グラスウェーブ（2002年生、母Top）

Grass Wave

2002.04.29

グラスウェーブ（2002年4月29日）は、アメリカ合衆国で生まれ、日本で調教された競走馬。牡馬。馬名の意味は「冠名＋波」。毛色は栗毛。種牡馬のMr. Greeley（当時10歳）と交配したTopが9歳のときに産んだ仔が本馬である。戦績は、中央平地13戦2勝2着1回。主な勝ち鞍は2006年の4歳以上500万下。

経歴

デビュー前

尾形充弘厩舎（美浦）へ入厩。

3歳（2005年）

3月20日、デビュー戦は四位洋文騎手を鞍上に据えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。馬体重は540kg。15頭立ての2番人気に推されて9番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは3番手で通過。直線では迫力のある伸び脚で追い上げたが、勝ったダスティサマーに詰め切れず、3馬身差の2着に敗北した。

4月2日、中1週で迎えた2戦目は、藤田伸二騎手を鞍上に迎えて、3歳未勝利（中山ダート1200m 曇/良）に出走。13頭立ての圧倒的1番人気に推されて10番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、2番手を追走し、4コーナーは先頭で通過。直線では次元の違う末脚を炸裂させて突き抜け、最後は2着のサイクロトロンに3馬身半の差をつけて未勝利戦を制した。

4月24日、中2週で迎えた3戦目は、武豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1400m 晴/良）に出走。10頭立ての圧倒的1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し遅いペースでレースが進む中、終始3番手を追走。直線では余力が残っておらず10着に敗れた。

5月15日、中2週で迎えた4戦目は、吉田豊騎手を鞍上に迎えて、3歳500万下（東京ダート1300m 晴/良）に出走。14頭立ての2番人気に推されて6番ゲートからスタート。やや速いペースでレースが進む中、終始6番手を追走。直線では見せ場なく7着に敗れた。

6月25日、中5週で迎えた5戦目は、勝浦正樹騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下の田舎館特別（福島芝1200m 晴/良）に出走。芝レースへの出走は初となった。16頭立ての5番人気で大外16番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線では見所を作れず6着に敗れた。

4歳（2006年）

3月11日、約8か月半の休養明けで馬体重を前走から10kg減らして迎えた6戦目は、村田一誠騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/稍重）に出走。長時間の輸送競馬は初となった。16頭立ての1番人気に推されて2番ゲートからスタート。少し緩いペースでレースが進む中、終始2番手を追走。直線に入ると、前で粘るデュランティを目の覚めるような末脚で交わし去り、最後は1馬身1/4の差をつけて休養明け初戦をモノにした。

3月25日、中1週で迎えた7戦目は、4歳以上1000万下の千葉日報杯（中山芝1200m 外回り 晴/良）に出走。鞍上は勝浦正樹騎手（1戦0勝）。13頭立ての5番人気で11番ゲートからスタート。少々速いペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。最後はバタバタになってしまい13着に敗れた。

4月16日、中2週で迎えた8戦目は、池添謙一騎手を鞍上に迎えて、4歳以上1000万下の鹿島特別（中山ダート1200m 曇/稍重）に出走。15頭立ての12番人気で8番ゲートからスタート。若干速いペースでレースが進む中、11番手を追走し、4コーナーは12番手で通過。直線では伸びが鈍く13着に終わった。

5歳（2007年）

1月28日、約9か月半の休養明けで馬体重を前走から16kg増やして迎えた9戦目は、田中博康騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 曇/稍重）に54kgの軽斤量で出走。14頭立ての5番人気で8番ゲートからスタート。速いペースでレースが進む中、3番手を追走し、4コーナーは4番手で通過。直線では全く伸びず7着に敗れた。

2月11日、中1週で迎えた10戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 晴/稍重）に54kgの軽斤量で出走。鞍上は2戦連続で田中博康騎手（1戦0勝）。14頭立ての6番人気で8番ゲートからスタート。忙しいペースでレースが進む中、6番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを8番手で通過。直線ではジワジワとしか伸びず7着に敗れた。

12月2日、約10か月の休み明けで迎えた11戦目は、芹沢純一騎手を鞍上に迎えて、3歳以上500万下（中京ダート1000m 晴/良）に出走。16頭立ての8番人気で6番ゲートからスタート。平均的なペースでレースが進む中、7番手を追走し、4コーナーは8番手で通過。直線では鋭い末脚を繰り出せず8着に敗れた。

6歳（2008年）

1月20日、中6週で迎えた12戦目は、4歳以上500万下（小倉ダート1000m 雨/不良）に出走。鞍上は2戦連続で芹沢純一騎手（1戦0勝）。14頭立ての9番人気で9番ゲートからスタート。苛烈なペースでレースが進む中、10番手を追走していたが、途中でジワリジワリとポジションが下がり4コーナーを12番手で通過。直線では伸びを欠き14着に終わった。

3月1日、中5週で馬体重を前走から10kg減らして迎えた13戦目は、安藤光彰騎手を鞍上に迎えて、4歳以上500万下（中京ダート1000m 曇/良）に出走。15頭立ての11番人気で9番ゲートからスタート。平均ペースでレースが進む中、終始13番手を追走。直線では今一つ伸び切れず13着に終わった。