしたが、ベストマリーにハナ差交わされて2着に甘んじた。

10月2日、中2週で迎えた19戦目は、4歳以上500万下の文知摺特別（福島芝2000m 晴/良）に出走。鞍上は3戦連続で大西直宏騎手（2戦0勝）。10頭立ての1番人気に推されて7番ゲートからスタート。端を奪う恰好となり、後続との差を2馬身以上確保して、ユッタリとしたペースで集団を牽引。先頭のまま2馬身以上のリードを保って4コーナーを通過。直線では目の覚めるような末脚を弾けさせて、最後は2着のエイシンアイノウタに1馬身半の差をつけて1番人気に応えた。

12月11日、中9週で馬体重を前走から10kg増やして迎えた20戦目は、田面木博公騎手を鞍上に迎えて、ハンデ戦で4歳以上900万下の初霜特別（中山芝1600m 外回り晴/良）に54kgの軽斤量で出走。16頭立ての11番人気で10番ゲートからスタート。先頭に立つ形となり、少々速いペースでレースを進める。途中で控えて4コーナーを2番手で通過。最後は脚が止まってしまい15着に終わった。

12月18日、連闘で迎えた21戦目は、J.ムルタ騎手を鞍上に迎えて、4歳以上900万下の香取特別（中山芝2000m 曇/良）に出走。11頭立ての8番人気で9番ゲートからスタート。先頭に立ち、ややスローペースでレースを引っ張る。先頭のまま1馬身のリードを保って4コーナーを通過。最後は脚勢が衰えて7着に終わった。